4日目( 劔沢キャンプ場 ▶ 室堂バスターミナル ▶ 帰宅 )
_______________________________________________

外はずっと雨。
今日は帰るだけなのでゆっくり寝る。

6:00_いつまでも寝ててもしょうがないのでゴソゴソと飯の支度。

朝食:そば+鰹節+揚げ玉+ネギ+桜えび
がっつり食べて、コーヒーを飲む。

ポロシャツクライマー-100814_剣岳-001 ポロシャツクライマー-100814_剣岳-002

8:00_劔沢キャンプ場出発

テント等を片付けて出発。
流石に山での行動が4日目になると荷物を持って歩く事に慣れて来た。

ポロシャツクライマー-100814_剣岳-003

9:50_雷鳥沢キャンプ場到着

スルー。

ポロシャツクライマー-100814_剣岳-004

10:30_雨が降り止まないのと、荷物が重いので休憩無しで室堂バスターミナルまで歩き通す。
荷物を持ってこれだけ歩いて来ても、ジーパンにスニーカーでビニールカッパの観光客を見ると、自分たちの置かれている状況の方が幾分ましに思えた。
室堂からバス→ケーブルカーで立山駅に到着。
その後、グランドサンピア立山で4日振りの入浴。

ポロシャツクライマー-100814_剣岳-005

お疲れさまで~す。(ふくらぎ丼)

ポロシャツクライマー-100814_剣岳-006

ポロシャツクライマー-100814_剣岳-007
3日目( 劔沢キャンプ場 ▶ 源次郎尾根 ▶ 劔岳山頂 ▶ 別山尾根 ▶ 劔沢キャンプ場 )
_______________________________________________

寒くて全然寝れないので、コンロで自分を暖める。
気が付いたらズボンのもも部分に3cm程の穴が空いてる。
コンロの熱で溶けたらしい、帰ったらワッペンでも貼って補修するかぁ。
そんな事を考えていたら寝るのも面倒臭くなってきたので、寝るのを諦めて仲間の朝食を作り始める。

4:00_朝食:フランスパン+ピザソース+ハム+とろけるチーズ、スープ

食事を済ませ出発準備。

ここで、KBが仕事で早退。
去年のバットレスも2日目に雨で敗退して、3日目に早退だったから、2年連続。
次回はきっと晴れるってばよ!!

5:00_出発

台風が過ぎたらカラッとして欲しい所だけど、空はどんより。
劔岳の山頂も雲で隠れてる。
まぁ、風が無い分だけ、昨日の台風を思えば気分的には楽。

劔沢雪渓へ向かって下るのは3日連続。
3日も続くとなんだか日常的な気さえしてくる。
今日もハーネス付けて、劔に出勤!!
行ってきま~す。

昨日の台風でノースノーブリッジ。

$ポロシャツクライマー-100813_剣岳-001 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-002

5:30_劔沢雪渓に到着

アイゼン装着。
皆の手際が格段に良くなっていて、繰り返すことは大事だなぁと改めて思う。
ちょっとした事だけど経験値は上がるんだね~。

雪渓を下降開始。
昨日の雨による影響で、雪渓表面が固まっており、アイゼンの効きが良い。
ザッザッザッザッ。
気持ち良く歩ける。
皆のペースも良い。
先攻していたパーティーを2組追い抜く。

源次郎尾根取り付きの目印になる、大きなボルダーが見えて来た。
草付き斜面にはしっかりと踏み跡が付いている。
昨日、下見で確認しているから、迷い無く草付きに向けて歩を進める。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-003 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-004 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-005

5:50_源次郎尾根取り付き

斜面に延びる踏み跡を辿る。

ジメジメしてて嫌~な予感。
やはり、ブヨ発生。
相変わらず自分の周りに寄ってくるので、軽く発狂。
虫除けグッズは全部テントの中に置き忘れて来た。
あ~。も~。いやだ~。

しばらく登ると、ハイマツの根や枝で出来たジャングルジムのようなエリアに。
岩登りというよりも木登りに近い。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-006 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-007 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-008

ルンゼルートとの分岐点。
先に登っていた2人組のパーティーが登って行くのが見える。
尾根伝いに行くよりも早そうだけど安全重視で尾根ルートを選択。

随分高度をあげたようで、見下ろすと本来のテン場予定地である真砂沢が見える。
昨日は台風で登れなかったから、結果として劔沢キャンプ場にテントを張ったのはナイス判断だった。

