マドレーヌ寺院 | すっかりパリ生活

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マドレーヌ寺院の近くにいたのでふらりと入ってみた。オペラ座からも徒歩ですぐ。幾度となくこの前を通ったことがあるし、コンコルド広場から眺めることもあるのに、そういえば一度も中に入ったことがなかった。正面の階段の脇はいつもキレイにお花が植えられています。

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階段を登って後ろを振り向くと、まっすぐ先にコンコルド広場のオベリスクと、そのまた先のブルボン宮まで見渡すことができます。
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入口のドアには「十戒」のレリーフがあり、みんなが触るところが光ってる。
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正面の彫刻は「最後の審判」。彫刻がとても美しい寺院です。

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中に入るとちょうどミサが終わるところでした。後方の席に座り、静かにミサが終わるのを待ち、信者の方々が帰るのを待ってから中央祭壇へ近づきました。パリの教会や寺院などは、一部を除いて、ミサの最中でも観光客が入れるようになっています。観光客にとっては、時間を気にせず入れてよいかもしれませんが、写真を撮ったり、話し声が聞こえたりなど、マナー違反も多くみられます。神聖な場所だからこそ、最低限のマナーは守りたいものです。
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マドレーヌ寺院といえば、ギリシャの神殿風の外観が特徴。寺院を取り囲むコリント式の円柱は52本もあるそうです。ナポレオン1世がローマ・ギリシャ文化が好きだったために、このような外観で作られたそうです。その後、ルイ18世がここを教会とするように決めるので、パリでは他に例のない古代ローマ風の教会となったのですね。遠くに見えるブルボン宮も同じく、ナポレオンが建築させたギリシャ風の建物で、これまたコリント式円柱の正面。マドレーヌ寺院と(距離はあれど)向かい合う位置にあるのが面白い。