私たちは、労働によって金を得て、
その金との交換によって、
可視や不可視を問わず、
あらゆるものを手に入れるのです。
生産と消費。
需要と供給。
金が、途絶えることなく循環して、
資本主義経済を形成しています。
ところで、その始点とは何でしょうか。
もともと、市場に「需要」など存在しません。
もし、あるとすれば、「幻惑」ではないでしょうか。
資本主義経済における「成功」の鉄則は、
人間の本質を、充分に理解することです。
さらに言えば、それを巧みに利用することです。
私たちの欲求を満たすもの。
その根底には脈々と続く、
隠匿された怠惰と優越感があります。
本来まったく不必要なものを、
さも不可欠であるかのように、
撹乱させ、信じこませるのです。
私は、性悪説論者ではありません。
しかし、少なからず、売買行為には、
悪意が介在するように思われるのです。
つまり、私たちの購買意欲は、
ある種の偽善によって創造されるわけです。
by スグル