アシダ音響のヘッドホン ST-31 | 趣味と日常のお話

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アシダ音響のヘッドホン『ST-31』のご紹介です。

 

かつてはモニターヘッドホンとしてレコーディングスタジオで多用されていたモデルです。赤、青、黄、黒など豊富なカラーバリエーションが用意されていました。

 

低域がドンドン高域がシャリシャリとうるさい音、低域と高域を極端に強調した音をドンシャリと言いますが、ST-31はこのドンシャリ感が強調されないフラットな音作り。実際に使用してみて、シンバルの音が耳に突き刺さるような感じではないのが好印象です。ドンシャリ感満載のCDを某社のヘッドホンで聴くと、シャリシャリ音が耳に刺さって聴いていられなくなりますけど、ST-31なら大丈夫です。

※某社のヘッドホンに問題があるのではなく、ドンシャリ感満載の音作りをしているレコード会社の方が考え物かと。ドンの方はともかくシャリの方は耳に悪いですよ。

 

ST-31は良く言えばドンシャリしない、悪く言えば上も下も出ないヘッドホンです。モニター用途に開発されたモデルなので、音楽を楽しく聴かせるタイプではないでしょうけれど、細かい音をわかりやすく分解してくれます。側圧が強いので遮音性は良好です。その代わり耳が痛いことも。(笑)

 

ステレオ標準プラグ仕様なので、ミニプラグ仕様の機器と接続する時は変換アダプターが必要です。

 

20年ほど使っていますけど、さすがは業務用です、劣化は見られません。頑丈に出来ています。

 

このヘッドホンはZARDの坂井泉水さんが愛用されていたことで有名みたいです。ヘッドバンドに”ZARD”” Izumi Sakai”と印字したテプラを貼ったST-31を使われている映像を観たことがあります。

 

ST-31はとっくの昔に生産完了しています。

アシダ音響さんでは近々ST-31-02の発売を予定しているようです。予定価格は\17,000~\21,000とか。ST-31が\20,000だったので同じような価格です。モニター用ではなく音楽用にチューニングされたモデルとのことで期待大です。

 

※ST-31-02の報道記事です。

アシダ音響、伝説のモニターヘッドフォンが音楽用として復活 - AV Watch (impress.co.jp)