これは反米感情からくるものじゃない。
でも、戦後から今に至るまで、日本という国がどれだけ“自分の頭で決める力”を奪われてきたか、少し立ち止まって考えたいと思った。

戦後、日本はアメリカの支援で復興し、経済大国になった。
けれどその裏で、政治、外交、安全保障、教育、メディア──あらゆる分野に“自立できない思考様式”が、気づかないうちに深く根を張ってしまった気がする。

たとえば外交や防衛の話になると、すぐに「危険だ」「戦前回帰だ」とレッテルを貼って思考が止まる。
教育も、“考える”より“従うこと”を美徳とし、組織は“変えないこと”を安定と勘違いする。
政府や官僚組織、そして企業の上層部までもが、責任を取らない体質の中で何も変えようとしない。

こうして私たちは、気づけば“自分たちで未来を選ばない文化”の中に生きている。

でも、自分たちの国のかたちは、本来自分たちで決めるべきだ。
どんなにアメリカと関係が良くても、それは対等であるべきだし、
「従属」のままでは、世界の中で尊敬される“成熟国家”にはなれない。

今回の選挙では、そういった思いを込めて投票しようと思っている。
原爆を落とした国に、自分たちの国づくりを任せたという現実。
そこから続く思考停止と依存体質。
でも、だからこそ、怒りや悲しみではなく、冷静な“意志の選択”として、自立の一歩を踏み出したい。

たった一票かもしれないけど、
「日本は考え直す時期にきている」──その意思表示になると信じている。