小説に出てくるハーブ料理
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■ハーブ・野菜・野草 大好き!食う植物
-食う植物の育て方、楽しみ方
食虫植物との劇的な出会いを果たした筆者が、
ハーブ・野菜・野草などの「食べられる植物」に
こだわり執筆する異色のグルメ&園芸ブログ
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先日、80年代のエリートビジネスマンが猟奇殺人を繰り返す
小説 『アメリカン・サイコ』 を読み終えました。
『アメリカン・サイコ』は映画化もされていて、クリスチャン・ベールが
主役を演じています。
映画は見たことがありましたが、原作の小説は読んだことがなく、
お世話になっている方から借りて読みました。
内容的に思うところが多々ありましたが、
印象深かったのが、作中に出てくるどの料理にもハーブが
たっぷり使われていたことです。
ハーブティーもよく飲まれていました。
アメリカ料理もハーブをふんだんに使うんですね!
「ビートとアスパラガスとミントを入れたリゾット」
「オレゴンモレルとハーブ風味のフレンチフライ添え」
「ウズラのローストにセイジ添え」
「香草入りビネガーでポーチしたエイ」
など。
ビートは、ビーツともいい、アカザ科サトウダイコンの仲間だそうです。
真っ赤なカブのような外見で、ロシア料理の「ボルシチ」に使われます。
私は南インド料理で、ビートのヨーグルトカレーを食べますが、
ビートの色が出て明るいピンク色!はじめて見た時は驚きました。
ビートとミントの組み合わせ…想像するだけで楽しいです。
香草入りビネガーでポーチしたエイも美味しそう。
ハーブと魚は相性がいいです。
作品の主題は、80年代の物質主義の生活、
それに伴う虚無感、閉塞感をあぶり出すことにありますが、
作品中のハーブの使われ方に興味を惹かれました。
作中には「ハーブの香りの膝掛け」も登場します。
何のハーブを使っているのかは詳しく書かれていませんが
興味深いです。
アメリカにおいて、
いかにハーブが生活に入り込んでいるのかが、よくわかります。