行田市が木綿の産地だったこともあり

江戸時代には地元の名産品となっていた行田足袋。



ピークの1938年頃には

市内に約200軒の工場や事務所が軒を連ね

全国生産の約8割を占めていましたが、

戦後、洋服の普及が進み現在は12軒ほどに・・・。




しかし、「下町ロケット」などで知られる作家、

池井戸潤さんの最新作「陸王」のヒットとともに

今、行田足袋のブランドが注目されています。




執筆にあたって池井戸さんが取材した

行田市で68年続く老舗メーカー「きねや足袋」の

中澤貴之社長が「ニュース930」のゲストとして出演してくれました!

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「陸王」は、足袋の製作ノウハウを活かして

ランニングシューズの開発に挑戦する

老舗メーカーの奮闘を描いた物語。


この構想を池井戸さんから初めて聞いたとき、

「きねや足袋」でもちょうど

ランニングシューズの開発を考えていたため驚いたそうです!


そのランニングシューズというのが、

鈴木アナが履いている「無敵」という商品です。



持ってみると、とても軽く、

親指と人差し指の間が分かれた足袋と同じ作り。


靴底を手縫いで仕上げているため

限りなく裸足に近い感覚で走れるのだそうです。



伝統を守りながらも新たな価値を生み出したいと模索してきた中澤さん。



改良を重ね、およそ2年かけて開発しました。



100年以上前のドイツ製ミシンを使った昔ながらの製法。


厚さ5mm程度のゴムの靴底を職人の熟練の技術で

1つ1つ手作業でつけています。



小説「陸王」の出版後、反響が大きく

「無敵」の売り上げは4倍以上伸びたそうです!!!



小説をきっかけに改めて注目されている行田足袋。





着物や作業着に合わせるだけでなく、

カジュアルで機能性の高い足袋ファッションに

新たな可能性を感じましたキラキラ