編集部は、打ち合わせ等の取材から、簡単な撮影やイラストの手配(自作もあり)、デザイナーさんとの打ち合わせ、原稿作成などなど、余程効率的に同時進行しながら進めないとえらい事になる。
大学の専攻は畑違いだったし、家庭教師やマネキンなどしかバイト経験ないしで、かなり苦労はした。最初は定時に帰らせてもらっていたけれど、次第にどうしても納得いかない出来上がりには不満が出てきて、先輩方と同じように残業はした。休日出勤はちょくちょくあったし、朝方まで作業して一旦自宅に戻り、シャワー浴びて着替えて職場にとんぼ返りなんて日もあった。昼間、デスクにいる時は、珈琲がぶ飲み。栄養ドリンクやカフェインタブレットも使った。その頃から慢性胃炎になったけど、これはカフェインというよりストレスだったんだろう。
けれど、仕事は楽しくて、そりゃ辛かった事も沢山あったけれど、いろんな業界のいろんな立場のクライアントさんと出会ったり、地元にイベントで来たミュージシャン、俳優さん、カメラマンさんなどとディープな話をする機会も刺激的で、すごく充実していた。
深夜くらいに帰宅してからは、撮りためている話題のドラマをじっくり見る。当時担当していたのが若いOLさん向けの媒体だったから、芸能ネタ(苦手だったけど)なども仕入れてないと、話がしずらいなんてこともあったから。
寝るのは、当たり前に、朝方。
これが、4年続いた。
その後なんやかんやあって(婚約解消とか)、シンクタンクで働くことになった。