今日は、あまりキレイな話ではありませんので、もし食事
中の方がいらっしゃいましたら、後回しにして下さい(笑)
さて、皆さま「東京・世田谷」というと、どんなイメージを
お持ちになりますでしょうか?
-オシャレ
-閑静な住宅地
-成城、等々力、二子玉などのブランドイメージ
だいたい一般的に、こんな「高級」なイメージだろうと思い
ます。
そんな世田谷のあるところに一軒のラーメン店があります。
名誉のために名前は明かさないことにします。
その店の前にはいつも行列ができているので、よほど美味し
いのだろうなと思って、いつか食べてみようと思っていまし
た。
ある日、お昼に何を食べようかと思った際に、そのラーメン
店のことを思い出して出掛けてみると、開店直後だったから
でしょうか、行列はなくスムーズに店に入れました。
店内に入って驚くのは、まったく殺風景なインテリアと、お
世辞にも綺麗とは言えない店内。
壁は汚れたままで埃がつき、床はところどころ剥がれてデコ
ボコ、椅子は座面が破れ中のスポンジが飛び出ています。厨
房の奥からは下水の異臭がしました。
一瞬にして、来てはいけないところに来てしまったのではな
いかと思いました。
指示された場所に座り、ラーメンができるのを待っている間
に周囲を見回してみると、来店客は皆黒いブルゾンを着た大
学生くらいから20代半ばの男ばかりで、全員無言で携帯の
画面に見入って待っています。カウンターには、業界用語で
いう「太郎ちゃん」が走っていました。
しばらくしてラーメンが出来上がってきて、さらに驚き。丼
の角が欠けているのです。しかも一ヶ所ではなく何ヶ所も。
数えませんでしたが、6~8ヶ所くらい欠けていたのでない
でしょうか。
ラーメンそのものは、とんこつ醤油のいわゆる「家系」と呼
ばれるスタイルに近く、さらに油が多めのスープに、田舎う
どんかと思うような太い麺が丼から溢れるようして入ってい
ました。
一口食してみると、芯まで茹っていません。それでも溢れん
ばかりの太い麺ですので、食べているうちに伸びて少しずつ
食べられるようになりました。
食事としては、ちょっと他に例えようがない酷い体験でした。
ここで真面目な話に戻ると、飲食業のにはSQCという基本
原則があります。Service, Quality, Cleannessの略です。
多くの飲食店は、このSQCをどこまで高められるか一生懸
命努力しているわけですが、このラーメン店はSQCのどの
観点からしても、基本などまるで興味がないかのようです。
例えるならば、野戦の戦闘中にエサをかき込むような経験で
す。美味しいものを食べようと、お金を払っている対極の出
来事だったと思います。
しかし、他の来店客はみな黙々とそこでラーメンを食べてい
て、店頭には毎日入店を待つ行列ができます。
これは一体なんでしょうか? 自分だけがおかしいのでしょ
うか? 何度も自問しました。
ひとつハッキリとしていることがあります。田舎うどんのよ
うな太い麺です。これは他のどこに行ってもありません。
その太い麺を脂ぎった豚骨しょう油のスープで食べる。
30代の私にはキツイと感じるラーメンですが、20代の前
半ならパワフルで旨いと感じるだろうことは想像できます。
これが美味しいという人が毎日行列を作るのでしょう。
このお店は、おそらく顧客満足やマーケティングなど考えて
いないでしょう。私はこれが正解だとは思いませんが、商売
のやり方としては「有り」なんです。だから毎日行列ができ
て繁盛している。
必ずしも良いとは思いませんが、基本を無視したとしても他
所のどこにもない商品が受け入れられれば、ゴーイングコン
サーンは成立する。あえて評価すれば、この店はブルーオー
シャン戦略を実行して成功しているのです。
マーケティングやブランディングなどと言う前に、競争しな
いできないというユニークさが如何に大切か、教科書に載り
うるジョークのような事例です。
これから起業しようという方、すでに起業していて競争の厳
しさと経営に悩んでいる方、ある意味での勉強として一度訪
れてみてはいかがかと思います。
-----------------------------------------------------------
◆ビジネスLIVE「売れる営業」をテーマに開催します。
ビジネスリーダー向けの交流会「ビジネスLIVE」を定期
開催します。「上質」と「仕事の本質」を追求することを理
念とし、「協働」を基礎テーマに毎回さまざまな企画を実現
する、参加しやすく気持ちのよい各種イベントを目指してい
ます。
社会人として一定期間仕事をして成長すると、あるとき人を
指導する立場に立ちます。それは、同じ仕事をするチームの
リーダーであったり、企業内での役職が上がる所謂出世であっ
たり、起業・独立等で経営者になったときであったりします。
いわゆる「人の上に立つ」と言われることですが、こういっ
た場面で、スムーズに従来どおりの成長や達成が難しくなる
ことがよくあります。「名選手名監督ならず」といわれる現
象です。これは、なぜでしょうか?
