新しいクラブを買った生徒さんに教えてたこたとがあなたにも参考になると思い、それについてお話していきます。
新しいクラブを買ったら、早く打ちたくてワクワクしますよね。
早く打ってみたい。
早くコースで試してみたい。
当たるかな~?
飛ぶかな~?
そんな新しいクラブを使うときに注意してほしいことがあります。
それは、
「いきなりフルスイングしない」
まずは40~50ヤードの距離を打ちます。
小さなスイング、ゆっくりのスピードで40~50ヤードを打って、球との距離を調整していく。
野球のトスバッテイングのように、芯に当てる感覚を養っていきます。ゆっくり、ゆっくりと。
球との距離がわかるまで、近づいたり離れたりしながら芯に当たる距離を探していきます。
腕を伸ばしたり縮めたりして無理に当てにいこうとせずに、身体の中心を動かしていきます。
あくまでも自分の心地良さを優先にクラブを振ります。
芯に当てるというより、真に当たっちゃう距離に立てるように。
ゆっくり、ゆっくり、小さなスイング、遅いスピードで振っていくこと。
その距離を掴んだら少しづつスイングを大きくしていきますが、スピードはゆっくりのままです。ゆっくり、ゆっくり。
次に意識するのはシャフトがしなるタイミングです。
どんなタイミングでしなり戻りするのか?
そのタイミングを感じながら振っていきます。
ここまでで10~30球くらい使います。
このくらいクラブのことを理解するため、時間をかけてクラブの特性を知っていく。フルスイングするのは、その先です。
この感じ、人との関係と似ています。
ちょっとずつ会話しながら、距離を測っていく。
無理して相手に合わせようとせずに自分の心地良さを優先に近づいたり、離れたり。
そうしてお互いが心地良い距離を掴んでいく。
そんな感じで新しいクラブと接してみてください。
新しいクラブとも良い関係が築けるように!
それでも合わないクラブはあります。
合わないクラブはバックの中に入れない方がいいですね。
また、相性のいいクラブはそこまで時間をかけなくても距離やタイミングが合いやすいので楽に打てます。
バックの中のクラブ同士も同じタイプのものだと調和が取れているので、アイアンからドライバーまでの流れがいいものです。
1本だけ違うタイプのクラブが入っていると、そのクラブだけうまく当たらなかったり、そのクラブが調和がいいと、他のクラブが調和が悪かったりということが起きます。
全体のバランスはとても大切です。
それについては、また別な時に詳しくお話しますね。
以上、新しいクラブを使う時は
☆いきなりフルスイングしないで、小さなスイングをしていくこと。
☆球との距離を見つけるために、近づいたり離れたりしながら打つこと。
☆ゆっくりのスピードで徐々にフルスイングに近づいていくこと。
これは不調の時の練習方法とも共通になりますので、新しいクラブでなくても効果があります。
お試しください。
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