昨年も書きまして、1年ぶりのパート2でございます。

冬の風物詩といいますか、毎年恒例行事といいますか、柿の木の
剪定作業をいたしました。

柿の木というのは、毎年非常に多くの枝を出して成長しますので、
剪定をして枝を落とさないでいると、数年で10メートル伸びる
なんてことも珍しくありません。

都会/地方に限らず、非常に背の高い柿の木があるのは、冬の
時期に剪定をしなかった証左ですが、もし柿を捥がずに生らして
おくのならば、それは秋に美しい日本の風景を演出してくれる
ので、それも由と思います。

然れども、秋に美味しい柿を捥いで、澄んだ空気と冷たい水から
点てたお茶を味わいたいならば、この寒い時期の剪定は必須作業
というわけです。

そういうわけで対峙する柿の木はこんな状況。

柿木剪定1.jpg

去年の1年間で、枝が先に伸び、さらに太い枝のあちこちから
新芽が伸びています。これを放置すると祭りになってしまうので、
思い切って真っ直ぐ伸びる枝を止めます。

柿木剪定2.jpg

これらの剪定前/選定後の写真を見ると、こんなに切ってしまう
のかと思われるでしょう。単なる剪定だけなら、ここまで切る
ことは稀ですが、木全体の大きさを一回り小さくしたいので、
最先端の一つ手前の節で落としているのです。

作業に入る前に、木の全体を眺めると、どこにどうやって鋸を
入れたらいいのか皆目見当がつかないものですが、場数を踏ん
で経験豊かになってくると、木の下から眺めたときにどこに
鋸を入れたらよいかイメージができるようになります。

あとは精度の問題ですが、この精度を高めていることができれば、
名人級にもなれるでしょう。

今年はターさんに近づけたかな!

感謝!