こんにちは! Machinakaです!!
今回批評する映画はこちら!!
「ダウンサイズ」
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大傑作の「オデッセイ」に出演してアカデミー主演男優賞にノミネートされたかと思うと、超駄作に成り下がってしまった「ジェイソン・ボーン」に出演。
そして誰もが耳を疑ったトンデモ設定の「Great Wall」に出てしまい、彼の宿敵ジミー・キンメルにイジられる始末。
そしてまた今作も、トンデモなくアホな設定(すいませんね)の映画に出演してしまった、、、
どんどん出演する映画のレベルがダウンサイズしてるんじゃないかと心配になってしまうマット・デイモンの新作でございます。。。。
それでは「ダウンサイズ」批評、いってみよーーーー!!!
[あらすじ・見どころ]
・「ファミリー・ツリー」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」のアレクサンダー・ペイン監督が、マット・デイモンを主演に迎え、人類が縮小可能になった未来社会を舞台に、社会風刺を交えて描くドラマ。
・ノルウェーの科学者によって人間の身体を縮小する方法が発見され、身長180センチなら13センチにまで小さくなることが可能になった。
・人口増加による環境、食料問題を解決する「人類縮小200年計画」が立ち上がり、一度小さくなれば二度と戻ることはできないが、それでも各国で小さくなること(ダウンサイズ)を選ぶ人々が徐々に増えていく。
・アメリカのネブラスカ州オマハでストレスフルな生活を送る、どこにでもいる平凡な男ポール・サフラネックは、少しの蓄えでも裕福で幸せな生活が遅れるという縮小された世界に希望を抱き、ダウンサイズを決意。しかし、土壇場で妻のオードリーが逃げ出してしまう。ポールは縮小された人間たちの世界で、ひとり寂しい生活を送ることになり、自暴自棄になるのだが……。
監督はアレクサンダー・ペイン
見たことある作品は「ファミリーツリー」ですかね。その頃からジョージ・クルーニーと繋がりがあったのか。
「ネブラスカ」は評価が高いのでいつか見たいなぁと思う、程度には気になってる監督です。つまり、あまりそそられてないのも事実w
クリステン・ウィグとマット・デイモンのタッグで、「あそこは小さくなってないですよ」とクスッと笑わせるあたり、「あぁ、これはきっとコメディなんだ」と信じて疑いませんでしたね( ^ω^ )
って感想言う前から若干ネタバレして申し訳ありませんw
それでは映画の感想でっす!!!!
[映画の感想]
<一言感想>
・思ったよりもシリアスで社会派なシニカルコメディ映画!
・小くなったマット・デイモンが大暴れ!!と思いきや子煩悩なままで生活もダウンサイズw ちょっと物足りない感も、、、
・あまりにリアルなダウンサイズビジネスのやり口に、思わず俺もダウンサイズの世界に入りたくなったぞ。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚
・クリストフ・ヴァルツとマット・デイモンの演技合戦が楽しめる人にこそオススメ!!
・小くなった世界は単なる社会の縮図となり、最後は環境問題ドキュメンタリーかのような着地。まるで「プロミストランド」を見たような印象。。
<解説>
・東和の宣伝はすごいよ。。。
・リアルな世界観の作り込みは流石です
ダウンサイズになるまでの作り込みがとにかく細いのも本作の特徴で、、、
マット・デイモンの家庭環境、収入。そして現在の預金残高まで詳細な情報を事細かぁぁぁに描いて描いて。ダウンサイズするまでにかなりの時間をかけてるんですよね。
この作り、まるでブレイキングバッドの「先生」のような感じでね。アメリカ人なら生活水準が目に見えて分かるほど、詳細な情報を逐一入れてくる。
驚くほどの中流家庭のマット・デイモン。彼の家庭がダウンサイズの世界に逃げたくなるのも納得の世界観の作り込みをしていたのが面白かったです。
あと、ダウンサイズの劇中の宣伝にニール・パトリック・ハリスを使ってるところも、アメリカ人の心をくすぐってて最高のキャスティングでしたね( ^ω^ )
久しく見ないうちにメッチャハゲててびっくりしたけども笑 ダウンサイズ用に短くしたのかな?
また、一番テンション上がったのは麻酔を打ってから実際に小さくなるダウンサイズシーン。。
ほとんどセリフなく、軽快な音楽とともに大きな大人たちがミニチュアフィギュアのように小さくなっていく。。。ちっさくなったマット・デイモンがまぁ可愛くて可愛くて
赤ちゃん見てるよりもホッコリしてしまうのでした。。。
・アレクサンダー・ペイン流アメリカンドリームへの皮肉
この映画のテーマは、「アメリカンドリームを夢見るだけ甘えん坊への皮肉」だと思いました。
ただ小さくなるだけで金が増えて豪邸に住めて、なんちゃって環境問題の助けにもなっているとか、徳しかしない生活。なんて甘い蜜には必ず罠があるんですよね。
本作ではあまり取り上げられてませんでしたが、どう考えても人権は小さくなってから確実にダウンサイズしてるような、そんな印象がありますよね。それに世間体も、、、
バーで酔ったアジア人男性が非常に的を得ている「ダウンサイズ人間に対する冒涜」もこの映画の魅力ですよね。確かに、税金までダウンサイズしたら普通に生きてる人に恨まれそうだもんなw
ダウンサイズしたからといって、アメリカ人の社会は何も変わってなくて。アジア人やヒスパニックが貧乏な生活を送っている過酷さ。壁に穴を開けて郊外に暮らす様子はまさしくメキシコ国境の話にも感じましたし。。。
小さくなって快適で理想な生活を! と思いきや、以外とそうでもなかったよ。そして環境問題は、、、、
これ以上ネタバレできません。
以上! 変わった映画を見たい方は超オススメです!!!
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