燃えよ剣(上・下) 司馬遼太郎
(上)
幕末動乱期を新撰組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子〝バラガキのトシ〟は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上がりの寄せ集めにすぎなかった新撰組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。「竜馬がゆく」のと並び、〝幕末もの〟の頂点をなす長編。
(下)
元治元年六月の 池田屋事件以来、京都に血の雨が降るところ、必ず土方歳三の振るう大業物和泉守兼定があった。新撰組のもっとも得意な日々であった。やがて鳥羽伏見の戦いが始まり、薩長の大砲に白羽でいどんだ新撰組は無残に敗れ、朝敵となって江戸へ逃げのびる。しかし、剣に憑かれた歳三は、剣に導かれるように会津若松へ、函館五稜郭へと戊辰の戦場を血に染めてゆく。
以上、新潮社文庫の背表紙の紹介文引用。
前記事で龍馬を扱ったので片手落ちにならないように、今回は、土方歳三を主人公とする本書の紹介です。
この、剣に生きた土方像の憧れ、憧憬する方も多いと聞きます。