因に当初のプランでは、
一日目(室堂▶真砂沢)
二日目(真砂沢▶源次郎尾根▶劔岳山頂▶三ノ窓)
三日目(三ノ窓▶チンネ左稜線▶真砂沢)
四日目(真砂沢▶雷鳥沢キャンプ場)
五日目(雷鳥沢キャンプ場▶室堂)

今、振り返ると夢のようなプランに思える。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-009 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-010 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-011

尾根は全体的に急斜面なのでハイマツが無い箇所はちょっとペースが落ちる。
といってもクライミングシューズを履くまでもなくトレッキングシューズで十分。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-013 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-012 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-015

ハイマツが左右に生えているから、高度感はいまいちだけど、だんだん視界が開けて来た。
開けた場所を登るのはやっぱり気持ち良いね~。

ルンゼルートの方では落石の音がしている。
向かいに見える岩壁も登ったら面白そうだけど、モロいのかな?

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-016 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-014 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-017

ブルーベリー発見。
甘くて美味しい!!
大きい”木いちご”も発見。
こちらはちょっと酸っぱい。
でも、こういう甘酸っぱい思い出も山登りの楽しみの一つ。

$ポロシャツクライマー-100813_剣岳-018 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-020

木いちごとブルーベリーのブッシュを越えるとガレ場に。
ここでルンゼルートと合流して漸く源次郎尾根主稜。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-019 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-021 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-024

主稜線上では左右の景色も開け始め、右手には長次郎谷の先に八ツ峰、左手には源次郎尾根平蔵谷側のフェイスも見え始めたけど、頂上の方は雲がかかって見えない。
登りもだんだんクライミングっぽくなって来た。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-023 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-022 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-025

9:00_一峰到着

ピークというよりは平らなリッジ。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-026 $ポロシャツクライマー-100813_剣岳-027

少し下ると2峰と八ツ峰が目の前に広がる。
正面に見える尖った大きな峰が2峰。右手奥に連なるのが八ツ峰。
八ツ峰のⅥ峰Cフェイスには取り付いているパーティーが見える。
ここから見ると切り立っている絶壁に見える。

源次郎尾根のルートはここから下ってまた2峰を登り返す。
随分切り立っていて厳しそうに見える。
2峰の平蔵谷側(左の岩壁)のフェイスは何本か良いルートがあるらしい。
また今度来たときにでも登りたいね~。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-028

下って登り返し。
2峰のリッジは花崗岩で風化もしていなくて最高。
スメアも良く効くし気持ちよく登れる。

$ポロシャツクライマー-100813_剣岳-029 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-032

しばらく登ってからトラバース。
二峰のピークが見えて来た。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-030 $ポロシャツクライマー-100813_剣岳-031

9:40_二峰到着

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-033

9:50_懸垂下降点に到着

源次郎尾根で唯一ロープを使う箇所。
30m程の懸垂下降。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-034 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-035 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-036

懸垂下降した2峰を振り返る。
なんだか急にアルプスっぽい風景に。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-038

頂上まであと200m位。
岩登りの要素もまだ多少あるけど、足下はガラガラしてる。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-039 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-037 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-040

何だか2峰とは岩質が変わって来たのかな?少しチャートっぽい。
ようやく頂上が見えて来た!!

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-041 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-042 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-043

11:00_登頂

良い景色!!360°視界は開けてて、なんだかんだで天気は保ってくれた。
雲に向かってずっと登ってたのに、一度も霧に包まれる事は無かったなぁ。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-044

11:30_下山開始

一般ルートである別山尾根から下山。
メーヴェという単語はこの山登り中に何度出て来た事か。
ここから水平に飛べたらどんなに気持ち良いか!!

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-045

11:50_カニのよこばい

劔岳の有名なカニのよこばい。
本当に横ばい。
何万人もこのルートから登っているんだろうね、ホールドはツルツルで鎖無しじゃ、めちゃくちゃ怖い。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-046 $ポロシャツクライマー-100813_剣岳-047

12:10_平蔵のコル&平蔵の頭

遠くから見ても見事な一枚岩のスラブ。
こんな中を駆け抜けて行くトレイルランナー。
今日、室堂から入って、室堂に帰るらしい。
足の筋肉がまさにカモシカだよ。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-049 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-050 $ポロシャツクライマー-100813_剣岳-053

前劔ノ門あたり
登って来た源次郎尾根が良く分かる。
こちらから見ると、2峰のフェイスは小さく見える。
八ツ峰のⅥ峰のフェイスの方がカッコ良いや。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-051

