気になる人が出来た。

僕には長い間想い続けている子がいて、その子とやっと心をかよわせたばかりだ。
彼女の事が大切で愛しくてしかたない。

だけど気になる人ができた。・・・最低。

いままで友達だった奴が急に気になりはじめた。
僕らはギリギリの線を歩いていた。その線を踏み外さない様にいつも丁寧に慎重に歩いてきた。

手を伸ばせば届いてしまうその夢は、壊れていくことを想像するのは容易く、そして淡い。
とどいた瞬間に全て悪夢となり、僕を苦しめるだろう。

臆病な僕には何の勇気もないけれど、心が痛く切ない。

久しぶりに色んな事を頑張ってみた。

動き始めると意外と進んで行くもので、
エンジンのかかりが悪いのは使わなかったせいなんだと今さら気付く。

「一生懸命が似合わないね」と笑って、彼女は僕の飲めないコーヒーを飲んだ。

彼女の前髪が少し長くなって、手を繋ぐ言い訳の出来る季節はもうすぐやってくる。

まだ風邪は治らない。
風邪をひいた。

熱が出ると淋しくなる。
淋しくなると昔の事を思い出してしまう。

去年別れてしまった彼女の事をふと思い出した。

誤解と嫉妬で最後はめちゃめちゃだったのに、
思い出すのは彼女との幸せな生活だけだ。

あの手も髪も胸も、嫌な事は全部忘れさせてくれるセックスも
全部全部むかしの話だ。
それでも、きっと今でも遠くにいても彼女の事をすぐに見つけられると思う。
もう僕のものでは無いけれど。

あーあ。
熱が出るとそんな事ばっか思い出して、やっぱり淋しくなるから嫌だ。
二日酔い、、かなぁ。
頭と体が一日中痛い。

天気が良かったので何かしようと思い、洗濯と風呂掃除をする。

じっとしてても浮かんでくるのは結局は一つだけ。
何かしていないと落ち着かない。

洗濯物を干してから近くの温水プールへ。
息を止めては吸いをくりかえす。

ただそれだけ。

ただそれだけなのに、時々忘れてしまいそうになる。
21:00
友達の忘れ物を届けに待ちあわせ場所へ。
そのまま我が家へ移動して飲む。

酒とその場の雰囲気の力を借りて愛しのあの子に電話してみた。
あの日から連絡してなかったので、本当はずっと声が聞きたかった。

声を聞いた途端に酔いがさめた。
酔ったふりして電話は切った。

君の事を惑わせてしまってゴメンよ。
でも僕も苦しいんだ。
10時起床。
そのまま待ち合わせの渋谷へ。

打ち合わせ→食事→買い物 仕事用に着物の端切れを購入。

夕方、恵比寿に移動して飲む。
酔っぱらって記憶を無くす。

携帯の履歴で電話してはいけない人に連絡していた事が判明。

がーん。

Aさん、幸せになって下さい。
君は君であって他の誰でも無いのだから、他の人に出来る事が出来ないとしても
それは個性なのだから気にすることはない。君には君のやり方があるはずだよ。

と、、言われた。

そうなんだよ、結局。
変な夢を見た。

大学の友達が明日死んでしまう。
棺桶の中に入って土に埋まり死ぬのを待つんだと言う。
「2週間くらいで死ねるらしいよ」と言う彼女に僕は涙を流して何故かと聞く。
晴々とした顔で「もう決めたことだから」と彼女は笑って言う。
その時彼女が持っていた一人旅用のガイドブックを受け取り夢は終わった。

なんだかよく分からないけど、気持ち悪くて目が覚めた。
現実世界にいるのか分からなくて、とりあえずテレビを見た。
何を見たかは覚えて無い。
久しぶりに掃除をしてみた。
懐かしい写真や雑誌が出てきたので見ていたら夕方になった。

お腹がすいたのでカレーを作ったら、
その匂いにつられて突然あの子がやって来た。

もう遅いから帰りなよって言おうかと思ったけど、
もったいないから時計は見ないふりをした。

眠いと言うから一緒の布団に入って手を繋いだ。
僕は眠ろうと思っても眠れなかった。

朝になってキスした。

聞きたい事は山程あるけど、
今日は全部忘れてあげようと思う。
友達と家で飲み会。今年初の鍋。うめぇ。

酔いつぶれる寸前に友達から聞いた別れ話。

10年一緒に居ても別れるのは一瞬だった。でも幸せだった。
そう言って泣いてた。

バカだから何て言えば良いのか分からなかった。

大人って切ない。