LPレコードを乗せられたり、スピーカーを乗せられたりと、
ブログ用画像の撮影台として大活躍(?)しているDIATONE DS-200Zです。本来の役割は「TVの音出し」です。
お生まれは1992年なので今年31歳、一昨日のKENWOOD LS-11EXと同い年です。定価もLS-11EXと同じ、2本で\60,000-です。(専用台のDK-200Zは別売です。2台で\22,000-)
専用台DK-200Zの上に鎮座しています。
幅206×高さ333×奥行240mm 重量6.0Kg
16cmウーファーと2.5cmツィーターの2wayです。
背面です。
こちらもLS-11EXと同じく、手抜きなしで仕上げ
られています。
接続端子はLS-11EXに比べると小型で貧弱です。
金メッキもされていません。
従って、経年劣化で表面はくすんでいます。
専用台DK-200Zの背面は、MDF材の表面がむき出し
なのがわかります。メーカーは、このように見えない
所を手抜きして、コストダウンを図ります。
比較すると同年代で同価格でもあり、LS-11EXの
コスパの高さがわかります。
KENWOODさん、LS-11EXで利益は出たのかな?
このDS-200Zが、うちにやって来たときはウーファーのエッジがカチカチに硬化していて、低音がまったく出ないカンカンした音でした。見た目の状態は上々でも音がまったくダメで、長年放置していました。
エッジがカチカチに硬化するのはDIATONEスピーカーの持病です。エッジの裏側に厚く塗布されているダンプ材がカチカチになるのです。
誰が始めたのか(?)カチカチになったエッジを柔らかくする方法が「ブレキーフルードの塗布」です。重い腰を上げて作業することにします。
100円ショップの筆を使って塗ったのはコレです。
大きさの比較の為、単3電池を並べてみました。
必要になる量はわずかなので、これでも十分過ぎる量です。
緑茶のペットボトルのキャップに少量を移して作業開始です。
表側からは塗りたくなかったので、ユニットを取り外してエッジの裏側から塗りました。DS-200Zは、ユニットのゴムカバーをめくると木ねじの頭が4本見えるので、それをドライバーで外せばユニットを取り出せます。ユニットのゴムカバーを剥がしてしまうと、あとで元に戻す作業が増えるので、剥がさないで作業します。
~ 2年以上前に行った作業です。
まさかブログを始めるとは思っていなかったので、
作業工程は撮影していません。
撮っておけば良かったですね。 ~
塗っては一晩放置してを繰り返して一週間程で作業完了です。2本のユニットを処理するのに、ブレーキフルードはペットボトルのキャップ1杯分も使っていないと思います。
エッジが柔らかくなるとカンカンした音が大変身、良い音が出るようになりました。
小型スピーカーでも明るく張りのあるDIATONEの音がしています。今夜も元気にTVの音出しの役割を担っています。
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2025.3.8追記
2025年3月、再びDS-200Zのウーファー・エッジの軟化作業を行いました。




