自由の国のはずだったアメリカで20年前には考えられないことが起きています。

 

今回は州政府が「環境問題」解決のために市民から格安の値段で土地を買収しに来ている、という話。

 

 

 

テネシー州政府当局が、民主党のジョー・バイデン大統領が掲げる環境保護アジェンダの目標を達成するため、アメリカの農家から土地を接収する動きを見せている。

 

テネシー州は南部にあり、伝統的に共和党が強い州です。つまり、「小さな政府」を支持し、個人の権利を重視する側の政党です。だから個人から資産を奪い取るなんてありえない、と思ったのです。調べてみたら州知事も共和党なので驚きました。

 

同州は、数十億ドル規模の電気自動車(EV)工場を新設するために再利用されるメンフィスのすぐ東にある農地を没収するよう提訴している。

フォード・モーター社は、56億ドルの電気トラックとバッテリー工場をテネシーの田舎町に建設する計画を発表した。
 

EVのバッテリーの大半が中国で製造されています。安全性を全く省みない中国製のバッテリーは文字通りとつぜん燃え上がるから危険極まりないです。メイド・イン・アメリカなら確かにまだマシだし、テネシー州内に雇用を作ることになるので州側としては歓迎、というところでしょうか。

 

テネシー州の政府関係者は、環境保護アジェンダを遵守することに熱心で、フォードの電気自動車プロジェクトを促進するために、黒人農家から土地を差し押さえる用意があるほどだ。

Reason誌が報じた、「Blue Oval City」をテネシー州に建設することを決定するに至った立法上の歪みを少し紹介する:

 

 

    

テネシー州を選んだ見返りとして、州議会はフォードに8億8400万ドルの州奨励金を与える法案を圧倒的多数で承認した。

その中には、州の現在の予算余剰から5億ドルの助成金と、道路整備に2億ドル、インフラと解体サービスに1億3820万ドルなど、用地準備に3億8400万ドルが含まれている。

また法案では、開発に代わって契約を締結する権限を持つ11人構成の理事会「Megasite Authority of West Tennessee」の資金として745,100ドルが配分された。

また、施設とそれを支えるインフラの建設を促進するために、土地収用権を行使して民間の土地を取得することも可能だ。

 

土地収用権(Eminent Domain)は、私有財産の優先というアメリカの概念とこれ以上ないほど相反するものである。

土地収用権とは、政府とその代理人が、公共のために私有財産を差し押さえるために主張する権限のことである。

土地所有者がその財産に対して「正当な補償」を受けることを条件に、土地所有者の意思に反して土地を取り上げることができる。

この制度の支持者は、その権限として憲法修正第5条を挙げる。

憲法修正第5条の該当箇所は次の通りである:

 

 

    

私有財産は、正当な補償なしに、公共の用に供するために取り上げることはできない。

 

テネシー州の議員たちは、農家から土地を没収するために、土地収用権を行使することを計画している。

Tennessee Lookout紙が次のように報じている

 

 

    

テネシー州運輸局によると、州は、4,100エーカーのブルーオーバル・フォード・キャンパスと、大勢の労働者とトラック輸送に対応するためのI-40の新しい出口39を結ぶ一連の道路接続と拡幅を建設するために、購入または土地収用によって35の土地を求めている。

広報担当のニコール・ローレンス氏によると、これまでに州は15区画を所有し、うち2区画は裁判手続きによって所有権を取得した。

残りの20区画については、所有者と交渉中であるという。

州が訴えた土地の所有者が何人いるかは不明だ。

裁判記録によると、ヘイウッド郡だけでも、州は新しいインターチェンジのための土地取得を求める訴訟を7件起こしている。

 

政府は私有地所有者を訴え、司法に彼ら(政府)と結託するよう求めている。

この動きは、「私有財産権の保護」という、政府の最も基本的な利益を地主に否定しようとするものだ。

州政府が狙っている地主の一人は、長年地元の400エーカーの土地を所有する農家、マービン・サンダーリンさんだ。

裁判資料によると、州は彼の土地のうち10エーカーを差し押さえる予定だという。

サンダーリンさんの土地は、フォード工場と州間高速道路の間に位置している。

サンダーリンさんが1エーカーあたり3,750ドルという州の申し出を拒否した後、州は裁判所に訴状を提出した。

1エーカーあたり3,750ドルという提示は、いわゆる "正当な補償 "に沿ったものだと思われる。

しかし、この地域の土地はフォード工場の建設計画が発表される以前の時点で1エーカーあたり約1万ドルで取引されていた。

発表後、その価値は急上昇している。

この地域の土地を1エーカー20万ドルという価格で提供している物件もある。

この数字を考えれば、1エーカー3,750ドルの提示が "正当な補償 "にあたるとは到底思えない。

テネシー・ルックアウト紙が引用したサンダーリンさんの説明によれば、こうである:

