ふコハルは一年生
学校の勉強の進み具合が
滅法はやいのだと
リョーコさんは
コハルが付いていけなくならないように
必死でサポートをする
日課が増えたらしい

算数がさっぱり
分からないらしいだと
こぼしていた

落ち着いて
人の話をきくことが
できないから
大変なのは想像に難く無いが
さあ
コハルは
どうこの人生を自分と向き合って
戦っていくのだろう?
(決して嫌な相手じゃないから
と思うねん、ジィジィは)

「コハル、先生とは仲良し?
怒られたことある?」

と尋ねると
「コハルが懸垂ばっかりやってから
先生、『椅子もらうで〜』
っていわはる」

「コハル学校でも
懸垂やってんの?」

聞くまでもなかった
コハルの懸垂好きは
鼻くそを舐めると
同じくらいの習慣だ

「こんなめんどくさいこと
いつもかつも
出来るのは『才能だ』」と
娘は
無責任に言って笑うが
懸垂で身を立てるすべなど
いまだ聞いた事がない

ほら

こんなかんじで

どこででも懸垂出来る



低〜テーブルでも

この通り



おかげで

コハルの胸の筋肉は

横に張りだして

お腹もシックスパックが

くっきり


昨日、ラムーに

買い物に行ったら

4歳のひよりを差し置いて

ずっと

抱っこをさせられた


いつだって

コハルのゆりかごで

居てやりたいけど


コハル

ジイジの右腕にぶら下がって

懸垂するのは

勘弁してくれ〜


首と肩の凝りが

とらへんくて

なんぎしてんのや〜