今食いしん坊の間で話題になっているイタリア料理店である。
北イタリア地方の郷土料理を出す。
僕もこの地方の料理をいろいろ食べたが、最も現地に近いのではないか。
とにもかくにもうまい。
お酒をいっぱい頼んじゃう。
1・白いかとズッキーニのソテー
ズッキーニの切り方と加熱具合がイカを生かす
2・白インゲン豆煮込み 豆が微笑む
3・カルチョッフィとズッキーニトロンベッタのトリフォラート
とろけていく、優しく甘いカルチョッフィ
4・シラスのフリテッレ
しらすのオムレツだな。しらすの塩気とかすかなえぐみが卵の甘みと抱擁するひと時
5・リッボリータ
余った野菜やパン、豆を煮込んだ、トスカーナのごった煮である。
数多くの店でこの料理を食べてきたが、。この店のそれは、最高だった。
気取りすぎでも、野暮ったくもない。
野菜の優しい甘みと煮込んだパンの渾然とした、まるいうまみが舌を包み込む。
一口食べた途端に、「ああ、おいしい」と、吐息を漏らす。
欠かせないカーボエネロ・黒キャベツのたくましい滋味が底支えをし、その上で野菜や豆がのびのびと味を膨らませ、ふやけたパンが取りまとめをする。
毎日食べても飽きない、大地の暖かさと優しさに満ちている。
目を閉じてもう一度、「ああ、おいしい」と、吐息を漏らす。
6・エトルスカ
にんにく、ゆで卵、バジルを中心としたハーブ。卵の甘さとニンニクのしぶとさをハーブが軽やかに飛翔させる
7・パスタ・ダル・フーモ
小さなペンネにトマトとひき肉、クリーム。その塩梅がすごい
8・ランプレドット
内臓類の脂の甘みと野菜の甘みが丸く一体となった
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