それはこれまで自分ひとりの努力を最大化して目前の作業を
こなすことに一生懸命だった仕事への取組み方から、自分と
は違う言葉を持ち、違う考え方をし、違う行動(生活)する人
に、自分の成果と同等かそれ以上のパフォーマンスを求める
ことから問題が始まります。
多くの場合、「なぜ言ったことをやってくれないのか?」
「なぜ自分から進んでやろうとしないのか?」「なぜ分かっ
てくれないのか・・・」と悩んだり、髪の色が変わってしま
うような苦労を味わったりすることが多いようです。
その原因は、「原理を共有できていないこと」にあります。
1+1の答えは2ですが、これは小学校の算数の授業で習っ
たから誰もが同じ答えを達成できるのです。もし、小学校の
算数で習うことなく成人し仕事を始めるようになると、それ
こそ真面目に1+1は「田」と答える人が出てくるでしょう。
これは足し算という原理を共有できていないことが上手くい
かない原因なのです。
企業理念や当期の目標に向かって努力している事業活動にお
いて、原理が共有できていなければどうなるでしょうか?
例えば、「今期の当社の業績が悪化したので、来期はもっと
頑張ろう」と経営者や管理職が言うと、それを聞いた部下は
「もっと営業を頑張って売上を上げよう」と考えたり、「もっ
と経費を削減してコストダウンしよう」と考えたりします。
それぞれの考えは正しいですが、同じ仕事をするチーム内で
別々のことを考えたら成果は最大化できません。やはり先の
疑問の壁に当ってしまうのではないでしょうか。
「組織でビジネス活動を行う」において、このように原理は
大切なものであり、昨今のメディアでよく目にする「マーケ
ティング」や「セミナー」「ブランディング」などをつまみ
食いするだけでは、自己啓発になるにせよチーム全体や会社
全体の業績向上には必ずしも結びつかないのです。全チーム
や全社挙げてパフォーマンスを向上させるには、「原理と行
動の両方を共有する」ことが必要になってきます。
この原理と行動の共有こそが、ビジネスLIVEの活動です。
この想いを実現するため、参加者同士がお互いに磨きあって
「共に同じ空気を共有する」イベントを目指しています。
とはいっても、誰でも参加できる敷居の低い会でもあります。
ぜひお気軽にご参加くださいませ。
さて、今回開催のビジネスLIVEでは、「売れる営業」を
テーマに営業のプロを招いて、事業活動における「営業を深
く考える」”勉強会スタイルのビジネスLIVE”を開催し
ます。
■ビジネスLIVE テーマ:「売れる営業」
日 時 2012年4月10日(火)19:00~21:00
(受付時間 平日18:45~)
場 所 CafeMiyama 渋谷東口駅前店
(JR・東急・井の頭線・地下鉄渋谷駅東口から南方面徒歩1分
東京都渋谷区渋谷3-19-1 オミビル地下1階)
地 図 http://g.co/maps/6hzf5
※渋谷駅東口を南方向へ。歩道橋で国道246号線(玉川通り)を
越えて、明治通りをはさんだ渋谷警察署向かいにある山下書店
の地下1階です。
定 員 15名
参加費 3,000円
(税込み・当日受付時にお支払下さい。お釣りのないようお願
いします。)
お申込み ビジネスLIVEのサイトからお願いします。
http://www.new-company.jp/business-live/
なお、ビジネスLIVEの定期開催にあたり、4月~翌年3
月を年1期とする年度制と会員制を導入しますので、受付時
に年会費1,000円を申し受けます。
「上質」をキーワードにしていますので、定員は最大15名
とさせていただきました。少人数制により安価な参加費で内
容の濃い時間を過ごしていただきたいと考えております。
ご興味ある方は、ビジネスLIVEのサイトからお申し込み
ください。心よりお待ちしております。
http://www.new-company.jp/business-live/
※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジ
ネスに関する情報はメルマガを優先して公開しています。
いち早く最新情報をお読みになりたい方は、まぐまぐから
無料でメルマガ登録 できます。
感謝!