13:00_前劔到着

前劔から別山、別山乗越方面。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-052

14:00_一服劔

お花畑が広がっているけど、咲いているのはトリカブトだった。
ザ・アルプスって風景だね。
ここでもやっぱり、メーヴェが☆い。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-054

14:30_剣山荘

剣山荘は用も無いのでスルー。
皆、疲れたのか各自バラバラに関心事をつぶやいている。
俺はといえば専らボルダー探し。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-056 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-055 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-057

15:00_劔澤小屋に到着

ビールを買い出し!!
500mlのスーパードライが700円。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-058 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-059

15:30_テン場到着

お疲れさま~~~~。

早速宴会の用意だ。
明日には帰る予定なので一日分の飯が余っているって事で、本日は2日分の飯が食える!!
ビールは先に降りたメンバーも買っていたので6人で500mlが14本!!
むふふ~。

夕食は、クリームシチューパスタ、ポテトサラダ、アスパラトマト炒めなど。
どれも、うまぅい!!
特にアスパラトマト炒めは、帰ってからも作って食べたい手軽さと旨さ。
作り方は簡単で、ごま油でアスパラ、ミニトマト、シメジを炒めて塩胡椒で味付けするだけ。

皆が作る山飯はいつも旨くて最高!!
ビールも旨いし、良かった良かった。

ポロシャツクライマー-100813_剣岳-061 ポロシャツクライマー-100813_剣岳-060

夜にまた雨が降り始めた。
また豪雨だよ。
でも、まぁ、いいか、明日は帰るだけだし。

つづく
2日目
_______________________________________________
3:30_起床

朝ご飯はスープ、フランスパン、ウィンナー。
コーヒーを飲んでから準備を済ませ外に出る。
空はだんだんと明るくなってきました。
本日は源次郎尾根から剣岳に登る予定。

$ポロシャツクライマー-100812_剣岳-001

5:00_出発

とても綺麗な朝焼け。
剣岳を挟んだ左右で空の色が全然違う。
山の朝焼けは雨っていうらしいけど・・・。
天気が保つと良いな~。

ポロシャツクライマー-100812_剣岳-002

テクテク下っていくと、日本三大雪渓の一つ、劔沢雪渓が見えてきました。
沢に入ると風は少なくなりましたが、小雨がポツポツ。

スノーブリッジ!!

ポロシャツクライマー-100812_剣岳-003 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-005 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-004

アイゼン付けて雪渓を下る。
だんだんと雨脚が強くなってきました。
むむむ。

あ、ボルダーだ。
と思って近づいてみたら超デカイ。

ポロシャツクライマー-100812_剣岳-006 $ポロシャツクライマー-100812_剣岳-007

これだけ強く雨が降っちゃうと源次郎尾根といえど危険でしょうという事で、本日は中止。
取り付きの確認のための下見に変更。
源次郎の向かいのスラブも登れそうだな~。

$ポロシャツクライマー-100812_剣岳-008 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-009

7:00_下見終了

源次郎尾根の取り付き、八ツ峰を下見してテン場に引き上げる事に。
残念だけど天気ばっかりはしょうがない。
とぼとぼとぼとぼ雪渓を引き返す。
まだ、7時なのに~。

ポロシャツクライマー-100812_剣岳-010 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-012 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-013

沢から上がると急に風と雨が強くなった。
こりゃ、無理だわ。

ポロシャツクライマー-100812_剣岳-014 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-015 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-016

9:00_テン場到着

一日終了~。
びしょ濡れで寒いのでビールなんて飲みたくない。
こういう時は暖かいラーメンでしょってことで、ショルが作ってくれたラーメンをズルズル。

ポロシャツクライマー-100812_剣岳-017

あれ?ビールが浮いてる?
なんかテントのなかビショビショなんだけど・・・。
自分の荷物はぜ~んぶビショビショ。
急いで水をかき出す。
30分放置しておくと大きいコッヘル一杯分の水が溜まります。
打ち付ける風でテントの中にも雨が降ってます(笑)。

一時雨が止んだと思ったらまた、14時頃から雨は更に激しくなり身動きも取れない。
仕方ないから酒でも飲むか~~。

ポロシャツクライマー-100812_剣岳-019 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-018

酒を飲んだら小便が出るのは自然の摂理。
我慢、しながらも酒を飲む。
外は大雨、大風で身体と服は乾き始めているものの、雨具は内側からビッショビショ。
つまり、雨具を着るという事は折角乾いた服をビショビショにする事を意味しています。
なので、いつ止むか分からない雨を待ちながら、酒を飲むというシチュエーション。

