龍馬の黒幕 明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン (加治将一)
内容紹介
<龍馬斬殺! 死の直前、最後の手紙ーー。/「龍馬の暗号」を解読! 殺害犯はこの男だ/自民党幹事長代理・石原伸晃氏、公明党代表・太田昭宏氏、HP上にて絶賛!>
一八六七年十二月十日夜、坂本龍馬斬殺。犯人は新撰組とも京都見廻組ともいわれている。しかし矛盾と謎が多すぎる。真犯人は誰か? 浮かび上がる「龍馬の手紙」―幕臣勝海舟、英国武器商グラバーと行動を共にした龍馬が、死の直前に書いた最後の手紙に込めた「暗号」を読み解くことで、龍馬暗殺犯、さらには幕末維新の真相を暴く、驚愕の書! 待望の文庫化。(四六判『あやつられた龍馬』改題作品)
著者について
一九四八年生まれ。米国でのビジネスを経て、帰国後執筆活動に入る。本書は、フリーメーソンの実像に迫る『石の扉』、明治天皇の謎を解いた『幕末 維新の暗号』、「魏志倭人伝」に隠された朝廷の秘密を暴く『舞い降りた天皇』と並ぶ、「禁断の書」四部作の一冊。『借りたカネは返すな!』『アルトリ岬』ほか、小説、経済書、カウンセリング書など著書多数。
以上、Amazonより引用。
原題の『あやつられた龍馬<明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン>』で読みました。
表紙開きより
龍馬をあやつった陰の「力」とは、
そしてなぜ彼は暗殺されたのか!?
●なぜ下級武士の龍馬が「薩長同盟」を仲介できたのか
●謎の武器商人、トーマス・グラバーとは
●グラバー邸の「隠し部屋」には龍馬がいた
●英国公使館を放火した伊藤博文が「英国密航」できた理由
●「亀山社中」は武器輸入のダミー会社
●日本人初のフリーメーソン・メンバーと薩摩藩士・五代友厚の密会
●龍馬が「最後の手紙」に込めた暗号と「龍馬暗殺」の真犯人
龍馬を愛する人(私も含めて)の多くが司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んで、彼の生き方の共感を覚え彼に憧れ尊敬・敬愛の念を抱いていることと思います。
ただ、この竜馬像は、司馬さんが作り出した小説の中の竜馬であり、司馬さんの中で都合の悪い部分は、割愛または、事象を異なえて描かれています。
龍馬が明治維新の立役者として浮かび上がってくるのは、維新後、明治政府の重要なポストを薩長土肥の薩と長が殆どを占めてしまったとき、土佐出身の陸奥がそのことを妬んで、「維新の功労者は坂本龍馬である」みたいな話を新聞社等に話し、時の皇后が「龍馬の夢に見た」とかいうデマ?によってである。
一躍有名になるまで、歴史上の文献には殆ど出てこない存在になっていたのを、陸奥宗光により第一次のブームが起こり、第二のブームの火付け役が司馬遼太郎である。
いろいろな龍馬に関して出版されているものを読むうちに、龍馬というのは、旧政治形態を変えようという発想ではなく、根っからの商魂によって自分の商売がし易い土壌を逸早く確立したいが為の『船中八策』ではなかったのかなあと思うようになっています。
武士の発想がないのは、それが為で一介の商人が歴史上に登場することは殆どなく、出てこなくて当たり前、本書ではフリーメーソンにいいように使われた挙句に、使い捨ての駒のような扱いをされるのは、寂しい気もしますが、これは、著者のフリーメーソンへの思い入れからの論考ですから仕方のないことかもしれません。
とは云うものの司馬さんの竜馬を今尚愛し、龍馬も竜馬であってほしいという願望を抱いています。