デイリースポーツ
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 カットボールに磨きをかける藤川=宜野座

 秘密の“新兵器”がベールを脱いだ。阪神・藤川球児投手(27)が12日、沖縄・宜野座球場でブルペン練習を行い、新球・カットボールの試投を開始した。通常のカットボールとは異なる独特の回転軸を持つこの球は、より直球に近い球速を保ちながら変化するのが特徴。MAX155キロを誇る球児だけに、完成すれば150キロ近い球速のまま軌道を変える“超高速カットボール”となる。
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 周囲を圧倒する球筋。それはひと目、直球以外の何物でもない。しかし1球投げるごとに、球児とブルペン捕手との間で、こんな会話が交わされた。
 「今のは何個分ですか?」
 「1個半ぐらい」
 “何個分”とは、ボールの変化の幅を尋ねたもの。そして“1個半”とは、その球筋がミットの手前でボール1個半分、横に変化したことを示していた。
 はた目には直球にしか見えないこの高速変化球。その正体は…カットボールだ。
 「アメリカで練習してきたんですよ」
 昨年12月から1月にかけての米・フロリダ自主トレ中に初めて試投したというこの新球。詳細については多くを語らない球児だが「回転が横じゃないんですよ」と、通常のカットボールとの違いを説明した。
 打者の手元で突然横に変化するカットボール。日本球界では、中日のエース・川上がその使い手として知られている。しかし、球児が習得を目指すカットボールは、球の回転がタテに近く、より直球に近い球速で変化するのが特徴。最速155キロを誇る球児がこれを完全習得すれば、150キロ近い“超高速カットボール”となる。
 パートナーを務めた本田ブルペン捕手は「何球か真っすぐとスライダーの中間みたいになることがあったけど、煮詰めていけばすごい武器になると思う」と手応えを口にした。
 ブルペン練習を本格化させた今クール。次クールからは、この新兵器の精度をさらに煮詰めながら、完全習得を目指す。
 「これからまだやっていかなアカンけどね」
 自身の投球に限界を感じ、進化の手掛かりを海の向こうに求めた。そして手にした新兵器は、驚愕(がく)の高速変化球。異次元の切れ味を誇る直球との“魔球2本立て”で、08年の球界を席巻する。


おそろしあ( °д°)