ハーブとアロマでいつもよりちょっと心地
よい生活のお手伝い「まちのハーブ教室」の
くろやなぎ さちこです
メディカルハーブやアロマテラピー
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家庭菜園のジャーマンカモミールの花が真っ盛りです!
世界で最も親しまれているハーブの一つ
リンゴのような香りのするリラックス作用のある
ハーブティーのイメージが強いでしょうか?
学名:Matricaria chamomilla
Matricariaはラテン語のmater=母
matrix=子宮に由来
中国では母菊
そんなことからも昔から婦人病に用いられてきたことがわかります
はなしはそれますが、マトリックスといえば映画もありましたね!
何かの起源とか生み出すものという概念から来ている言葉
こんな風にハーブの名前が付けられているなんてなんだかとても深い
もう一つの名前chamomillaは
カマイメーロン=ギリシャ語で『大地のりんご』という意味
ちなみにジャーマンカモミールの花はりんごのような香りがしますが葉は香りません
ローマンカモミールは花も葉もりんごのような良い香りがします
日本では『カミツレ』加密列って花がいっぱい詰まっているから?
これはオランダ語の『カミーレ』から来た言葉
以前は日本薬局方に収載されていました
よく化粧水などでカミツレエキス配合と見かけますね
ところでカモミールはキク科の植物
キク科の花の特徴として集合花といって
たくさんの花が集まってできています
周りの白い花びらの部分が『舌状花』という1枚の花びらが1つの花
真ん中の黄色いところが『筒状花』という
花びらはないけれど小さい1つ1つのボコボコが花
他の植物に見られるように1つの花にたくさんの種子ができるのではなく
1つ1つの花に1つの種子ができます
主な成分はフラボノイドのアピゲニンやルテオリン
精油成分ではα-ビサボロールやカマズレン
特にカマズレンはジャーマンカモミール精油の特徴的な青い色のもと
植物中のマトリシンを水蒸気蒸留したときに
カマズレンに変化して得られるのだそう
抗炎症作用や抗アレルギー作用などがあります
カモミールのアズレン(スペイン語のAzul=青色が語源)から
”カマズレン”と名がついたこの成分
実はアズレン誘導体として広く点眼薬やうがい薬
胃腸薬などに使われているのです
最近では抗がん作用や有機の半導体の材料としての利用が
期待されているそうですよ!
カモミールのチカラ!すごいなぁ
ハーブティー以外にもチンキや
ハーブウォーター(芳香蒸留水)もオススメです
キク科の植物にアレルギーのない方はぜひ使ってみてね!
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