日帰りできるマルチピッチのルートを探した結果、今回は「二子山中央稜」
今回で3週連続での日帰りマルチってことで、勝手にシリーズとしてテーマでまとめる事にしました。
今後しばらくは、日帰りマルチの予定はありませんが(笑)
今回登るエリアは二子山。
二子山というと国内最難ルートのフラットマウンテン(5.14d/15a)があるハードフリーのメッカ。
そんな岩場に5.8の人気マルチが一本あるというので、灼熱地獄を覚悟しての決行!!
前夜泊で朝一に取り付いたので、暑さに悩まされる事も無く快適なクライミングを楽しめました。
最近は毎週末クライミングを楽しめて、幸せ満喫中のポロシャツ君。
今回も金夜発のマルチをリーダーと楽しんできました。
22:00_横浜発
2:50_テン場到着
肉屋さんに情報を貰い、秘密のテン場で前夜泊。
満天の星の下でカンパ~イ。
持って行ったロクスノの日本のマルチピッチ特集を見ながら就寝。

6:50_駐車場到着
6時起床。
二子山は二人とも初めてなので、全く勝手が分からない。
299号を走って民宿登人が出て来たので右折。
真っ直ぐのトンネルを通過後、行き過ぎなんじゃないかと話していたら、登山口を発見。
30m位先には駐車場があった。
色々と準備をしてから出発。
いつも通り”テンション知ラズ”を飲みたかったが、無かった。
仕方なく、”落ちてからガンバ”を飲んで出発。

7:20_駐車場出発
しばらく歩くと看板出現。
ここで、間違えて東岳の方に進んでしまい、20分程ロスる。
正解は「坂本」方面。
坂本方面に向けて歩くと再び看板が出現し「ロウソク岩」方面に進むと「祠エリア」に到着する。
石灰岩の壁。
喉ちんこのようなコルネが垂れ下がっていてリーダーと二人で興奮。
今までの岩場では見た事無い多彩な形状だ。
それにも増して、石灰岩の壁は白く光り輝いて、影や染み出しとのコントラストが美しい。
早く登りたい!!
が、また道を間違えた。
下の道から行ってしまい「ロウソク岩」経由で10分ロス。

8:10_中央稜の取付き到着
ロウソク岩から10分程で漸く赤いドラム缶が見えて来た。
ここが中央稜の取り付き。
結局登山口から15分の所を50分間もうろうろしてた。

8:30_1ピッチ目(Ⅲ_5.7)_ポロシャツ君
石灰岩のボルダーは白妙(大沢)で経験あるが、壁は初めて。
岩の表面には薄く紋というか凹凸があって、どのくらいスメアが効くのか確かめながら登る。
ホールドは多彩で、特に印象的なのは薄くエッジが効いているフレーク状のホールド。
サイドやアンダーのフレーク状のホールドは正対ではなく、様々なムーブが生まれて楽しい。
岩との会話を楽しんでいる内に終了点到着。
先週の谷川岳凹状岩壁とは全然違い、「草付き無し」「岩質楽しい」「支点はしっかり」で文句無し。
自分にとってはゲレンデではなく外ジム?って感じで、いいっすわ!
終了点では取付き時の木に囲まれていた環境から抜けて、この先の気持ち良さを予感させる風景が広がっている。

8:50_2ピッチ目(Ⅳ_5.8)_リーダー
トポでは「本来は凹角がルートだが左のカンテの方が安心」とある通り、左のカンテにペツルのハンガーが見えるのでこちらのルートを選択。
カンテを越えてスラブをそのまま直上。
上からは「快適だよ~」の一声。
開けた場所でのクライミングだから本当に気持ちいい。

9:10_3ピッチ目(Ⅴ_5.8)_ポロシャツ君
このルートの核心ピッチ。
出だしの傾斜は70°位。
キャメロットを持って登り始める。
核心の手前にはペツルのハンガーボルトがしっかりと打ってある。
クラックは4~5cmでフットジャムが効くので、右壁のカチを使って伸びたらその先のガバに簡単に手が届いてしまった。
その後はナチュプロルートに慣れるように、岩の穴にスリングを通したり、クラックにカムで支点をとりながら登り終了点到着。
40m位あり楽しく登れた。

