PIONEER PC-5MC | 趣味と日常のお話

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パイオニアの高出力MCカートリッジ、PC-5MCです。

 

レコード盤の音溝から針先が拾った振動を電気信号に変換するのがカートリッジの役割です。大きく分けてMMカートリッジとMCカートリッジの2種類があります。

 

振動を電気信号に変換するにはコイルとマグネット(=磁石)を使用しています。

磁石を固定して、コイルを振動させて発電するのがMCカートリッジです。

コイルを固定して、磁石を振動させて発電するのがMMカートリッジです。

 

このようなパッケージで販売されていました。

購入価格は\7,200(税込)

 

高出力MCカートリッジとは、MCカートリッジでありながらMMカートリッジ並みの出力電圧をもつカートリッジです。アンプの設定はMMポジションで使用します。

 

ヘッドシェルに取り付け

 

再生周波数 10~32,000Hz

出力電圧    2.2mv

適正針圧    1.7~2.3g (2.0g)

 

出力電圧はMMカートリッジ並みです。一般的なMCカートリッジの出力電圧の10倍って所ですね。

 

針の裏側です。

 

拡大した画像です。黄色い丸印の中に注目です。

MCカートリッジなので、カンチレバーの根本にコイルが2つ

付いています。

 

一般的なMCカートリッジは、針を取り外すことが出来ないので、針交換の際は販売店で本体をまるごと新品に交換ですが、このカートリッジはMMカートリッジと同様に本体はそのままで針を交換することが出来ます。

 

交換針が中古レコード店で販売されていたので、迷わず2つゲットしました。値札は\5,000になっていますが、中古レコード店の値札ではありません。ひとつ\2,000程度で買ったと記憶しています。この交換針を購入した中古レコード店は既に存在しません。

この交換針は、JICOやNAGAOKAで現行生産されているモデルには無いので、今となっては貴重品です。

 

 

針カバーは本体側に付いています。

すっきり軽快な音、これはこれで楽しめます。

決して価格が何倍も高価なカートリッジの音と比べてはいけません。\7,200のカートリッジに勝ち目はありませんから。笑

 

取扱説明書です。

※画像を左クリックすると拡大表示されます。

 

取扱説明書は上位モデルのPC-6MCと共用です。

どうやらPC-6MCとPC-5MCの違いは針先のチップみたいです。

輸出専用モデルなので、日本語の取扱説明書はありません。

輸出専用モデルなのに何故か国内で販売されていました。逆輸入品?パイオニアさんも在庫処分に困ったのかな?(謎)

 

この投稿はマニアック過ぎるネタなので、今夜は別ネタをもうひとつ投稿しますね。