円タク | マック J&B blog

円タク

円タクの話が出たついでに。


昭和初期、都内だったら何処までも一円で行けるタクシーを円タクと言った。


当時は未だ国産乗用車は生産してなかったので米製フォードを使用。


車内は意外と広くて、前後のベンチシートに6人、前の座席の背から折りた

たみの子供用補助座席が出るようになっていたので定員は8人。


     1932製造フォード


当時の都内の道路事情は数本の舗装軍用道路があるだけで、ほとんどは

未舗装で砂塵を巻き上げて走っていた。


料金は僅か一円でも一般家庭では利用することはなく、少し裕福な人や

第一次世界大戦の後で大東亜戦争の前の軍需景気にあやかった人達が

利用していたようだ。


我が家でも冠婚葬祭時には利用したので、円タクに乗れるとなると嬉しくて

前の晩から眠れなかったのを覚えている。