Never Get Old | ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

ザ・マシンガンズの必殺技(絶望日記)

 心にうつりゆく よしなしごと

今よりももう少し若かったころは、

プレッシャーを楽しむことができました。


張りつめた空気。

刻一刻と迫りくる瞬間。

鼓動の高鳴り。


すべてを心地よく感じたものです。


あのころは、単に向こう見ずだったのでしょうか。

不安や恐怖を負の概念として排除していただけでしょうか。


年齢を重ねるごとに、

自信や自負心を失いつつあるようにも思います。

私は、何もかも知らなすぎたのです。


決して悲観しているわけではありません。


月並みですが、知らなかったことに出くわすたびに、

知っていることの少なさを気づかされ、

知らないことの多さを嘆きながらも、

これから訪れるであろう幾多の未知との出会いを、

ひたすら心待ちにしているのです。


もしかすると、それをよしとしてしまうことが、

すなわち老いなのかもしれません。

あるいは、無知であることを正当化するための、

卑劣な弁解なのかもしれません。

しかし、価値観とは、普遍的であるようで、

実際はそうではありません。


私は、「新しい」ということに慌てふためき、

イライラし、弱音を吐いてしまう私自身を、
頼りなく思う反面、案外かわいいとさえ感じるのです。


                                     by スグル