インディアンの思い出
若い時は 夢中になれるものである。
そして また
再び
門を入ると
池に面してある 縁側の先
幅広い障子の部屋に向かって
「 こんにちは 」
思えば
この屋敷の玄関は 分からなかった。
「 こんにちは 」
息子さんと思う人が、出てきた
とは言っても 10歳以上、年上に見える
「 インディアンのエンジンが有ると聞いたんですが? 」
微笑みの後 そして
後をついて、 古びた小屋についた 手前のシートをめくると 赤いフレームに
しっかり乗っている、エンジンが有った
「 似てる 」
フレームは 手荒い事に、切断されている
聞くところによると
峠の道から 落ちて
やむなく
エンジン部を引き揚げて そのままらしい
外観は、しっかりした良い状態に見える
他の部品は無いらしい
ところで
今 現在
書きながら 思ったのだが