富士山頂
昨日(7月4日)TV朝日系で放送。
【富士山頂】
出演:石原裕次郎、渡哲也、山崎努、芦田伸介、
宇野重吉、東野英治郎、勝新太郎、
市原悦子、星由里子、加藤武、田中邦衛 他
原作:新田次郎
(完全ネタバレです)
3774mの富士山頂にレーダーを設置できれば、南方800kmに近づいた台風をキャッチできる。
気象庁側器課長(芦田伸介)は台風の被害を減らす為、富士山頂にレーダーをとりつけることに情熱を燃やす。
三菱電機技術部員(石原裕次郎)も、技術者の立場から富士山頂のレーダーに情熱をかけ、富士山頂の地盤について調査していた。
半ば他社排除のような入札の形で三菱電機が落札、工期2年の工事が始ったが・・・。
馬主親分(勝新太郎)の率いる荷馬車隊が登って行く傍らを、ブルトーザーをゆっくりと追い抜いて行く。
七合八勺まで、荷物は馬で運びそこからは強力によって運ばれる、という今までの搬送形態を覆す出来事であった。
現場監督(山崎努)のもと、屈強な者を選んだはずが、高山病と労働条件の悪さで逃げ出してしまう労働者。
それを見ていた馬主親分(勝新太郎)が、自分の村の暴れ者たちを駆り集めて来てくれる。
霧と雨の為1年目の作業は大幅に遅れた状態で2年目を迎える。
朝日ヘリのパイロット(渡哲也)が、富士山頂付近の気流を調査し、乱気流の発生しない時で、一定の地点さえ避ければ飛ばせられると断言。
ヘリコプターによる機材の搬入が可能となり1年目の遅れを取り戻す。
最後の難関は直径9m、重量500kgのドームを基礎台に設置する作業。
ヘリコプターによる吊り上げ重量ギリギリの重さ。
乱気流のない快晴の状態で、風速5km~10kmまででないと、ヘリコプターは飛ばせられない。
何日か待った或る日、1時間だけ出来た絶好のコンディション。
渡哲也が操縦するヘリコプターがゆっくりと下降し、作業員が急いでボルトで固定する。
工事作業員らが下山し、観測所員と石原裕次郎が残っていた時、室戸沖に台風が接近してきている報せが気象庁に入るが、室戸沖の観測所では台風の速度が速すぎてキャッチ出来ないとの無線が入る。
まだ許可の下りていない状態ではあったが、芦田伸介の上司(宇野重吉)が私個人の責任として許可し、レーダーを起動。
そこに映し出されたのは、富士山直撃の台風であった。
直撃があった為、風速計は風速95mで故障してしまったが、ドームは風速100m以上でも耐えられることを実証してみせた。
以後、今も尚、富士山頂における気象観測レーダーは健在である。
気象庁職員であり、この工事にも携わった著者だから書けた舞台裏。
映画としては、大きなスクリーンで観てみたいと感じさせられました。