きょうの太陽から 2013年12月17日 | すずきふみよしの「星の音を聴く」

すずきふみよしの「星の音を聴く」

読むこととはすなわち聴くこと。耳を傾けること。
ホロスコープから「聴いた」ものを、そして感じとったものを、日々丹念に言葉にしていきます。

サビアンシンボルは
射手座25度「おもちゃの馬に乗ったまるまる太った少年」

このシンボルのキーノート(基調)は
「活用をまだ夢見るにすぎない力を予期しての楽しみ」

きょうはどんな日?
想像力をじゅうぶんに働かせて時間空間ともに離れたさまざまなものごとへの関心を満たすべく予行演習を展開しておきたいときです。

環境に順応し変化に適応したことについて自身の知的発達の関心に応じた報酬が見込め、またそれを今後の展開の自己資本にし得るときというのがきのうでした。首尾よく真似することを同化のテクニックとして利用できたのであれば、それに対しての報酬が見込める。自分の目的に応じた規模での幸福を享受しようという具合でしたが、漏らさず手に入れられたでしょうか。きょうは楽しみつつもたくさん頭を使いましょう。

幾分クローズドではあれ真似を通じて環境への順応や変化への適応を果たしたところへ、言わば身の丈にあった幸せが訪れるという体感が得られたのではとおもいます。あと出しのようですがきのうの大きなポイントはその訪れに気づくかどうかというところでした。コテージは地域共同体の共有施設で、そこでの生活に馴染んでいる状態が前提として暗示されていますが、青い鳥は門に止まっているわけでこれは幸福が〈外部〉からやってくることも示されているわけです。より正確に言うならば、順応し同化してはいるけれども自分の関心はあらかじめすでに外へと向いていて、だからこそ訪れにも気づくことが可能となるということです。逃さずにものにできたのであれば物質的にも精神的にも大きな充足があることでしょう。そうでないとしても引き続き関心は外部へと向けられており、空間的にだけでなく時間的にも離れたものごとについての興味が膨らんでいる状態でしょう。シンボルに描かれているのはおもちゃの馬ですが、馬とは古くからごく最近まで人間にとっては実に大きな可能性をもたらす存在でした。移動手段として重要な役割をもち、空間を征圧すると同時にその地にあるさまざまなものを手にすることを可能にしてきました。自身の能力と世界を拡張する非常に有効な道具であった馬ですが、それを模したおもちゃに乗って遊ぶということは、自分の潜在性を開発してより広い世界を知り手に入れることをシミュレーションしているのです。21度で示された模倣の効用や想像力とフィクションの活用は、このようにさらなる発達を見せていくというわけです。またおもちゃの馬にまたがり上下と前後の周期的な律動を体験することは性的な体験のシミュレーションであるとも言えます。借りてきた片眼鏡をかけて犬とじゃれていた少年は確実に成長へと向かっているのです。怠惰な自己耽溺に没入したり自分の功績や長所やそれに伴う評価や報酬を訴えることに対しまったくもって無邪気な率直さを示す傾向が見られるときでもあります。ただ素直でありさえすればよいのか想像力を現実に及ばせてよくかんがえましょう。