よせばいいのに、インド製ベスパ、スターデラックスを引っ張り出しました。
と、後輪がパンクしています。
普段乗らないと、乗るだけで準備に半日費やすことになる典型です。
が、インド製に限らず、ベスパ君は左側に予備タイヤがついているので、さくさく入れ替えます。
手入れを怠っていると、この予備タイヤまでもがパンクしていた、なんて事があります。
そうなると、自分の整備不足を呪うばかりとなります。
頭に血が上って、バイク屋さんに電話するような心身の練れていない人は、さっさと国産スクーターに乗り換えるべきでありましょう。
という訳で、準備を始めます。
後輪の後ろに泥除けみたいなのがついているので、10ミリのナットを外します。
げげ、ばっちいです。
エンジンのあたりに、何か噛ませて、後輪を持ち上げます。
修練を積むと、缶コーヒーなどで持ち上げるのだそうです。
後ろの泥除けを外しておかないと、ここで引っかかります。
僕は、車に使うウマを横向きにして使いました。
とりあえず、13ミリのナットを5個外すと、タイヤが取れます。
雨の日であろうと、ガンガン乗るので、ボルトは汚いです。
ダイスとタップで、ボルトとナットをさらっておきます。
元通り組み付ければ、修理は完了です。
パンク修理というより、タイヤの入れ替えです。
ついでに、プラグも交換します。
10年物のプラグです。
これまた、ばっちいです。
インド製ベスパに乗っていると、故障しませんか?と聞かれます。
何を持って故障と定義するかは、はなはだ難しいところですが、動くし止まるし曲がります。
プラグを走行距離に合わせて取り替えるのが本当でしょうが、インド人はそんな事をして乗っていないでありましょう。
さすがに、プラグを変えると、エンジンのかかりが良くなりました。
ちなみにプラグはNGK B7ESです。
バイク屋さんに聞くと、最近はほとんど使わないプラグだそうですので、予備は準備しておきましょう。