こんばんは! Machinakaです!
今回批評する映画はこちら
「追憶」
「追憶」って付く映画が多いですよねーー
マシューマコノヒー&渡辺謙の「追憶の森」、韓国映画のサスペンス実話モノの傑作「殺人の追憶」、あと昔ですがロバート・レッドフォードの「追憶」という作品もありますね。
映画のタイトルに「追憶」っていう普段使わない言葉を入れるのは、訴求力があるのでしょうか。。。
はい、真意のほどはわかりませんが、とりあえず、、、、
「追憶」批評、いってみよーーーー!!!!
[あらすじ]
「鉄道員(ぽっぽや)」「あ・うん」などの名作を手掛けた監督・降旗康男と撮影・木村大作が9年ぶりにタッグを組み、岡田准一を主演に迎えたヒューマンサスペンス。ひとつの殺人事件の刑事・容疑者・被害者として再会した幼なじみ3人が、心の奥に封印してきた過去と向き合う様子を描く。1992年、冬。親に捨てられた13歳の少年・四方篤は、似た境遇の田所啓太、川端悟と共に、軽食喫茶を営む仁科涼子と山形光男のもとで家族のように暮らしていた。しかしある事件をきっかけに幸せな日々は終わりを迎え、彼らは離れ離れになってしまう。25年後、成長して刑事になった篤は、無残な刺殺体となって発見された悟と再会を果たす。そして捜査が進められていく中、啓太が容疑者として捜査線上に浮上し……。篤役を岡田、啓太役を小栗旬、悟役を柄本佑がそれぞれ演じる。
はい、予告編を見ても分かる通り、東宝製作の香りがとても強い、東宝の総力を結集したようなドラマ映画だと思いますね。
まず、主演に岡田准一さんと小栗旬さんがいる点!
東宝主導の映画で、この二人をそれぞれ主役にしてどれだけ映画が作られたか、、、
東宝映画は、彼らのおかげで儲かっていると言っても過言じゃない!!!笑
それくらい売れっ子の俳優さんたちです。映画の資金調達するのは非常に難しいのですが、小栗さんが主演ですから、岡田くんが主演ですから、といえば予算が確保できるのですから、、、、
そして製作は市川南さん。こりゃ東宝の映画の場合は製作は市川さんなので目立って書くことないんですけど、驚いたのは共同製作という枠
今回共同製作には何と、、、
・吉崎圭一
・大村英治
・久保雅一
・藤島ジュリーK.
・市村友一
・広田勝己
・東実森夫
・松田誠司
・木下直哉
・吉川英作
・林誠
・板東浩二
・荒波修
・井戸義郎
・板倉均
製作多すぎだろwwww
すごすぎる! こんだけ製作が多かったら大変ですよwww
まぁ、岡田准一側の製作チームと、小栗旬側の製作チームが関わり、その他色んなしがらみやしがらみやしがらみがあり、非常にうまく調整されていたように感じます。
本作はオリジナルの脚本ということで、岡田准一と小栗旬の二枚看板を使っているのですが、、、、、
「どっちが目立つの?」
「どっちが長く映るの?」
とか、事務所から聞かれたらどう答えるんだろうなぁ、、、、
と思っちゃうわけですよww
例えば、小栗旬が映画の中盤で死んじゃうと、以降は岡田准一無双になるわけですよ。
としたら、小栗旬側は面白くない。
↓
事務所サイドで揉める
↓
映画の製作が滞る
↓
予算と時間を食いつぶす
↓
駄作映画の王道へ、、、、、
ってなっちゃう可能性だって十分あったはずです。
だから、制作側は事務所の意向を最大限配慮しながら、お互いがベストシーンを作れるように頑張ったはずです。。。。
日本は芸能事務所の権限が強く、もし事務所の意向を断ろうもんなら「うちの役者はおたくの映画に出ませんから」と一蹴されるに決まってます。
これは能年玲奈ーのんちゃんの騒動を思い出せば分かると思うんですが、、、、
余談ですけど、テレビニュースで「洗脳」と噂された芸能人は、高確率で事務所と揉めて干された人です。そして絶対に、洗脳などされていません。嫌がらせってやつですwww
能年玲奈ちゃんは洗脳なんかされてませんからねwww え?信じたアナタが悪いの!!笑
はい、というわけで、、、、
考えるだけで大変な事務所との利権調整
岡田准一くんと小栗旬がダブル主演という案件。過去にも共演したことがあるみたいですが、それはトップ俳優になる前の話。。
担当されたスタッフの方は本当に大変、、、、、、
そう考えると、この映画。。。
まず映画が完成して公開できただけでも素晴らしい!!!
