6月21日が誕生日の有名人 | すずきふみよしの「星の音を聴く」

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読むこととはすなわち聴くこと。耳を傾けること。
ホロスコープから「聴いた」ものを、そして感じとったものを、日々丹念に言葉にしていきます。

6月21日が誕生日☆ジャン=ポール・サルトル
双子座30度「海辺に集まったたくさんの群衆の前の、水着を着た美人の行列」
生命力のほとばしりを妙技の披露をもって表現した29度の次は、その表現について社会的な評価を勝ち得たいと望む度数。「個人的な美点と競争のなかから社会的基準を設定すること」

「この、大変アメリカ的な光景から、太古からある、いくつかのレベルで機能している基本的な作用を見出すことができる」とルディアは述べている。水着を着た美人の行列を〈アメリカ的〉と断ずるあたりに、失笑を禁じ得ないとともに彼の茶目っ気を感じるが、ともあれさらにこう続けられている。

「社会は、いくらかの、集団的に受容可能な文化の基準を設定して、それを満たし具体化した者には、威信や名声を与えることによって報いている。物理的にも精神的にもだ。これが、自分の完璧で具体的な表明に社会的イメージを与えたいという欲求と競争意識を生み出すことになる」

サルトルが〈アンガージュマン〉と言ったのは、世界内存在である人間が、現在の状態から自己を解放しながらも、新たな状況のうちにあえて自己を拘束する行為をさした言葉である。それがいつしか知識人や芸術家の社会参加をさす言葉になってしまったが、背景にあるのはやはり、競争意識や名声を求める心なのかもしれない。

まとめ。
存在の浅薄さをとり除き本質を結晶化しようとする(26度)
地に固着した存在から脱却し複雑で緊張した人間関係に参入していく(27度)
新たな課題のために過去から自由になり耐えがたき重圧からの解放に向かう(28度)
重圧からの解放ののちに、生命力のほとばしりを妙技の披露をもって表現する(29度)
その表現について社会的な評価を勝ち得たいと望む(30度)


さて、ここまでの5度分の総括であり、16度からの総括でもあり、もちろん双子の集大成でもある。知的な発達、知性化というものが双子のテーマだったが、その過程はここで、一応は完結である。ルディアは述べている。「充足は個の意識の上の新たな要求に繋がっている。ショーは終わった。決断のときである」と。

6月21日が誕生日で太陽が双子30度の人物としてほかに、ゴットフリート・ライプニッツ、本居宣長、ジェーン・ラッセル、ジュディ・ホリデイ、モーリン・ステイプルトン、ラロ・シフリン、長山藍子、堀晃、レイ・デイヴィス(キンクス)、鈴木ヒロミツ、山崎哲、都倉俊一、名越康文、青山剛昌、石井浩郎、片岡K、松本伊代、ラリー・ウォシャウスキー、ジュリエット・ルイス、笛木優子など。

29度では相沢忠洋、フランソワーズ・サガン、秋元順子、長谷川初範、大木ひびきなど。

蟹座1度ではウィリアム王子。

サルトルとサガン。30歳年下の同じ誕生日の女性と、晩年に交流を深めるってのは、ずいぶんしみじみとしたものだとおもう。衰え行く自分の生命に、彼女の太陽の炎を乗せているような。けっして情熱的ではないけれど、心が温まる。

Lalo Schifrin - Enter the Dragon Theme

ラロ・シフリンという名前にピンとこなくても、この「燃えよドラゴン」や「ダーティハリー」などの音楽を手がけた人だよと言えば通じるだろう。
「エクソシスト」の音楽担当を、ウィリアム・フリードキン監督の怒りに触れたため降板させられたという話を、つい先週友人からきいて知った。監督は「このストラヴィンスキーもどきが!」と罵って、録音したてのテープを窓から駐車場に向かって放り捨てたとのこと。

その没になったサントラがこれ。

これじゃヒッチコックの映画みたいだとおもう。

山本リンダ/どうにもとまらない

都倉俊一といえば、山口百恵かピンク・レディーかと迷った末に、やっぱり山本リンダを。