いつもお世話になる動物病院「めぐむ動物病院」へいく途中の道路で車に
跳ねられ横たわり動けない猫を保護しました。
 
朝から動物病院に私用があり、それを済ませて夫の運転する車で
帰る途中のことでした。
車の中から道路わきに横たわる猫が目に入りました。
その猫の傍らで警察官がその猫を見守ってましたが、どうも困ってる様子。
夫が車を止めて「あの横たわってる猫 気になるんやろ?警察官も
困ってるみたいだし、猫も死にかけてるかも・・行って助けてあげんと
あかんのちゃう?」と。車を降りてかけよれば、その猫は車に
はねられたようで足が骨折したのか動かないようでした。
 
警察官がいうには「とりあえず捕獲し警察へ連れていきそのあと
明日になったら保健センターへ連絡するしかないかと思っています。
このまま道路でこの猫を放置するわけにもいかないし・・」と。
猫は口からすこし血が出ていたものの、外傷はなかった。
その子は上半身だけで精一杯その場所から移動しようとしている・・・
私達へ威嚇しながら!足はとっても痛いはずなのに・・・。
 
オーナーにすぐ連絡し状況を話しました。
 
「ごめんなさい。怪我して動けない猫みてしまって見過ごす事ができなかった。
でも私だけでは無力でどうしたらいいかわからないし、オーナーにまた
負担かけてしまうし、警察官に任せてこの場を去ろうかとしたけど・・」
と話すとオーナーは私に「いいのよ!いいのよ!その子を助けてあげてください!
出来る限りの事はしてやりたい。警察官に預けたら最悪は殺処分になるかも
しれないもの・・よく気づいて車をとめてくれましたね。その子は
助けてほしくてきっとそこへ呼んだのかも。私への負担は気にしなくて
いいからすぐ病院へ運んであげて」と・・・・嬉しい言葉で涙が出ました!
 
許可をもらえたのですぐ病院へ・・と思いましたが、キャリーにすんなり
入るわけがない!野良ネコですから・・しかも、近づくと牙をむきます。
警察官にその場を任せて、夫とめぐむ動物病院へ戻り段ボール箱、大きなネット、
バスタオルを病院から借りてまた現場へ戻り、夫と二人で悪戦苦闘して
段ボールへ追いこみやっと猫を入れることができました。
夫がいなければ私だけではとても無理でした・・それに警察官はこわがって猫に
触ることもできません。
 
その警察官は「僕も犬を飼っているんです。この子が可哀相で。
でも猫については知識がないので警察署へ連れていくにもどう捕獲
していいのかもわからず。近隣から猫が動かない・・と110番がありここへ
来たのですが途方にくれていました。とても助かりました!ありがとう
ございます!」と、とても優しい方でした。
 
通り道で猫が横たわっていたので通りががる人々はたくさんいました!
なのに・・なのに・・誰ひとり「猫どうしたの?怪我してるの?」
「かわいそうね?」「手伝おうか?」言ってくれる人誰一人いなかった。
ある男性は「なんじゃ? 猫かいな!」夫と私が悪戦苦闘している近くで
そう言いながら、自転車おしてさっさと去っていきました。
悲しい世の中です。猫一匹、どうでもいいのですね・・・。
その子は車に轢かれ、動けなくなり寒い朝、道路で横たわって少なくとも
1時間以上はたっていても、誰も助けようとしなかったのだと。
 
めぐむ動物病院の先生、看護師さんはとても親切に対応くださいました!
どんな野良猫でも丁寧に扱ってくれます。
 
診察結果は「足の脱臼」「全身の強打打撲による肺の損傷・内臓出血」
骨折はしていなかったので脱臼ならなんとか生活できるくらいまでは
足は治るらしいが、問題は内蔵でした。
肺に穴があいているので空気がはいり息が苦しかったはずだと。
肺にチューブを差し込んで空気を抜く治療が必要だそうで、結構大変だと・・・。
どこまで治療するか・・と。
オーナーはそれでも「なんとか助けたい・・先生の力を信じて任せます。
治療方針に従います、私もこの子が助かるためには頑張るから」とそう言って
くれました。ほんとにオーナーには感謝です。
どんな子も差別せず、どんな子もみんな同じ命・・そう言ってくれます。
猫を見過ごせず、勝手にこの子に関わった私を責めることもしなかった。
むしろ「よく助けてくれましたね」とほめてくれる。
嬉しかった やっぱり感謝です。
保護した以上、もうリリースはできません。このあとが大変です。 
なるようになるだろうけど。3人で知恵を絞りこの子を受け入れる準備も
していかなければと思っています。
 
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