しかし、新しいスタイルというのは、いつもこういった逆境から生まれるものかもしれません。
ある、若者が「自分はもう我慢ならぬ」と突然服を脱ぎ出し、下着の上に雨具のズボンだけ履いて外に飛び出して行きました。
帰って来た若者の笑顔をみて、彼の仲間たちは悟ったのです。
「これだ!!」と。
その後、このスタイルは山に何故か海パンを持って来ていた仲間の手により昇華し、「トイレには海パン一丁」という完全な様式としてこのテント内に定着したのでした(笑)

ポロシャツクライマー-100812_剣岳-020 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-021 ポロシャツクライマー-100812_剣岳-022

夕食_ビーフン
モリモリだったけど足りないので、アルファ米でお茶漬けを作って食べた。
明日、晴れる事を祈りながらビショビショのテントの中、眠りに就く。
自分は今回、軽量化の為にシュラフカバー+マット。
シュラフカバーがあるので濡れないの良いのだけれど、寒いので一時間毎に目が覚める。

つづく
8/10から4泊5日の予定で「点の記」の舞台である剣岳に行ってきました。
メンバーは所属している山岳会の仲間7人と。

源次郎とチンネを登る予定が、台風直撃というアクシデントのため、思い通りの山行にはなりませんでしたが、それはそれで良い体験になりました。

2日目以降はまた、あとで。


1日目
_______________________________________________

前日の22:00頃に横浜を出発。
黒部からのアクセスは混むらしいので、立山から。

6:00_立山駅到着

始発はまだなのに、既に行列ができている。
今日は真砂沢でテントを張る予定。
”地図で6時間の道のり”を30kg弱の荷物を背負って・・・。
急いでるけど、荷物を持つとなんか萎えるなぁ。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-001

7:40_立山ケーブル発
8:00_美女平バスターミナル発

ケーブル車で”美女”平へ。
そして、美女平からバスで室堂へ。
バスの中は観光一色、きっと景色も良いのでしょうが、我々は室堂に着くまで爆睡。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-002

9:30_室堂バスターミナル到着

室堂から雷鳥沢手前のテント場までは、整備された道で歩きやすかった。
でも、雷鳥を見る人々は「こんにちは~」って挨拶したら不思議そうな顔してた。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-003 ポロシャツクライマー-100811_剣岳-005 ポロシャツクライマー-100811_剣岳-004

雷鳥沢手前のテント場が見えて来た。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-006

10:40_雷鳥沢手前のテント場到着

でも、スルー。
7・8人の女子のみグループがテントを張っていた。
ビバ、ランドネ。

$ポロシャツクライマー-100811_剣岳-007

雷鳥沢

川を渡って雷鳥沢を登る。
雷鳥沢には雷鳥がツガイで居た。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-008 ポロシャツクライマー-100811_剣岳-009 ポロシャツクライマー-100811_剣岳-010

13:20_別山乗越(劔御前小舎)到着

霧というか雲の中。
今日の行程の半分に到達!!後は、真砂沢まで下るだけ。
途中にレリーフのあるボルダーを発見。
岩の吸い付くようなフリクションに一同感動して、元気注入。

しばらく下ったら、見事なカールの下に劔沢キャンプ場が見えてきました~。
目の前には劔が、ど~ん。


ポロシャツクライマー-100811_剣岳-011

14:20_劔沢キャンプ場到着

劔沢キャンプ場で小屋の方に天気を聞いた所、明日から台風で大雨が降るそう。
ここで、チンネにアタックするのを諦めて源次郎+八ツ峰に予定を変更。
今日からは劔沢キャンプ場をベースにクライミング。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-012

劔沢キャンプ場でボルダー発見。
見るとチョークの跡がある♪
早速トライもクライミングシューズ無しでは登れない。

後日、他のクライマーの方とシューズを履いてセッションしたけど、1級位はあると思う。
分かり易いガバSDスタートでリップを使わずに右方向にトラバースする課題。
暇つぶしに是非。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-013

テントを張って明日の下見に。
天気も良くなってきたので、明日雨が降るとは思えないなぁ~。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-014

17:30_乾杯~

下見を済ませて夕食タイム。
キンキンに冷えたビールで乾杯。
今日の夕食は、サイコロステーキとご飯と海藻サラダ。
ご飯は炊くのに失敗し結局チャーハンとリゾットに変身。
でも、旨かったなぁ~。

ポロシャツクライマー-100811_剣岳-015 $ポロシャツクライマー-100811_剣岳-016

がっつり食べたし、お休みなさい。

つづく
超久々の 生・外・岩 !!

