その時、字幕についてネットで色々と調べていたらこんな本を見つけたので、読んでみました^^
「字幕屋に『、』はない」
著:太田直子
映画字幕を制作する翻訳家さんが書いた本です。
字幕翻訳をする上での苦労話を面白おかしく語ってくれています^^
読んでみると、「あぁ、そうだよなぁ」とか、「そっか、言われてみればそうだ」と思うようなことがたくさんあります。
言われてみれば納得するんだけど、言われないと気付かないようなこと。
例えば、「台本渡されて字幕作ってと言われても、映画のフィルムが来ないと作れない」。
たしかにそうですよね。だって、長いセリフでも早口で言っているのかゆっくりしゃべっているのかで字幕の文字数が変わるんですから。
でも、そういったことが分かってもらえないようで苦労することが多いそうです ^^;
他にも、短い文字数でなんとか話が分かりやすくなるように、色々と考えて字幕を作っているんだなぁということがよくわかります。
映画観ているときは特に気にもかけずに見ている字幕だけど、裏ではこんなに苦労して作られているんだなぁと思いました。
他にも、字幕を作るには翻訳するだけでなく、このセリフは何秒で言っていると測る係りの人がいるそうです。
そんなお仕事があったとは@@;
結構知らないことが多い字幕の世界。それを面白く語ってくれる本でした ^^