かつて、オジー・オズボーン・バンドでリード・ギターを弾いた
ジェイク・E・リーが目の前でギターを弾いている。

どれほど待ち望んだことだろう?

20年?25年?

あまりにも長い年月だったが、信じる者は救われる。

red-dragon-cartel01.jpg

BADLANDSのときはブルーズブームだったから、少し前まで
速弾きだったり、ちょっと前までLAイケイケだった連中まで
ルーツはブルーズだとかインタビューで答えていて、もうある日
突然時代と世の中が変わってしまった不況時代のような錯覚を
させられたものだったけれども、あれから更に長い年月を経て、
ようやく聞きたかったザクザクギターを引っ提げて帰ってきて
くれた。

公開されたオフィシャルのPVを観たときの、その鳥肌が立つ
感動は今後も忘れることはないだろう。

そのジェイクが、目の前でThe Ultimate Sinのリフを弾き始めて
いるのだ!

red-dragon-cartel02.jpg

救われる瞬間、生きる喜びとはこのことを言うに違いない。

ショウは、新譜からとバッドランズがほとんどで、オジーの頃の
楽曲は少ない。というか、これとアンコールのBark At The Moon
だけだ。Shot In The Darkを聞きたかった自分としては、もち
ろん消化不良は残る。

しかしながら、まだ楽しみが残ったと解釈すればいいだろう。
もうこれまでと同じだけの長さを待たされることもなかろうかと
思う。

もし、次の機会にShot In The Darkを聞くことができたら、その
時は最高にビールが美味しい夜になるに違いない。

ジャックダニエルの薄いハイボールを飲みながら、そんなことを
考えた夜になった。

感謝!