何が身体に良いの?悪いの? | さすらいの針灸師 松浦健太郎のブログ

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いつも医療ニュースのメルマガを読んでいるのですが、今日目に入ったニュース。


緑茶で乳がん防げない? 1日10杯でも差なし

2010年10月28日 提供:共同通信社


緑茶をたくさん飲んでも、乳がんになる危険度は変わらないとする疫学調査結果を国立がん研究センターが28日、発表した。1日10杯でも差はなく、同センター予防研究部の岩崎基(いわさき・もとき)室長は「緑茶の摂取で乳がんの予防効果は期待できない」としている。

同センターによると、緑茶に含まれるカテキンなどのポリフェノールには抗酸化作用があり、動物実験などでは乳がんを予防する可能性が示されているが、人間を対象とした疫学研究では結果はさまざまという。

1990年と93年から、岩手など9府県の40~69歳の女性計約5万4千人を平均14年追跡調査した。期間中に581人が乳がんを発症した。

緑茶を飲む頻度が週に1杯未満から、1日5杯以上まで、飲む頻度を6段階に分けて比べたが、はっきりとした関連はみられなかった。

このうち約4万4千人について、緑茶をよく飲むグループを細分化して分析(追跡期間は約10年)。1日7~9杯、10杯以上など頻繁に飲む人での危険度の違いも調べたが関連はなかった。煎茶(せんちゃ)と番茶・玄米茶との違いも危険度には影響しなかった。


~~~ ここまで ~~~



動物実験であったり、試験管でや理論上では~~と言われた物が常識でまかり通っている事があります。

実際にはこの様な追跡調査の様に、身体に良いとか言われている物も意味が無かったり人によっては悪影響を与えている物もあります。


また、過去に○○と言われていた物が最新の研究では○○とわかりました。等という事も今後も多々出てくる事でしょう。


その前に何か出来るか?と言うと、その対象となる物を食べていて「自分の身体が良くなっているか悪くなっているか、客観的に観察する」コレしかないです。しかしこれが中々難しい。がんとか精密な検査を受けないといけない物は普通では更にわかりません。


東洋医学では食材を経験的に分類して温めるや冷やすやこんな体質の人に良いという事なんかをまとめてきました。


そのお勧め本はコレ
東方栄養新書
http://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E6%96%B9%E6%A0%84%E9%A4%8A%E6%96%B0%E6%9B%B8%E2%80%95%E4%BD%93%E8%B3%AA%E5%88%A5%E3%81%AE%E9%A3%9F%E7%94%9F%E6%B4%BB%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB-%E6%A2%81-%E6%99%A8%E5%8D%83%E9%B6%B4/dp/4901767186/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1288277853&sr=8-1


余談1 男性でも乳がんになります。

余談2 緑茶は胃を冷やします。温めて飲んでも冷え症の方、下痢傾向の方。アイスを食べて頭痛が出る様な方にはお勧めしません。


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