「例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、或いは殺さ
れても当局は一切関知しないから、そのつもりで。」


ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル

不可能な作戦を遂行する部隊がIMF。その4回目の作戦はモス
クワ、ドバイ、ムンバイが舞台。いよいよIMFを解体する指令
が下されたという内容。

テレビドラマの作風を引きずる1作目、完全スクリーン・ヴァー
ジョンに昇華した2作目、リヴァイヴァル期待に応えて王道を確
立した3作目に次ぐ、4作目は「変化」によって期待を裏切る王
道を貫いた印象です。

前作では日本の新幹線が登場して、すわ次作は日本が舞台かと思
われたはずでしたが(私も以前に同じようなことを書いたような
気がしますが)、残念ながら東欧と中東、インドに持っていかれて
しまいました。

本作はパラマウント映画の作品で、トム・クルーズが製作権をもっ
ているそうですが、かつてMGM社の経営に参画したとき同じよ
うな人気スパイ映画に登場するかと思いきや、実現することなく
退任してしまった経緯を考えると、その頃考えていたイメージを
この作品に投影させたのかな?なんて思います(笑)。

報道等で伝え聞くところによれば、早くも次作の製作期待が高まっ
ているそうですけれども、次こそはいよいよ日本で撮影してもら
いたいと思いますが、次は「温故知新」によって新鮮な作品に挑
戦するなんてどうでしょう?

もし新幹線を使うなら、「そうだ京都に行こう」なんてどう?

感謝!