 

 

    

ここでは1エーカーの土地を3,500ドルで買えないんだ。

ここの沼地ですら3,500ドルでは買えないよ。

僕は彼ら(政府)に、これは最大のぼったくりだと言った。

彼らはあなたの土地を欲しがるけれど、あなたが富に参加することは望んではいない。

 

現状では、州は土地所有者に市場価格をはるかに下回る価格で土地を「売却」させようとする訴訟を進めている。

テネシー州当局は、フォード社との8億8,400万ドルの約束を守り、バイデン氏の環境保護アジェンダに従おうと考えている。

しかし、この目標を達成することは、政府が人々が守るために設立された財産権そのものを破壊することを意味する。

 

土地を収用するならせめて時価にプラスアルファした値段で買うべきでしょう。時価の半分以下では中国とやることがほとんど変わりません。

 

 

この記事が出版されたのが4月9日です。ちょうどその3日前にJPモルガンの会長であるジェイミー・ダイモンは、太陽光パネルを設置するために政府が土地収用すべきだ、とする見方を発表しました。

 

「グリーン」なエネルギーを生産するために必要な土地を、土地収用権をつかってもっと早く奪え、ということらしいです。農地はそのターゲットになりやすい。

 

どうせならJPモルガン社が持ってる不動産とかビル・ゲイツが所有する農地を、彼らが必死に保護するふりをしている地球のために捧げてほしいものです。

バイデンが気候変動大使に任命したジョン・ケリーが、当記事のタイトルの発言をしました。

 

ただでさえ世界的に食糧危機が騒がれているのに何をアホなこと、って思いますよね。

食糧供給を減らして何を食べさせようというのでしょうか。

 

ケリーは「地球環境を大事にする正義の人」のようにふるまっていますが、実際にはネットゼロに代表されるアホな環境政策から金儲けをしているただの極悪人です。

 

 

今回はSlay Newsから。

 

民主党のバイデン大統領の「気候担当官」ジョン・ケリーは、政権が掲げる過激な「排出量」削減目標「ネットゼロ」を達成するために、農家が食料の生産をやめるよう呼びかけている。

バイデンの気候担当大統領特使であるケリーは、ワシントンD.C.で開催されたグリーン・アジェンダ会議の中で、この警告を発しました。

農務省(USDA)のAIM for Climate*サミットでケリーは、「農業が解決策の一部として前面に出てこない限り、ネットゼロには到達できないし、この仕事を成し遂げることもできない」と聴衆に訴えた。


*AIM for Climateとは米農務省とアラブ首長国連邦が共同で進めているイニシアチブ。その目的は「気候変動と世界の飢餓に対処するため、参加者が一丸となって、5年間(2021年~2025年)で気候変動に対応した農業と食料システムの革新への投資やその他の支援を大幅に拡大すること」。

食糧システムの革新、って昆虫食のこと?

 


ケリーは、農家が操業を停止することに自分や他の各国首脳の「命がかかっている」と出席者に警告した。

農家が食料を育てるのを止めれば、農業の「排出量」が減る、とも。

さらにケリーは、「もう気候変動とは呼ばない」とも述べた。

「これは気候変動ではなく、気候危機なのです」と宣言した。

「メタンの緩和は、短期的に温暖化を抑える最も早い方法だ」ケリーは、畜産農家を狙い撃ちするように主張した。

「食品と農業は農家の生産性と回復力を向上させることで、低メタンの未来に貢献できる」とさらに述べた。

「我々は、農業大臣がグローバルメタン誓約の実施に参加することを歓迎する」

億万長者であるケリーは、人類が肉の消費を削減しなければならないと主張した。

しかしケリーが伝えた全体的なメッセージは、肉を食べることは自分のような裕福なエリートに限られた贅沢であるべきだというものであった。

つまり、エリートたちの目的を達成するために大衆は肉を食べるのをやめなければならない、ということだ。

ケリーは「私たちのこれまでのやり方だけで、食糧システムそのものがかなりの量の排出を引き起こしている」と断言した。

「地球上の人口が増加し私たちは80億人の仲間を超えたばかりですが、食糧システムからの排出だけで、今世紀半ばまでにさらに0.5℃の温暖化を引き起こすと予測されています」