9:40_4ピッチ目(Ⅳ-)_リーダー
ホールドはガバばっか、15m位で短く快適なルート、だったような気が・・・。

9:50_5ピッチ目(Ⅳ)_ポロシャツ君
トポにはラインが載っていないので支点を2,3確認してノリで取り付く。
途中からは終了点の位置が分かったのでカムが効きそうなクラックのあるカンテを左上する。
理由はその方が気持ち良さそうだから。
カムを持っていれば、支点が無くてもクラックさえあれば自由にライン取りが出来るのはいい。
なんか自由な感じがする。
んんん、ちょっとハマりそうだな~。

写真を撮ろうして間違えてムービーを撮ったのでアップしてみる。
これからは、少しづつムービーも増やしてみようかな?
10:10_6ピッチ目(Ⅲ+)_リーダー
リーダーもカムで登りたいように登ってる、ように見える。(笑)

10:30_6ピッチ目終了点到着
セカンドで登って登頂。
リーダーと握手。
カムに関してはリーダーも同意見で、やっぱりね。
この先はロープ無しで登れそうなので解いて休憩。
眼下には一面森が広がっていて気持ち良い。
ツバメも飛んでる。
11:00_下山開始
頂上には立ち寄らずそのまま下山。
途中はかなりの急勾配でクライムダウンの練習にはもってこい。
向かいには西岳の岩壁が見えてます~。

11:25_弓状エリア
またまた、迷ったけれども、無事に弓状エリアに到着。
一組のクライマーがおりました。
まず見てビックリ!!
被った壁が70~80m位続いています!!
見上げるとこのエリアのシンボル「悪魔の指」がど~んと垂れ下がってる。
面白そう!!
なので、自分たちはこのエリアで最も簡単かつ、シンボルの「悪魔の指」を登る★★★ルート「悪魔のエチュード 5.10a」に取り付く事に。
トポによると日本一かぶった10aだそう。
そもそも★★★の10aなんてナカナカ無いんではないでしょうか?
所々、染みだしているけど、大丈夫でしょう!!
いざ!!

ホールドやらムーブやらメチャクチャだったけど何とかM.O.S。
分かってしまえば10aなんだろうけど、途中でかなりあれこれしたなぁ~。
リーダーと「エチュード」って何だって話になったので後で”はてなキーワード”で調べたら、
エチュードとは
美術の場合,絵画や彫刻制作の準備のための下絵や習作
音楽の場合,楽器の練習のために作られた楽曲。→練習曲?
演劇の場合,役者が台本なしに即興で演じ、話を展開していく稽古
自分にとっては「演劇の場合」がピッタリの悪魔の指体験でした。
12:45_右壁エリア
その後、右壁エリアを目指して移動。
今回はトポで目を付けた本日の目標ルート「NSR 5.11b ★★★」
自分、スターコレクターなもんで、★の多いルートから取り付くようにしてるんです。
おっ、見事なカンテが見えてきました!!
カッコいいラインでこれは登ってみたい!!
でも、クラックにはクモの巣張ってますね~。
まぁ、日影だし登れるでしょう!!
早速、取り付きますが・・・。
クラックに手を突っ込んだら中から大きなバッタが2匹も飛び出してくるし!!

13:30_撤収
完敗。
2ピン目から先に行けず・・・。
可能性のあるムーブは3つあって、一番可能性のあるムーブは足が滑って全く出来ない。
なもんで、リーチ+超バランス系のムーブで何度かトライするもダメ。
ファイト一発でなかったなぁ~。
シューズもペラペラのブカブカだし。
きっとコンディションが悪いんだと言い聞かせて敗退決定。
次は必ず登ってやる~~~。
14:10_入浴
さぁ、たっぷり汗もかいたし、定番の水浴びしますか~。
という訳で、川を探す。
幸いにも、林道途中に川がありソッコーダイブ!!
川はみるみる濁ってしまったが、まぁ良し。

