駅弁シリーズの最終回は、東京・品川のそぼろ弁当です。
この駅弁も復刻版で、限定販売商品でした。

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日本の鉄道が一番最初に開業したのは、新橋ー横浜間である
ことは、広く知られていますけれど、当時の新橋駅と横浜駅は
現在の同名駅とは場所が異なっていまして、当時の新橋駅は
旧汐留貨物駅とされていましたので、現在の最寄駅は品川駅
ということになりますね。

それで、当時の弁当の復刻版ですので、この駅弁は非常に
歴史的価値のあるものということになります。

現代の、ボリュームたっぷりテンコ盛り弁当と比較すると、
シンプルすぎるくらいの第一印象を持ちますが、当時の時代
背景を踏まえて内容をみてみると、鳥そぼろだけではなく、
焼き鮭やエビフライなども入っていて、当時としては庶民
にはとても手が出ないであろうご馳走だったことは、容易に
想像できます。

じつは、この日は他所での食事を考えていて、駅弁を買って
食べようとは思っていなかったのですが、こういう値打ちに
気づいたら買って経験せずにはいられませんでした。

繰り返しますが、限定発売でしたので、これも何かのご縁
だと思います。ごちそうさまでした。

感謝!