芙蓉の人 (新田次郎)
文春文庫から出版されています。
以下、背表紙の紹介文引用。
時は明治28年である。正確な天気予報をするためには、どうしても富士山頂に恒久的な気象観測所を設けなければならない。そのために野中到は命を賭けて、冬の富士山に登り、観測小屋に籠った。一人では無理だという判断と夫への愛情から千代子は後を追って山頂に登る。明治女性の感動的な物語がここにある。
以上。
日本で芙蓉峰といえば富士山のことらしいです。
その富士山に自費で小屋を作り名目だけの気象庁嘱託の肩書きで気象観測を行おうとした夫、野中到を追って登山した明治時代のまだまだ封建的な社会の中で、富士山頂において女性上位な行動を行った日本で最初の女性に焦点を絞った作品。