にわかに盛り上がりを見せた『鳳凰篇』が、
一時的な上擦った更新に終わらないように、
まとまらなくても綴ってみることにします。
若者は、ふと根拠もないのにこう思います。
私は現在、自分に適したところにはいない。
私にはもっとふさわしい場所があるはずだ。
不遇を時代のせいにしているのでしょうか。
歪曲した世の中のしわ寄せなのでしょうか。
二十億光年の孤独
谷川俊太郎
人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする
火星人は小さな球の上で
何をしてるか 僕は知らない
(或いは ネリリし キルルし ハララしているか)
しかしときどき地球に仲間を欲しがったりする
それはまったくたしかなことだ
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
宇宙はどんどん膨らんでゆく
それ故みんなは不安である
二十億光年の孤独に
僕は思わずくしゃみをした
そうか、そうだったのか、そういうことか。
by スグル