ケリーは世界中の指導者たちに、自国民の農業経営を大規模に縮小するよう呼びかけた。

ケリーは、将来に向けて地球をより涼しく保つためには、そうすることが不可欠であると主張した。

「この分野にはこれまで以上にイノベーションが必要だ」とケリーは語った。

「農業が他のどの分野よりも気候危機の影響に苦しんでいる時に、私たちは記録的な栄養失調に直面しています」

「我々は、これらの技術的解決策の適応を拡大し、世界規模で小規模農家の畑にいる人々の手に届けるために、経済、社会、政策のイノベーションを必要としています」

「これがAIM for Climate Summitの約束です」。

一方、バイデンは最近、米国が2050年までに「ネット・ゼロ・エミッション」を達成することを宣言した。

この実現は、グローバリストの支配者がどれだけ多くの農場を廃業に追い込んで食糧を大幅に減らし、養うべき口数を減らすことができるかどうかにかかっている。

米国とアラブ首長国連邦(UAE)が共同主導するAIM for Climateは、「イノベーション」への投資を通じて農業の排出量を削減することに専念している。

スレイニュースが報じているように、この「イノベーション」の例には、国民の食肉供給を昆虫から作られる「食品」に置き換えるための昆虫加工工場が含まれる。

「食品と農業は、農家の生産性と回復力を向上させることで、低メタンの未来に貢献できる 」と、ケリー氏は述べた。

「我々は、農業大臣がグローバル・メタン・プレッジの実施に参加することを歓迎します。」

 

まだ日本が参加してないのが奇跡ですね。

 

最後の「グローバル・メタン・プレッジ」は「グローバル・メタン・ハブ(GMH)」という組織が統括しているようです。

 

 
GMHが先月半ばに13か国が農業におけるメタンガス排出を削減を約束する文書を発表。(こちら)すでにメタンガス削減に向けて動いています。
 
この文書で約束したのは、アメリカ、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ブルキナ・ファソ、チリ、チェコ、エクアドル、ドイツ、パナマ、ペルーとスペインとウルグアイの13か国。
 
GMHをサクッとしらべると、メタン削減のために官民学界と投資元をつなげる組織、という感じです。そして「パートナー」という名前の投資元を見てみますと、コロナプランデミックから多大な利を得た連中とほぼ同じ。
 
 
たとえば、Breakthrogh Energyというのはビル・ゲイツが創設し、ジョージ・ソロスや孫正義も投資しているNPOです。
 
「メタン削減」も庶民と地球のためにはならない詐欺案件、ということですか。
 
 

前回はなぜ大企業がトランスジェンダーやLGBTをしつこく推進しつづけるのか、という質問の答えをご紹介しました。

 

 

今回はその中で取り上げられていたCorporate Equity Index (CEI-企業平等指数)についてです。

 

CEIはHuman Rights Campaign(HRC)という世界最大のLGBTロビー団体が2002年に作りだしたもので、企業がどれほどLGBTの人達にフレンドリーな職場環境を提供しているか、を指数化したものです。

 

それがいつの間にか大手ファンドが投資先を決める重要な指標になってしまいました。100点満点を取ることで株価もあがるし、経営陣の評価も上がり、給料も左右される、という感じです。

 

そこで今回はHRCのサイトからCEIの審査基準を翻訳します。正直、HRCの要求がすごすぎて驚きました。なぜ大企業があそこまでLGBTQの人達に阿るのかがよく理解できます。

 

大まかにいうと、100点満点を取得するためには色々なことをやらなければいけません。その上で最大25点の減点事項があります。満点をとるためには、LGBTQの人たちを怒らせてはいけない、ということになります。そして彼らの要求はとどまることがありません。

 

 

2023年の企業平等指数の審査基準」より。

 

2002年に開始されたHRC財団の企業平等指数(CEI)は、職場におけるレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィアへの平等という進化する分野における米国企業のロードマップおよびベンチマークツールとなっています。同様に重要なのは、各企業が100%の評価を獲得できるようなリソースとコンサルティングを提供することです。

 

2023 年 CEI の評価基準

1. 労働力の保護(5点満点)

    すべての業務において、性的指向や性自認・性表現がポリシーに含まれている(5点)