8/10~15に剣岳でアルパインクライミングを行うためのトレーニングとして、8/7(土)につづら岩で岩トレしてきました。
メンバーは山岳会の仲間5人(師匠、リーダー、リック、エ・リック、ポロシャツ君)。
皆さん、久々ですが、どーぞヨロシクです。

6:30_横浜駅出発

10:10_駐車場到着

荷物をまとめて早速岩場に向けて出発。
そういえば自分は、杉林が割と好き。
「真直ぐ伸びる幹に落ちる影」と「ランダムそうな配置」が時々妙に美しく感じるる。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-001 $ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-002

11:30_岩場に到着

アプローチは久々の山登り、自分に、とって、ハァ、ハァ。
剣岳に行く前に荷物を、持って、歩いて、おいて、良かった、ハァ、ハァ。
今回は、息が、ずっと、切れっぱ~なしだ、ハァ、ハァ。
最近、走って、無いし、体力、減ったな、ハァ、ハァ。
Tーシャツ、ビシャビシャ、ハァ、ハァ。

今回の剣岳山行は久々に荷物絞って行こう。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-003

12:00_岩トレーニング開始

岩場には先客が2グループ位。
自分たちは2人と3人の2グループに分けて別々に登る事に。
自分は10.3mmのシングル用ロープをダブルにして、リーダースピッチ(Ⅴ)をリード。
久々のリードなのでワクワクして臨んだが、思ったよりも悪く感じたため、アルパイン無心モード(※1)に切り替えて登る。

重いっっつうの。

体感的に5.10a~b位に感じた。
そのままハングを直登してピッチを切って後続を引き上げる。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-004

次は中央クラックルート(Ⅴ級)をリード。
幅50mm位のクラックが20m位続き、そのままハングしているルート。

カッコいい!!

師匠からキャメロットを受け取り取り付く。
一ピン目までは多少距離があるのでキャメロットをセットして登る。
ハンドジャムが効かないのでフェースのカチで身体を持ち上げて、左足をクラックにジャムさせて一ピン目にクリップ。
その後はクラックがサイドやアンダーのホールドとして持てたのでハングまで順調に到達。
レストしてハングを越えようとしたら、クラックの中に!?

はーと♪

怯えてるのに、逃げない。
そのホールド使いたいんだけど・・・。
初めての ☆ 鳩・核・心 ☆
鳩の鼻はハートなのね。

スローパーで無理矢理マントルを返してハング越え。
くるっくーー。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-006

13:00_トップアウト。

天気も良いしサイコ~!!

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-009

後続のリック。
高度感ありますな~

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-007

隣のルートではエ・リックが初リード。
頑張ってるなぁ。
ちょっとイケてるカットの写真になりました。

$ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-008

師匠が見守る中、最後にリーダー登頂。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-010

岩トレという事もあり、皆で懸垂下降。
50mロープで下までピッタリ。

その後ロープが抜けないハプニングあり。
トレーニングで良かった。
次からは、抜けるかしっかり確認する事を癖にしよう。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-011

15:30_休憩後、岩トレ再開。

三段ハングルート(Ⅴ+)をリックがリード。
早速難しそう。
あとちょっとでガバに届きそう!な、所で、テンション↓↓。
ハングドックで良いホールドを発見したらしく、次のトライでほいほい登ってた。
どうやら、下からみたルートよりも少し左に行くみたい。
師匠並みの現場でルートを修正する能力は徐々に付けていくしかないね~。
一段目のハングを乗り越えた所でピッチを切る。

次は師匠がリードしてトップアウト。
結局3段のハングはあったのか?ってルートだったけどナカナカ面白かった。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-012

17:00_帰ろう

久々の外岩なので自分は最後までグズりましたが、唯一フリーのグレーディングがされていた5.10cをトップアウトして満足。
帰路につく。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-013

19:00_おつかれさまでした

温泉でサッパリ。
つづら岩はトレーニングとして来たのにとても楽しかったな~。
虫も少ないし、ホールドはしっかりしているのでゲレンデとしては気に入った。
エリアが小さいのがちょっとマイナスだけどまた行こう。

お疲れ様でした!!
剣岳が楽しみだね。

ポロシャツクライマー-100807_つづら岩-013


※1_アルパイン無心モードとは、落ちない事を第一に正対ムーブのパワー系構成で確実性を重視し「このグレードでこんなホールドって本当かよ?」など良くあるギャップを一切無視する山ノボラーのアビリティ。何度か危機に面した際に修得できる(笑)