お疲れさまでした~

今回で3週連続での日帰りマルチってことで、勝手にシリーズとしてテーマでまとめる事にしました。
今後しばらくは、日帰りマルチの予定はありませんが(笑)
今回登るエリアは二子山。
二子山というと国内最難ルートのフラットマウンテン(5.14d/15a)があるハードフリーのメッカ。
そんな岩場に5.8の人気マルチが一本あるというので、灼熱地獄を覚悟しての決行!!
前夜泊で朝一に取り付いたので、暑さに悩まされる事も無く快適なクライミングを楽しめました。
最近は毎週末クライミングを楽しめて、幸せ満喫中のポロシャツ君。
今回も金夜発のマルチをリーダーと楽しんできました。
22:00_横浜発
2:50_テン場到着
肉屋さんに情報を貰い、秘密のテン場で前夜泊。
満天の星の下でカンパ~イ。
持って行ったロクスノの日本のマルチピッチ特集を見ながら就寝。

6:50_駐車場到着
6時起床。
二子山は二人とも初めてなので、全く勝手が分からない。
299号を走って民宿登人が出て来たので右折。
真っ直ぐのトンネルを通過後、行き過ぎなんじゃないかと話していたら、登山口を発見。
30m位先には駐車場があった。
色々と準備をしてから出発。
いつも通り”テンション知ラズ”を飲みたかったが、無かった。
仕方なく、”落ちてからガンバ”を飲んで出発。

7:20_駐車場出発
しばらく歩くと看板出現。
ここで、間違えて東岳の方に進んでしまい、20分程ロスる。
正解は「坂本」方面。
坂本方面に向けて歩くと再び看板が出現し「ロウソク岩」方面に進むと「祠エリア」に到着する。
石灰岩の壁。
喉ちんこのようなコルネが垂れ下がっていてリーダーと二人で興奮。
今までの岩場では見た事無い多彩な形状だ。
それにも増して、石灰岩の壁は白く光り輝いて、影や染み出しとのコントラストが美しい。
早く登りたい!!
が、また道を間違えた。
下の道から行ってしまい「ロウソク岩」経由で10分ロス。

8:10_中央稜の取付き到着
ロウソク岩から10分程で漸く赤いドラム缶が見えて来た。
ここが中央稜の取り付き。
結局登山口から15分の所を50分間もうろうろしてた。

8:30_1ピッチ目(Ⅲ_5.7)_ポロシャツ君
石灰岩のボルダーは白妙(大沢)で経験あるが、壁は初めて。
岩の表面には薄く紋というか凹凸があって、どのくらいスメアが効くのか確かめながら登る。
ホールドは多彩で、特に印象的なのは薄くエッジが効いているフレーク状のホールド。
サイドやアンダーのフレーク状のホールドは正対ではなく、様々なムーブが生まれて楽しい。
岩との会話を楽しんでいる内に終了点到着。
先週の谷川岳凹状岩壁とは全然違い、「草付き無し」「岩質楽しい」「支点はしっかり」で文句無し。
自分にとってはゲレンデではなく外ジム?って感じで、いいっすわ!
終了点では取付き時の木に囲まれていた環境から抜けて、この先の気持ち良さを予感させる風景が広がっている。

8:50_2ピッチ目(Ⅳ_5.8)_リーダー
トポでは「本来は凹角がルートだが左のカンテの方が安心」とある通り、左のカンテにペツルのハンガーが見えるのでこちらのルートを選択。
カンテを越えてスラブをそのまま直上。
上からは「快適だよ~」の一声。
開けた場所でのクライミングだから本当に気持ちいい。

9:10_3ピッチ目(Ⅴ_5.8)_ポロシャツ君
このルートの核心ピッチ。
出だしの傾斜は70°位。
キャメロットを持って登り始める。
核心の手前にはペツルのハンガーボルトがしっかりと打ってある。
クラックは4~5cmでフットジャムが効くので、右壁のカチを使って伸びたらその先のガバに簡単に手が届いてしまった。
その後はナチュプロルートに慣れるように、岩の穴にスリングを通したり、クラックにカムで支点をとりながら登り終了点到着。
40m位あり楽しく登れた。

