今日 私が話をするのは新ルールの話ではなく、「ルール」というものについて。

 

 

ゴルフというゲームだけでなく、いろいろなスポーツや競技

または家庭の中のルール、会社のルール、社会のルールなど私たちが生きていくうえでいろいろなルールがあります。

 

 

そのルールというものについて考えてみようと思います。

(本文より)

 

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こんにちは

エンジョイゴルフ道コーチ北野正之です。

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昨日は茨城県アマチュア連盟による新ルールの講習会に参加してきました。

 

知っている方も多いと思いますが、来年2019年は大型のルール変更があります。

 

これまでは、4年に1度オリンピックの年にルールの改正が行われていましたが、今回はオリンピックの年ではありません。これだけでも異例ですが大幅な変更を1年間やってみて、また来年も改正が行われるのではと思っています。

 

 

例年の変更ならルールブックを読んだり、ゴルフ誌の新ルールへの変更点の解説を読むくらいで理解できましたが、今回は大幅な変更があるのと、事前の情報では混乱することが多かったので勉強に行ってきました。

 

 

講師は川田太三さんで、あっという間の2時間です。

競技などにも参加するゴルファーで詳しいルールを勉強したい方にはコチラの動画がとてもわかりやすくお勧めです。

2019年ゴルフ新ルール

 

今日 私が話をするのは新ルールの話ではなく、「ルール」というものについて。

 

 

ゴルフというゲームだけでなく、いろいろなスポーツや競技

または家庭の中のルール、会社のルール、社会のルールなど私たちが生きていくうえでいろいろなルールがあります。

 

 

そのルールというものについて考えてみようと思います。

 

 

まず最初にゴルフのルールについてですが、競技に出る方以外はそれほど重要視しなくていいと私は考えます。

特に初心者がゴルフをするケースでは、それがコンペであっても「みんなと同じ」でなくていい。

 

 

たとえば「バンカー」

競技に出る方はバンカーでクラブを地面にソールしてはいけない(置いてはいけない)ことは当たり前に知っていることでしょう。

 

 

しかし私は初心者にはそんなことは教えません。

ただでさえ 上手く打てない状況で、更に難しいことを言われたらパニックになってしまいます(笑)

 

 

たとえクラブを地面につけていたとしても、バンカーから出たら「ナイスアウト」です!

2回打っても出なかったら「手で投げる」のもアリです!

それどころか、1回も打たなくても手で出してもいいのです。

 

 

1メートルがOKでもいい

木の下から打たずに、フェアウエイまで持ってきてもいい

2打目以降もティアップしてもいい

 

 

本当のルールを守るために苦しまなくてもいいのではないでしょうか。

むしろ初心者が楽しむためには「ルールを守る」より「ルールを作り出す」という考えです

 

 

以前 先輩のゴルフコーチがゴルフの初心者のコンペを開催した時には「流石!」と唸ったことがあります。

 

その時のルールは

 

☆パー4のホールで4回打って残り100ヤード以内に入らなかったら、次打はグリーンの横から手で投げる。

(パー3では3回、パー5では5回)

 

☆手で投げた後は、パターで打ちますが、グリーン上で3回打って入らなければ次はどれだけ長くてもOKがもらえる。

 

☆手で投げるのはいつでもアリ(ただし1打とする)

 

 

他にもなにかあったと思いますが、うろ覚えでこんな感じのルールです。

 

 

これなら、上手な人はこのルールに関係なくプレーできますし、初心者も前に進まずに焦ることもありません。

そしてゴルフ場にも他のプレーヤーにも迷惑がかからない。

 

素晴らしいルールだと関心しました。

 

 

 

みんなが楽しめるように。

上手な人も下手な人も、一緒に楽しめるように。

ルールというものは、楽しむための手助け。

私が考えるルールの本来のあり方とはこういうものだと思います。

 

 

 

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ここからは競技に参加するゴルファーに向けての話です。

あなたはどんなゴルファーでありたいですか?

 

 

 

昨日の川田さんが、「ゴルファーの前提が紳士と淑女だということを元に成り立っている」という話がありました。

ここが一番重要なのではないでしょうか。

 

 

ルール違反にならないからと自分に都合よく解釈して、ルールの抜け道を通るタイプの方もいます。

また、ルール違反だと知っていながら、見つからなければいいというタイプの方もいます。

 

それぞれの国の文化の違いで、ある国の方は球を動かしたり、スコアをごまかしたりするのは、野球の盗塁のようなもので見つからないでやるのがテクニックにひとつだと考えているそうです(笑)

 

いろんな考え方があるものです。

 

 

ゴルフのルールの大原則には公正の理念に則って判断するというものがあります。

(それは公平か?他の人も納得できるか?自分で恥ずかしくないか?)

 

そして、ゴルフではスコアを多い分にはそれが採用になり、少ないと失格になります。

ジュニアの頃に教わったのは、「迷ったら多く言いなさい」というのもこれから来ているのでしょう。

 

 

今回の新ルールは今までの規則と違ってかなりアバウトになっています。

しかし、それこそが「自分はどんなゴルファーでありたいか?」を自分に問うことになっていくでしょう。

 

 

ルールにまつわる話がまだ溢れてきたので、また次回もルールについて考えてみようと思います。

次回は自分の楽しみより、ルールを守ることの方が大切だった頃の話です(笑)