遠い親戚の赤ちゃん誕生を祝って
お祝いをことずけました。
それが先々月のこと。
お義母さんは
先月は「お礼の電話がない」と催促し
今月は「まだお返しを持ってこない」と
言っています。
お義母さんは、こういう事に厳しい。
私も随分鍛えられました。
特に、冠婚葬祭に関しては
こうあるべきという確固たる信念があります。
お祝いは半返しをするもの。
同意を求められて
つい、曖昧な返事をしてしまいました。
人のうちの事だし
自分もあまり自信がないし
面倒臭いなぁと思う気持ちもあり。。
お祝いとかお返しとかは
気持ちの問題ですよね。
「やらなくてはならない」という義務感で
するのは苦しいなぁと思います。
「義務感」で思い出しました。
結婚してすぐ
「週に一回ぐらいは電話していらっしゃい」
と言われました。
毎回、約一時間ほど話したでしょうか。
でも、私にはそんなに話題はないし
あれこれ詮索されるのも嫌だし
だから、電話をサボるのだけど
次の電話の時に、ビシッと叱られる…
それが、もっと嫌で
仕方なく、毎週かけ続けました。
義務感で。
嫌だ嫌だと思いながらも
つい5年ぐらい前まで
お義母さんの耳が聞こえなくなるまで
毎週、ずっと電話をし続けました。
40年近く?
でも、最後の方は
「私たちは離れて暮らしているのだから
週一の電話ぐらい当たり前か」
と思うようになっていました。
結果的には、これが親孝行になったかなぁ。
形だけでも続けてやっていると
心が伴ってくるのかも知れません。
自分の親にも
こんなに頻繁に連絡することはなかったし
まぁ、思いやる気持ちもなかったですね。
甘えしかなかった。
段々、そんな事にも気付くようになり
「親を思いやる」気持ちが養われていったように思います。
なんだかんだ言っても
お義母さんには、親孝行の仕方を教えてもらいました。
義務感は苦しい。
ずっと苦しかった。
それでも、学ぶことは、たくさんあったかな。