9:40_4ピッチ目(Ⅳ-)_リーダー
ホールドはガバばっか、15m位で短く快適なルート、だったような気が・・・。

9:50_5ピッチ目(Ⅳ)_ポロシャツ君
トポにはラインが載っていないので支点を2,3確認してノリで取り付く。
途中からは終了点の位置が分かったのでカムが効きそうなクラックのあるカンテを左上する。
理由はその方が気持ち良さそうだから。
カムを持っていれば、支点が無くてもクラックさえあれば自由にライン取りが出来るのはいい。
なんか自由な感じがする。
んんん、ちょっとハマりそうだな~。

写真を撮ろうして間違えてムービーを撮ったのでアップしてみる。
これからは、少しづつムービーも増やしてみようかな?
10:10_6ピッチ目(Ⅲ+)_リーダー
リーダーもカムで登りたいように登ってる、ように見える。(笑)

10:30_6ピッチ目終了点到着
セカンドで登って登頂。
リーダーと握手。
カムに関してはリーダーも同意見で、やっぱりね。
この先はロープ無しで登れそうなので解いて休憩。
眼下には一面森が広がっていて気持ち良い。
ツバメも飛んでる。
11:00_下山開始
頂上には立ち寄らずそのまま下山。
途中はかなりの急勾配でクライムダウンの練習にはもってこい。
向かいには西岳の岩壁が見えてます~。

11:25_弓状エリア
またまた、迷ったけれども、無事に弓状エリアに到着。
一組のクライマーがおりました。
まず見てビックリ!!
被った壁が70~80m位続いています!!
見上げるとこのエリアのシンボル「悪魔の指」がど~んと垂れ下がってる。
面白そう!!
なので、自分たちはこのエリアで最も簡単かつ、シンボルの「悪魔の指」を登る★★★ルート「悪魔のエチュード 5.10a」に取り付く事に。
トポによると日本一かぶった10aだそう。
そもそも★★★の10aなんてナカナカ無いんではないでしょうか?
所々、染みだしているけど、大丈夫でしょう!!
いざ!!

ホールドやらムーブやらメチャクチャだったけど何とかM.O.S。
分かってしまえば10aなんだろうけど、途中でかなりあれこれしたなぁ~。
リーダーと「エチュード」って何だって話になったので後で”はてなキーワード”で調べたら、
エチュードとは
美術の場合,絵画や彫刻制作の準備のための下絵や習作
音楽の場合,楽器の練習のために作られた楽曲。→練習曲?
演劇の場合,役者が台本なしに即興で演じ、話を展開していく稽古
自分にとっては「演劇の場合」がピッタリの悪魔の指体験でした。
12:45_右壁エリア
その後、右壁エリアを目指して移動。
今回はトポで目を付けた本日の目標ルート「NSR 5.11b ★★★」
自分、スターコレクターなもんで、★の多いルートから取り付くようにしてるんです。
おっ、見事なカンテが見えてきました!!
カッコいいラインでこれは登ってみたい!!
でも、クラックにはクモの巣張ってますね~。
まぁ、日影だし登れるでしょう!!
早速、取り付きますが・・・。
クラックに手を突っ込んだら中から大きなバッタが2匹も飛び出してくるし!!

13:30_撤収
完敗。
2ピン目から先に行けず・・・。
可能性のあるムーブは3つあって、一番可能性のあるムーブは足が滑って全く出来ない。
なもんで、リーチ+超バランス系のムーブで何度かトライするもダメ。
ファイト一発でなかったなぁ~。
シューズもペラペラのブカブカだし。
きっとコンディションが悪いんだと言い聞かせて敗退決定。
次は必ず登ってやる~~~。
14:10_入浴
さぁ、たっぷり汗もかいたし、定番の水浴びしますか~。
という訳で、川を探す。
幸いにも、林道途中に川がありソッコーダイブ!!
川はみるみる濁ってしまったが、まぁ良し。

お疲れさまでした~
