その薬、さすが常習性の危険があるとか噂になっていた(当時です)だけあって、

朝飲むと気持ちがシャキッとなり、姿勢までよくなるような勢いで会社に向かえた。

カフェインなんてこれに比べたらラムネみたいなもん。

 

でも効果が切れると、ストーンと気分が落ちる。これがキツい。

一日1錠で出されているのに、会議前などには、つい追加してしまう。

そうまでしないと、仕事に支障が出るほど鬱々としていたから。

 

色々と動向を知っていたのは、その頃流行っていたiMacを駆使してネット(2ちゃんねるとか)に没頭していたから。

あの頃の2ちゃんねるには、年齢を超えた連帯感とか仲間意識とかあって、

スタバで何時間もだべったり、リーダー格の人の家に泊まって話し込んだりしていた。

勿論派閥もでき、わりと歳の近い男性とピクニック大会で昼間から飲んだり。

まあ、満喫していたのかな。

 

このオン・オフで仕事をどうやらこなしていた。

 

けれど、その薬の弊害はすぐにやってきた。