 

アメリカではすでに性的指向による差別は禁止されています。労働力の保護は非常に大事なことですが、法律を守る、というだけでは100点中5点しかもらえないようです。

 

2. インクルーシヴな福利厚生(50点満点)

福利厚生の基準を満点にするためには、それぞれの福利厚生が、福利厚生を受けることのできるすべての米国人従業員に提供されていなければなりません。複数の健康保険プランが利用できる地域では、少なくとも1つのインクルーシヴな健康保険プランが利用可能でなければならない。

  •     同性・異性の配偶者医療・ソフト面の福利厚生の同等性(ポイント付与なし)
  •     同性・異性のドメスティックパートナーの医療・ソフト面の福利厚生の同等性(10点)
  •     性別に関係なく、配偶者やドメスティックパートナーの家族形成のための給付が同等であること(10点)
  •     トランスジェンダーに対する平等かつ除外項目のない医療保障保険 (25点)
  •     LGBTQ+ベネフィットガイド (5点)
 
福利厚生は企業にとって大きなコストですから50点の配分なのは理解できます。
 
アメリカは医療費が異常に高いです。日本と違って各企業が保険会社と契約を結んで従業員に健康保険を提供するのですけど、その際、健康保険料を企業側と従業員側で分担して負担します。さらに、実際にかかった医療費の一部も企業側が負担することになります。
 
これらを踏まえてツッコませてください。
 
まず、一つ目のブレットポイントの同性愛の配偶者に異性の配偶者に対するのと同等の福利厚生を与えることについてポイント付与がないことに注目です。
 
LGBTQ人権活動家たちはずっと「異性間で結婚できるのと同等の権利が欲しいだけだ」と主張しつづけてきました。なのにその権利を与えるだけではポイントは得られない、とはどういう事でしょうか?ストレートの人たちと同じ権利を得るだけでは足りないと考えていることがよくわかります。  
 
三点目の「家族形成」について。初見では意味不明でした。配偶者ならすでに結婚しているのだからすでに家族です。ドメスティック・パートナーにしてもすでに福利厚生は言及されているのになぜわざわざ追加で言及するのか?と。
 
でも養子の事だと考えると辻褄があいます。正直、籍を入れる覚悟もないのに養子はとりたがるのには違和感しかありません。結婚より子供を育てる方が責任もコミットメントも重大なのですから。何故そんなに子供をLGBTファミリーに組み込む事にこだわるのでしょうか?
 
 
四点目。トランスジェンダーのための医療に25点も追加することにびっくりです。HRCにとって一番大切なのはトランスジェンダーの権利であって他のLGBはついでにすぎない、というところでしょうか?
 
ホルモン剤や性転換手術はアメリカでは多大な費用がかかります。地方都市で中古の家を一軒買える値段はします。(そしてこれは再手術しなくても済む場合です)貧乏人でもトランスジェンダーになれるように企業が支援しろ、というところでしょうか。体を改造するより心の問題を解決したほうが安上がりだし、体に負担をかけずにすむのに。
 
ここまでで55点分です。続きます。
 

3. インクルーシブな企業文化をサポートする(25点満点)

a. 4つのLGBTQ+社内研修と説明責任の取り組み(5点)
企業は、以下の要素のうち少なくとも4つを含む、多様性と文化的コンピテンシーに対する会社全体の持続的かつ説明責任のある取り組みを示さなければなりません:
 

  •  新入社員研修で、差別禁止方針には性自認と性的指向が含まれることを明記し、それぞれについて方針を示す定義やシナリオを提供している。
  •  管理職は、性自認および性的指向を個別のテーマとして含む研修(より広範な研修の一部であってもよい)を受け、それぞれについて方針を説明する定義またはシナリオを提供する。
  •  専門能力開発、スキル研修に性自認や性的指向を統合する。その他の多様性および/または文化的コンピテンシーの要素を含むリーダーシップ研修にも。
  • 専門能力開発、スキルベース、またはその他の研修にインターセクションリティを統合する(必須)
  • シニアマネジメント/エグゼクティブの業績評価指標にLGBTQの多様性指標を含める。
 
 
LGBTQを応援しているよ!という振りをするだけで役員の報酬が良くなるのであれば、企業がこぞってLGBTを推進するのもうなづけますね。
 
でもなぜ性自認が性的指向と同じ扱いをされているのでしょう?
 
