ねじをお掃除します。
取り付けた後の写真を撮り忘れました。
続いて、燃料コックの取り付けです。
タンクをゆすると、ちゃぷちゃぷと音がしていたので、1リッターくらいかな?と思っていたら、4リッターくらい出てきました。
まず、燃料タンクの出口を掃除します。
道具箱の中に転がっていた、金属製の角材に1000番のサンドペーパーを取り付けて、水砥ぎしました。
なかなかうまくいったんではないでしょうか。
ねじ山を綺麗に掃除したいのですが、こんな大きなダイスは持っていません。
そこで、歯ブラシでこすって、CRCを吹き付けて汚れをふき飛ばしました。
古いナットを入れたり出したりして残った汚れを取り、再びCRCを大量に吹きかけて掃除しました。
その後、新しい燃料コックのナットを取り付けて、スムーズに動くか確認しました。
燃料コックは、ストローのような部品に、真鍮でしょうか?袋状の網で出来た部品がかぶさります。
右側の網状の部品の真ん中くらいに、長いストローのような部品が動かないようなストッパーがあります。
長いストローが真ん中を貫通するように、浮き輪の様に穴が空いています。
太陽に透かして見ると、そのストッパーが上がりきっています。
ドイツ人め!
日本が世界に誇る耳かきで、ほじくりだします。
こんな感じで分かるでしょうか?
燃料コックを取り付けて、ガソリンを入れて、コックを開いてキャブレターにガソリンを送り込みます。
僕は、自分の整備技術を、ちっとも信用していないので、そのままコーヒーを飲みに行きました。
10分ほどして、バイクを見てみると、ガソリンが漏れている形跡はありません。
気になるような臭いもありません。
まだ、油断してはなりません。
エンジンをかけてみます。
長いクランキングの後、久々にR100RS君は、ぼぼぼぼ!と動き始めました。
最近導入した、クルーズド・コントロール・システムとかいう、長ったらしく大層な名前のただのネジを活用して、ちょっと高めのアイドリングを保ちます。
バイクから離れて、煙草を一服します。
どうやら、燃え上がる事はなさそうです。
長ったらしい名前のネジを緩めて、通常のアイドリングをするのを確認して、アクセルワイヤーの取り回しを変更します。
ハンドルを大きく切ると、アイドリングに変化があったからです。
バイク屋さん、すみません。分解中のバイクをじろじろ見ていたのは、ワイヤーの取り回しを確認していたんです。
ちょこちょこといじって、ハンドルを大きく切っても、大丈夫になりました。
けれども、デロルト40φ君は、アクセル全開にしても、ピストンが上まで上がりきりません。
ま、全開なんかにしないんで、良いんですけど。
やれやれと思って、アイドリング調整をしようとしていたら、先日ショットバーで出会った、近所のRS乗りの方から、遊びに来い!と連絡がありました。
むむむ。
まだ、同調が取れてないんですけど…。
ま、これくらいで良いか、と適当に合わせて、ご近所さんに向かったのですが、アクセルの開け始めが、ご機嫌斜めです。
ぶるぶると車体を震わせて、無理やりエンジンが回っていきます。
坂を下りて、信号を渡ってすぐのところにお住まいの御仁は、にこにこ笑いながら、調子の悪い音がしていたなぁ!と一言。
バイク屋さん、すいません。僕がキャブをいじったばっかりに、変な音でお伺いしてしまいました。
御仁のガレージには、漆黒のRSが鎮座していて、臭くない排気でスムーズなエンジン音を響かせていました。
なな何と、ヘッドライトは、イエローバルブです!
素敵ですねぇ!
車検に通るのか聞いてみたところ、地域や、検査官によってばらつきがあるのだそうです。
ふーん。
ともあれ、色々と古いお話を聞いて、盛り上がりました。
RSの後ろには、走行距離190キロのホンダドリームが!
知り合いのバイクだそうです。
興奮しすぎて、写真を撮り忘れました。
話は尽きない感じだったのですが、あまりお邪魔をしてもいけないので、早々に退散しました。
その後、小一時間かけて、アイドリング調整をしました。
調整方法は、またそのうちに。

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