ブログネタ:"新しい出発のお祝い"のメッセージ、あなたは贈ったことある?
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数年前、友人の結婚式・披露宴に招待されましたが、
都合がつかずに、やむを得ず欠席してしまいました。
新郎とは中学生のころからの長いつきあいでしたし、
新婦もまた友人で仲がよかったのに出席できなくて、
せめてもの罪滅ぼしに、祝電を打つことにしました。
それもただ「結婚おめでとう」ではつまらないので、
祝福のことばに代えて私の大好きな詩を贈りました。
生命(いのち)は 吉野 弘
生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい
花も
めしべとおしべが揃っているだけでは
不充分で
虫や風が訪れて
めしべとおしべを仲立ちする
生命はすべて
そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ
世界は多分
他者の総和
しかし
互いに
欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに
うとましく思えることさも許されている間柄
そのように
世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光りをまとって飛んできている
私も あるとき
誰かのための虻だったろう
あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
さて、電報の料金はほとんど総文字数で決まります。
目安として、5文字につき約120円、これに台紙代。
ちなみに、上記の詩は総文字数が300字くらいです。
学び舎を巣立っていく君たちの門出と前途を祝して、
はなむけのことばに代えてこの詩を改めて贈ります。
by スグル