性自認という事は、医者が診断しなくてもある日突然自分で決断できる、ということです。結婚して子供もいるような男性が、ある日唐突に「自分は女だ」と宣言して女子トイレや更衣室を使い始めることもできるわけです。第二次性徴期を経験した男性に力で叶わない女性にとってはこんな人達は恐怖でしかありません。
 
性自認がみとめられてしまったら、本当に性同一障害で苦しんでいる方と、のぞき見したいだけの変態との区別ができなくなります。それでは本物の当事者の方が迷惑を被る羽目になるし、人権団体としては本末転倒ではないでしょうか。
 
さて、上記のポイントにでてくる「インターセクショナリティ」。アメリカで良く耳にする言葉ですがイマイチわからないので調べてみました。
 
「人種、性別、階級、性的指向、性自認など複数の個人のアイデンティティが組み合わさることによって起こる様々な差別の現状に目を向け、マイノリティの中でもさらに焦点の当たりづらい差別を受けている当事者を可視化するための概念」だそうです。

 

「差別」されやすい要素を複数持ってる人は差別の度合いがより強いから可哀そう!ということ?たとえば黒人で麻薬中毒なトランスジェンダー女は「差別被害者」のヒエラルキー上では頂点にいる、というところでしょうか。

 

でもこんなコンセプトをたとえば会計とかプログラム言語の研修にどう統合するのでしょう?

 

…もうすでに満腹ですが「LGBTフレンドリーな文化」の要求はまだ続きます。

 

b. LGBTQ+のデータ収集の取り組み(5点)

  • 年次または隔年で実施される匿名の従業員エンゲージメント調査や企業風土調査で、従業員がLGBTQ+であることを表明するための機会を与えること。
  • 従業員の人種、民族、性別、兵役、障害状況を含むデータ収集フォーム(通常、従業員記録の一部として記録される)には、性的指向と性自認に関する任意の質問を含むこと。
  • 理事会(または他の運営組織)メンバーの人口統計データ収集には、個人が性的指向や性自認、またはLGBTQ+だと報告するためのオプションが含まれている。
 
 
政府機関が人口調査するのはともかくとして、たかだか一NPOがデータ収集を強制的に求めることができる、ってすごいですね。
 
企業上層部のLGBTデータを求めるのは理事会や役員会内、取締役にもLGBTの人がいないと差別だ、と騒ぐためでしょうか?
 

c. トランスジェンダーにインクルーシヴなのベストプラクティス(5点)

  •     性移行を支持するトイレ、服装規定、および文書作成に関するガイダンス(註:大人になって「実は心は女でした」と言い出す人が心地よく性転換できるようにするための環境を作れってことらしい)
  •   以下のポリシーまたはプラクティスのうち、少なくとも1つを実施していること。
  1.         トランスジェンダー専用トイレ/施設ポリシー
  2.         性別にとらわれない服装規定
  3.         性別の代名詞を任意で共有することを認める方針/手順
 
 
またトランスジェンダーのための加点ですね。
 
d. LGBTのための従業員グループ -またはダイバーシティ協議会が存在すること (10点)
 
 
LGBTQの人たちが差別なく働ける保証や同性愛の配偶者の福利厚生には1点も加点されないのに、LGBTQの従業員グループの作成に10点も加点がある、という事がひっかかります。
 
これは中国共産党が中国に籍を置く会社に「中国共産党」のグループをつくらせている様子を彷彿とさせます。LGBTの人権活動家ってみんな左寄りだし社会主義者が多いですし、毛沢東を崇拝したりしていますから真似しているのでしょうか?
 
HRCの子分組織を社内に作って社内の動きを監視させたり、上層部に要求を通すことが目的かもしれません。
 
ここまでで80点分です。
 
4. 企業の社会的責任(20点満点)

a. より広範なLGBTQ+コミュニティに対するアウトリーチまたはエンゲージメントの5つの明確な取り組み(15点)

企業は、以下のうち少なくとも5つを含む、会社全体に及ぶ継続的なLGBTQ+に特化した取り組みを実証する必要があります:
 
「以下のうち少なくとも5つを含む」とありますが、最初から5つしかありません(笑)
 
