序盤戦のハイライトともいうべき一本。序盤戦というのは、私
だからで、他の皆さまにとって今回最高の一本のうちのひとつ
だったに違いありません。

ウィスキー・エージェンシーがリリースした1975年蒸溜の
34年熟成です。50.6度。

benriach1975.jpg

テイストは南国のフルーツ。マンゴーやパパイヤが全開といった
風情で、缶詰のパイナップルにかぶりついたようなビタミンCが
たっぷりという、太陽が燦々に照らすかのような華やかな味わい
のなかに、シェリー樽ならではの発酵臭が若干感じられるのは
なぜでしょうか?

基本的には、酵母違いのバーボン樽ではないかと思われるのです
が、このあたりの風味の理由は私の能力では分析できません。
すみません。

というものの、大変貴重な一本であることは間違いなく、じつは
このボトルだけ一人一杯までという制限がついていました(笑)。

そのくらいビックリするほど美味しいお酒だということです。

感謝!