ここ最近は
この異常な暑さのせいで
昼の散歩をサボりがち
けど、
今日は少しだけ
暑さもマシなようだから
イオンまで
買い物に歩いて行こうかな。
壁掛け用のフックも
欲しいし。
と思いながら
イオンの中を歩いていると
携帯が鳴った。
あれっ!お袋やん?
「お母ちゃんどうしたん?
なんかあった?」
「うぅん!忘れちゃってさ。
昨日も電話しようって
思ってたのに・・」
(あれっ?なんか送ってたっけ?)
「おかあちゃん、キミちゃんが
なんか、送ってた?」
「いや、そうじゃないよ。
『おめでとう!』って言おうと
思ってさ。」
「な〜んだ、そんなことで?
でも、ありがとうね。
なんやかや言うても
私もこの歳まで
元気で
やって来れましたからね。」
「そうだよ。本当にそうだよ。
感謝しなくちゃね〜。」
晩御飯の後
家内に
「あっ!今日、お袋から
電話あってん。
俺、
キミちゃんがなんか送ってて
そのお礼の電話かな
って思ったら
『誕生日、おめでとう』
だって!」
家内は、少し躊躇う様子から
おもむろに切り出して
「私、あんたに
『お母さんに電話しぃ!』
って言ってやろうって
思ってたんよ。」
と言った。
私は、すこし
頭が混乱しかかった。
「誕生日っていうのは、
自分が親に感謝する日やって!」
「あ〜!なるほど。
言われてみりゃ確かに。
俺の方から
お袋に電話せなあかんかったんや。」
(だのに・・
お袋から『感謝しなくちゃね』
って言われても
反応出来んかった。)
(ホンマにそうや・・
お袋に、何か
贈っといたろ。)
キミちゃん
ありがとね。
こんな鈍感でゴメンね〜。