マツダもコジマも走る「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」日曜日観戦編 寒風との闘い
記事途中で消えてこれで4回目…。
「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」2日目の朝が来た。
天気予報に狂いはなく、天候は回復したものの寒風吹きすさぶ真冬のような真冬のような日になった。
それでも土曜日とは比べ物にならないほど多くのお客さんがゲートオープンを待ちわびていた。駐車場も早朝から一杯だった。
ドルフィンは上下ヒートテックにカイロを仕込んだレッグウォーマー。腹部にもカイロ。ハイネック長Tの上にユニクロのマイクロダウンを着込み、さらにその上に革ジャン。それでも寒かった!
今年からGPスクエアに場所を移しスーパーカー・コレクションと一体となったタイムトラベル・パーキング。
朝、GPスクエアに参加車が集まってくる
会場のアウトラインに柵が設けられて、パドック駐車場で展開されていた昨年と違って車両に近寄れない。せっかく貴重な旧車が参加してきても遠目でしか見られない。
これでは❝ただ集めただけ❞だ。
せめて車両列と列の間に通路を設けて近くで見られるようにして欲しかった。
ようやく晴れたので2輪イベントの「NSR500 ~Honda WGPの栄光~」が行われた。
開始直前にパラパラっと雨粒が落ちてヒヤッとしたが、路面を濡らすほどではなかった。
ローソン、ドゥーハン、大治郎、ロッシが駆ったNSR500
待ちに待ったGP500の走行。寒風がバンバン体に当たって吹き飛ばされそうなほどの激感エリアで撮影した。ところがたった3周でお終い。もうチョット走ってくれてもいいんじゃないかなー。
土曜日は2輪ライダーの姿はインタビューを映し出すモニター以外では全然見かけなかった。なので走行終了後に走ってパドック裏まで帰って来た。シャトルバスを待つ時間さえ惜しんで。
それでももう引っ込んでしまっていて会う事はままならなかった。
しかし、日曜日はよく走った。激感エリア2往復、S字往復を走ったのだ。寒かったので体を温めたかった事もある。こうして走れるほど筋力が回復したのだ。日々の自転車トレーニングは効いている。
ヘリコプターの遊覧飛行も行われていた
グランドスタンドにヘリコの影が落ちる
「Historic Formula Register デモンストレーションレース」が行われた。
車体は小さいが出走台数が多いので賑やかだ。
日曜決勝レースの優勝車#17・シェブロンB15
MOTORCYCLE HERITAGEのピットでエンジンがかかると多くのお客さんが集まって来る。
現在の市販車ではほとんど聞かない2ストロークエンジンのカン高い排気音。もうもうと上がるガス。たまりませんなぁ。
MOTORCYCLE HERITAGEのピットに宮城光氏の姿も。取材?
激感エリアから戻ると日曜日のグリッドウォーク待ちの列が物凄かった。
第一コーナー寄りの入場口を先頭に、列はピット裏に延々と続いていてピットエンドよりも伸びていた。これだけの人数が入場してもマシンを見られるだろうか? 終了時間までに入場できるのだろうか? 土曜日入っておいてヨカッタ。日曜日のグリッドウォークは見送ることにした。
マクラーレンはドアを上げて展示
毎年恒例となったサーキット専用車、パガーニ・ゾンダ・レボリューションとマクラーレンP1LMの走行も行われた。
今年は飯田章選手のドライブではなかったようだ。
高級時計リシャールミルのお得意様が持つ高額スーパーカーを走らせる「RICHARD MILLEパレード」。
先導するマーシャルカーをドライブするのは元F1ドライバー中野信治選手、PWRCチャンピオン新井敏弘選手たちだ。
パガニーニ・ゾンダ・レボリューションとマクラーレンP1LMも走る
日本の参加車はピット内に置かれて関係者以外立ち入り禁止にしているが、海外からの参加車は割とオープン。レジェンドF1も何台かピット裏に出てエンジン調整してくれていた。嬉しいなぁ。
貴重なヒストリック・マシンのフォードV8エンジンの響きにお客さんが集まって来て楽しんだ。
「帰ったら絶対に『ラッシュ/プライドと友情』のDVD観ながら寝るぞ!」と固く心に思ったのだった。実際にそうしましたよ。
日本にあるF1マシン中心のレース「Legend of Formula 1」。
フェラーリ2台は午前中の走行でクラッシュして出走できなかった。
日曜日のレースで優勝したのはなんとF3000マシンのマーチ88B。
このマシンは使用された事が無い❝新古車❞だったらしい。それはそれで貴重な存在だ。
スーパーGTドライバー阪口良平選手がマーチ88Bをドライブ
土曜日、雨で走らなかったGr.Cカーが続々とコースイン。
2台のマツダもロータリーサウンドを奏でた。ようやく走ってくれたという感じだ。
午後からのデモレースでは片山右京選手のトヨタTS010とヒストリックF1で優勝経験もある久保田克昭選手のフロムA日産R90CKとのバトル、日産R92CPを駆る星野一義選手と長谷見昌弘選手のバトルが展開された。
「これはもうJSPCじゃないか~!」感激だなぁ。
Cカーが3台並んでストレートを通過する時の衝撃波は凄まじいものがあった。
ただ、レースが進行するに従って、1台、また1台とピットに消えて行った(笑)。ヒストリックなマシンたちだから仕方ないか。
Gr.Cレースが終わると残すプログラムは「フィナーレパレード」のみ。
2日間のイベントに参加した多くの車両、バイクたちがコースイン。夕闇迫るメインストレートに整列した。
グランドスタンドのお客さんに感謝を伝える参加者たち
あぁ、1年間楽しみにしていたイベントもあっという間に終了してしまった。
雨や寒さはあったが楽しい二日間だった。
サーキットで知り合った方も増えて、情報交換しながら過ごす時間もまた楽しい。
来年のサウンド・オブ・エンジンにも来られたらいいなぁ。