  • LGBTQ+の応募者がいることを証明したLGBTQ従業員採用活動(必須書類には、採用イベントの簡単な要約や応募者数の推定が含まれます。)
  • LGBTQ+と認定された取引先を取り込む努力が実証された取引先多様性プログラム
  • LGBTQ消費者に対するマーケティングまたは広告(例:LGBTQ+コンテンツを含む広告、LGBTQメディアへの広告、LGBTQ団体やイベントのスポンサーになるなど)
  • 少なくとも1つのLGBTQ+団体やイベントへの慈善的支援(例:金銭的支援、現物支給、プロボノ支援など)    *「プロボノ支援」とは各分野の専門家が持っている知識を無償提供して社会貢献すること。
  • 地方、州または連邦の法律またはイニシアチブを通じて、法の下でのLGBTQ+の平等に対する公的支援を実証している。
 
b. LGBTQ+の企業の社会的責任

請負業者/サプライヤーの非差別基準および慈善寄付ガイドライン(5点)。
 
 
色々な企業が毎年6月になるとレインボーカラーのロゴに変えたりする理由はこれでしたか。
 
性的指向は個人の自由だと思っていましたけど、LGBTQを支援することが「社会的責任」扱いされるのですねあんぐり 
 
ここまでで100点満点になります。
 
ここまでやれば十分以上じゃないの?とおもうのですが、彼らはこれでは満足できません。「減点基準」があります。
 
ここがHRCが「マフィアのように企業を脅し管理している」と評される部分でしょう。
 
4. 責任ある市民活動(-25点)

雇用主は、最近の記録で大規模な公式または公的な反LGBTQの傷がある場合、スコアから25点減点されます。この基準のスコアは、以下のようなトピックに関連してHRCが注目した情報に基づいています(ただし、これらに限定されません); 企業の慈善寄付を、LGBTQの平等に反する提案を主な使命とする団体に向けること; 包括的な職場方針の採用を奨励することを合理的に目的とした株主総会決議に反対すること; LGBTQに関するインクルーシヴな方針または実践を取り消すこと、または雇用主のLGBTQ雇用方針書に反する実践に従事すること。
 
 
LGBTQの平等に反する提案を主な使命とする団体」というとキリスト教系の団体でしょうけど、企業による寄付金の行先まで指図する傲慢さが凄まじいですね。自分たちは企業から金をもらって肥え太り、自分たちの考えに反対する人たちは兵糧攻めにしよう、とする意図がうかがえます。邪悪さを感じてしまうのは私だけでしょうか。
 
「減点」といえば、前回の記事に出てきたバドライトの親会社であるアンハイザー・ブッシュ社はHRCから減点処分を正式に受けました。
 
売り上げが25%減ってアメリカ1のビールの座から引きずりおろされ、親会社の市場価値が10億ドル以上下落した後でも、ディラン・マルバニーに対する支持を表明しつづけるべきだった、とのことです。要求だけつきつけて責任を取らずに済むのですから気楽なものですね。
 
アンハイザー・ブッシュ社これまで何年間もLGBTQの正常化に多大な貢献をしてきたのにその忠誠心は無駄だったようです。
 
次で最後です。
 
ポイント配分

企業は0から100までの尺度で評価され、各基準を満たすと一定数のポイントが与えられます。HRC財団は、特定の基準の一部を満たした事業主に対して、引き続き部分的にポイントを付与する予定です。


タイムライン
以下の日程は計画上のものであり、変更される可能性があります:

2022年の暦年の間、CEIチームは新基準に関する雇用主への啓蒙活動に力を注ぎます。2023年春まで、CEIの新しい調査は実施されない予定です。このスケジュールにより、新基準に関する雇用主への追加教育に多くの時間を割くことができるようになります。次のレポートは2023年11月に発表される予定です。
 
「新基準に関する雇用主への啓蒙活動」って。。。びっくり
きっとHRCを「コンサルタント」として雇って社内教育させるのでしょう。いい商売ですね。
 
この基準が出来たのは20年前ですが、これまでに何度か追加・変更がなされています。現行のもので終わり、ということはないでしょう。彼らの要求はこれからも大きくなるのに違いありません。
 
差別は良くない、というのには賛成しますが、彼らの要求をすべて認めてしまうと女性の安全や権利が脅かされることになります。
 
実際にアメリカでは、手術してないトランス女のアスリートが全裸になって着替えたことに文句を言った女子高生が「不安を感じることがおかしい」と教育を受ける羽目になっています。トランス女を女性用の牢屋に入れたら同部屋の女囚人がレイプされた、という話はいくつもでているのです。
 
ちゃんと線引きしないといけません。
 
ここまでお読みいただきありがとうございました。