中の方がいらっしゃいましたら、後回しにして下さい(笑)
さて、皆さま「東京・世田谷」というと、どんなイメージを
お持ちになりますでしょうか?
-オシャレ
-閑静な住宅地
-成城、等々力、二子玉などのブランドイメージ
だいたい一般的に、こんな「高級」なイメージだろうと思い
ます。
そんな世田谷のあるところに一軒のラーメン店があります。
名誉のために名前は明かさないことにします。
その店の前にはいつも行列ができているので、よほど美味し
いのだろうなと思って、いつか食べてみようと思っていまし
た。
ある日、お昼に何を食べようかと思った際に、そのラーメン
店のことを思い出して出掛けてみると、開店直後だったから
でしょうか、行列はなくスムーズに店に入れました。
店内に入って驚くのは、まったく殺風景なインテリアと、お
世辞にも綺麗とは言えない店内。
壁は汚れたままで埃がつき、床はところどころ剥がれてデコ
ボコ、椅子は座面が破れ中のスポンジが飛び出ています。厨
房の奥からは下水の異臭がしました。
一瞬にして、来てはいけないところに来てしまったのではな
いかと思いました。
指示された場所に座り、ラーメンができるのを待っている間
に周囲を見回してみると、来店客は皆黒いブルゾンを着た大
学生くらいから20代半ばの男ばかりで、全員無言で携帯の
画面に見入って待っています。カウンターには、業界用語で
いう「太郎ちゃん」が走っていました。
しばらくしてラーメンが出来上がってきて、さらに驚き。丼
の角が欠けているのです。しかも一ヶ所ではなく何ヶ所も。
数えませんでしたが、6~8ヶ所くらい欠けていたのでない
でしょうか。
ラーメンそのものは、とんこつ醤油のいわゆる「家系」と呼
ばれるスタイルに近く、さらに油が多めのスープに、田舎う
どんかと思うような太い麺が丼から溢れるようして入ってい
ました。
一口食してみると、芯まで茹っていません。それでも溢れん
ばかりの太い麺ですので、食べているうちに伸びて少しずつ
食べられるようになりました。
食事としては、ちょっと他に例えようがない酷い体験でした。
ここで真面目な話に戻ると、飲食業のにはSQCという基本
原則があります。Service, Quality, Cleannessの略です。
多くの飲食店は、このSQCをどこまで高められるか一生懸
命努力しているわけですが、このラーメン店はSQCのどの
観点からしても、基本などまるで興味がないかのようです。
例えるならば、野戦の戦闘中にエサをかき込むような経験で
す。美味しいものを食べようと、お金を払っている対極の出
来事だったと思います。
しかし、他の来店客はみな黙々とそこでラーメンを食べてい
て、店頭には毎日入店を待つ行列ができます。
これは一体なんでしょうか? 自分だけがおかしいのでしょ
うか? 何度も自問しました。
ひとつハッキリとしていることがあります。田舎うどんのよ
うな太い麺です。これは他のどこに行ってもありません。
その太い麺を脂ぎった豚骨しょう油のスープで食べる。
30代の私にはキツイと感じるラーメンですが、20代の前
半ならパワフルで旨いと感じるだろうことは想像できます。
これが美味しいという人が毎日行列を作るのでしょう。
このお店は、おそらく顧客満足やマーケティングなど考えて
いないでしょう。私はこれが正解だとは思いませんが、商売
のやり方としては「有り」なんです。だから毎日行列ができ
て繁盛している。
必ずしも良いとは思いませんが、基本を無視したとしても他
所のどこにもない商品が受け入れられれば、ゴーイングコン
サーンは成立する。あえて評価すれば、この店はブルーオー
シャン戦略を実行して成功しているのです。
マーケティングやブランディングなどと言う前に、競争しな
いできないというユニークさが如何に大切か、教科書に載り
うるジョークのような事例です。
これから起業しようという方、すでに起業していて競争の厳
しさと経営に悩んでいる方、ある意味での勉強として一度訪
れてみてはいかがかと思います。
-----------------------------------------------------------
◆ビジネスLIVE「売れる営業」をテーマに開催します。
ビジネスリーダー向けの交流会「ビジネスLIVE」を定期
開催します。「上質」と「仕事の本質」を追求することを理
念とし、「協働」を基礎テーマに毎回さまざまな企画を実現
する、参加しやすく気持ちのよい各種イベントを目指してい
ます。
社会人として一定期間仕事をして成長すると、あるとき人を
指導する立場に立ちます。それは、同じ仕事をするチームの
リーダーであったり、企業内での役職が上がる所謂出世であっ
たり、起業・独立等で経営者になったときであったりします。
いわゆる「人の上に立つ」と言われることですが、こういっ
た場面で、スムーズに従来どおりの成長や達成が難しくなる
ことがよくあります。「名選手名監督ならず」といわれる現
象です。これは、なぜでしょうか?
