友人の寺西隆行さんから、樋渡市長の講演会をやるからお出でよ
とお誘いをいただきまして、三島へ出掛けてきました。

神奈川の人間の感覚では、三島は箱根を越えればすぐ着くので、
東名経由としても1時間半~2時間くらいの感覚なのですが、
昨今はもっぱら新宿にいたり出掛けたりしておりますので、改め
て考えてみると、随分遠いなという感じです。
しかし講演をして下さる樋渡市長というのは、佐賀県は武雄市の
市長さんですので、三島なんて目じゃありません。だったら、
行くしかないと思いまして、事務所を夕方早めに出ました。
しかし、わざわざ伊豆国まで出掛けた甲斐がありました。
まず、講演の内容が多岐に亘ること。実際には樋渡市長の著書
「首長パンチ」の内容と重複するのですが、起こった出来事
よりも、どうしてそれをやったか? 始めるときに何を意図した
のか? という、思考や気持ちのようなインビジブルなもの
の方が重要でした。
首長パンチ/樋渡啓祐
眼に見えないものを話そうとすると、とかく話は難しく退屈な
ものになりがちです。そこを、樋渡市長は卑近な例を出して
みせたり、ギャグで笑いを取ってみたりと、「地方自治体の
市長の講演会」のイメージを打ち破る方法論をもって、
【新しいことを始めるのは、こんなに楽しいことなんだ】と
聞き手の頭の中にイメージを描かせることに成功しました。
多くの方のご感想は、面白かったとか、楽しかったというもの
でしたけれども、たとえテーマは固くても、卑近過ぎる例は
お笑いライヴのように一過性になってしまいます。
しかし、何故これをやるのか? どうやって実現したか?
というプロセスを丁寧に解説することによって、参加者に
納得という長期記憶に残る講演となっていました。
笑いの点をとってもプロ顔負けの素晴らしさでしたのに、
市長の前に社会人として、さらにその前に生活者として、
普通の感覚で聞いて話す、ことの大切さを教えてもらった
ような気がします。

地方自治体として、いち早くfacebookを活用する等のソーシャル
メディアの使い方としては、情報ではなく共感だと、時代は
東日本大震災を境に前後で異なっているんだと仰いましたが、
樋渡市長自身は単にそれだけに留まらず、新しい社会の創造
には立場や利害を超えて「人がどう生きたいか」という、
幸福感のようなものを見つめて生きておられるように
感じました。
講演会のタイトルである「共感の魔法」というのは、寺西さんが
付けられたのではないかと思いますけれども、共感の魔法
自体を語るのではなくて、講演会を終えた後で講演会自体が
共感の魔法だったことが素晴らしかったと思いますし、
樋渡市長は、著書に書かれているように、今でも沖縄を歩いて
出会って聞いて話した原体験を大切にされているように
思います。素晴らしい方でした。
感謝!
とお誘いをいただきまして、三島へ出掛けてきました。

神奈川の人間の感覚では、三島は箱根を越えればすぐ着くので、
東名経由としても1時間半~2時間くらいの感覚なのですが、
昨今はもっぱら新宿にいたり出掛けたりしておりますので、改め
て考えてみると、随分遠いなという感じです。
しかし講演をして下さる樋渡市長というのは、佐賀県は武雄市の
市長さんですので、三島なんて目じゃありません。だったら、
行くしかないと思いまして、事務所を夕方早めに出ました。
しかし、わざわざ伊豆国まで出掛けた甲斐がありました。
まず、講演の内容が多岐に亘ること。実際には樋渡市長の著書
「首長パンチ」の内容と重複するのですが、起こった出来事
よりも、どうしてそれをやったか? 始めるときに何を意図した
のか? という、思考や気持ちのようなインビジブルなもの
の方が重要でした。

首長パンチ/樋渡啓祐
眼に見えないものを話そうとすると、とかく話は難しく退屈な
ものになりがちです。そこを、樋渡市長は卑近な例を出して
みせたり、ギャグで笑いを取ってみたりと、「地方自治体の
市長の講演会」のイメージを打ち破る方法論をもって、
【新しいことを始めるのは、こんなに楽しいことなんだ】と
聞き手の頭の中にイメージを描かせることに成功しました。
多くの方のご感想は、面白かったとか、楽しかったというもの
でしたけれども、たとえテーマは固くても、卑近過ぎる例は
お笑いライヴのように一過性になってしまいます。
しかし、何故これをやるのか? どうやって実現したか?
というプロセスを丁寧に解説することによって、参加者に
納得という長期記憶に残る講演となっていました。
笑いの点をとってもプロ顔負けの素晴らしさでしたのに、
市長の前に社会人として、さらにその前に生活者として、
普通の感覚で聞いて話す、ことの大切さを教えてもらった
ような気がします。

地方自治体として、いち早くfacebookを活用する等のソーシャル
メディアの使い方としては、情報ではなく共感だと、時代は
東日本大震災を境に前後で異なっているんだと仰いましたが、
樋渡市長自身は単にそれだけに留まらず、新しい社会の創造
には立場や利害を超えて「人がどう生きたいか」という、
幸福感のようなものを見つめて生きておられるように
感じました。
講演会のタイトルである「共感の魔法」というのは、寺西さんが
付けられたのではないかと思いますけれども、共感の魔法
自体を語るのではなくて、講演会を終えた後で講演会自体が
共感の魔法だったことが素晴らしかったと思いますし、
樋渡市長は、著書に書かれているように、今でも沖縄を歩いて
出会って聞いて話した原体験を大切にされているように
思います。素晴らしい方でした。






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