それはこれまで自分ひとりの努力を最大化して目前の作業を
こなすことに一生懸命だった仕事への取組み方から、自分と
は違う言葉を持ち、違う考え方をし、違う行動(生活)する人
に、自分の成果と同等かそれ以上のパフォーマンスを求める
ことから問題が始まります。
多くの場合、「なぜ言ったことをやってくれないのか?」
「なぜ自分から進んでやろうとしないのか?」「なぜ分かっ
てくれないのか・・・」と悩んだり、髪の色が変わってしま
うような苦労を味わったりすることが多いようです。
その原因は、「原理を共有できていないこと」にあります。
1+1の答えは2ですが、これは小学校の算数の授業で習っ
たから誰もが同じ答えを達成できるのです。もし、小学校の
算数で習うことなく成人し仕事を始めるようになると、それ
こそ真面目に1+1は「田」と答える人が出てくるでしょう。
これは足し算という原理を共有できていないことが上手くい
かない原因なのです。
企業理念や当期の目標に向かって努力している事業活動にお
いて、原理が共有できていなければどうなるでしょうか?
例えば、「今期の当社の業績が悪化したので、来期はもっと
頑張ろう」と経営者や管理職が言うと、それを聞いた部下は
「もっと営業を頑張って売上を上げよう」と考えたり、「もっ
と経費を削減してコストダウンしよう」と考えたりします。
それぞれの考えは正しいですが、同じ仕事をするチーム内で
別々のことを考えたら成果は最大化できません。やはり先の
疑問の壁に当ってしまうのではないでしょうか。
「組織でビジネス活動を行う」において、このように原理は
大切なものであり、昨今のメディアでよく目にする「マーケ
ティング」や「セミナー」「ブランディング」などをつまみ
食いするだけでは、自己啓発になるにせよチーム全体や会社
全体の業績向上には必ずしも結びつかないのです。全チーム
や全社挙げてパフォーマンスを向上させるには、「原理と行
動の両方を共有する」ことが必要になってきます。
この原理と行動の共有こそが、ビジネスLIVEの活動です。
この想いを実現するため、参加者同士がお互いに磨きあって
「共に同じ空気を共有する」イベントを目指しています。
とはいっても、誰でも参加できる敷居の低い会でもあります。
ぜひお気軽にご参加くださいませ。
さて、今回開催のビジネスLIVEでは、「売れる営業」を
テーマに営業のプロを招いて、事業活動における「営業を深
く考える」”勉強会スタイルのビジネスLIVE”を開催し
ます。
■ビジネスLIVE テーマ:「売れる営業」
日 時 2012年4月10日(火)19:00~21:00
(受付時間 平日18:45~)
場 所 CafeMiyama 渋谷東口駅前店
(JR・東急・井の頭線・地下鉄渋谷駅東口から南方面徒歩1分
東京都渋谷区渋谷3-19-1 オミビル地下1階)
地 図 http://g.co/maps/6hzf5
※渋谷駅東口を南方向へ。歩道橋で国道246号線(玉川通り)を
越えて、明治通りをはさんだ渋谷警察署向かいにある山下書店
の地下1階です。
定 員 15名
参加費 3,000円
(税込み・当日受付時にお支払下さい。お釣りのないようお願
いします。)
お申込み ビジネスLIVEのサイトからお願いします。
http://www.new-company.jp/business-live/
なお、ビジネスLIVEの定期開催にあたり、4月~翌年3
月を年1期とする年度制と会員制を導入しますので、受付時
に年会費1,000円を申し受けます。
「上質」をキーワードにしていますので、定員は最大15名
とさせていただきました。少人数制により安価な参加費で内
容の濃い時間を過ごしていただきたいと考えております。
ご興味ある方は、ビジネスLIVEのサイトからお申し込み
ください。心よりお待ちしております。
http://www.new-company.jp/business-live/
※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジ
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