スタッフの方、お疲れ様です!!!!!
そして、監督を務めたのは降旗康男さん
菅原文太さん、高倉健さん等東宝の名だたる俳優とタッグを組み、特に高倉健さん主演の「鉄道員ぽっぽや」は覚えている方多いのでは?
この方、非常に長く映画監督をされているということで、こんなややこしい事務所関係を束ねるにはうってつけの人なんでしょう。多分若手監督が担当すれば、絶対に失敗すること間違いなしですよwwww
余談ですけど、若手監督が俳優のしがらみで大失敗する様子は、「トロピックサンダー」で痛いほど分かりますwww
はい、それでは映画の感想に行きますか、、、、
作っただけでも素晴らしい、ビジネス的に見て非常に評価できる映画、、、笑
ではありますけども、中身はどうだったんでしょうか。。。。
それでは映画の感想でっす!!!
[映画の感想]
濃厚な人間ドラマだと思っていたら、、、、
爆笑、爆笑、爆笑、、、、、
すっごく笑える映画だったよ!!!!!
少年時代の過ちをキッカケに、会わなくなった3人の親友たち
25年後に過去の事件が蘇り、新たな犯人が生まれる、、、、
犯人が分かった瞬間、、、、、
爆笑、爆笑、爆笑!!!!!!
犯人が分かった瞬間、こんなに笑ったことはないwwwwww
刑事役の安田顕さんの、事件を締めくくる一言にもう抱腹絶倒wwwwwww
アッハッハwwwwww
劇場で死ぬほど笑いましたwwwwwww
そして、小栗旬さん、岡田准一さんの演技合戦が素晴らしい!!!
イケメン土建屋の社長を演じる小栗旬、、、、いい味出してる!!
そして刑事役の岡田准一、、、、
ベストアクトですよ!!!!
最高だよ!!!
いい意味で、かっこ悪くて最高だったよww
岡田准一史上、最もダサい男を演じたんじゃないかな?
褒めてますよファンの皆さん!!!
そして、インディーズ映画「100円の恋」で鮮烈なデビューを飾った安藤サクラ。。。。
別格です! さすが安藤サクラです!!!!!
小栗旬と岡田准一がボケを担当した分、安藤サクラに泣けた、、、
泣けたお、、、、、、、、、、
笑いと泣きが共存し、素晴らしい作品に仕上がっておりました!!!!!
[絶対に面白いと確信していた理由]
この映画が絶対に面白いと確信していた理由があるんですよ。
この中にヒントがあるんですけど、、、分かりますか?
他の大作映画とは絶対に違う、ある要素があるんですけど、、、
はい、皆さん探せましたか?
もうあれしかないよね、簡単すぎるよね?
じゃあ答えあわせいきましょう!
せーのっ!!!
「上映時間99分!!!!」
はい、皆さん正解したよねー。大丈夫だよねー笑
はい、私が注目したのは上映時間の短さです。
岡田准一くんと小栗旬くんを使って、他の東宝俳優も使って、、、、
いろんなしがらみがある中、この上映時間の短さは異常だよwwww
で、この上映時間の短さがどんなマジックを起こしたのかというと、、、、
非常に密度が濃いんですよ!!!!
日本映画によくあるような俳優のどアップがないんです。話を進めるのに最低限の情報だけを出して、ナレーションも一切なく、話運びがテキパキしていて、、、それに回想シーンも短めですごくありがたかった!!!!!
上映時間が短いことで、観客を飽きさせない、素晴らしい造りになっていたよ!!!!!
同じく過去に起こった事件が再燃する系の刑事ドラマだったら、佐藤浩一主演の「64ロクヨン」があるけどさ、、、
そっちは前後編に分けて、合計すると4時間を越えるからね!!!!半端ねぇぞ!!!!!!!
それと比べると、非常にまとまっていて、よくできた作品だと思いますよ(^-^)
[岡田准一史上、最高傑作]
個人的には、特に岡田准一さんの力が凄まじいと思いました。
東宝主導で、山崎貴監督が映画を撮るときは高確率で岡田准一さんが抜擢されます。そして、個人的には、、、大作映画に出るほど岡田准一さんは光らなかった。。。
いや、これは岡田准一さんが悪いわけでなく、演出側が悪いと思うんですけど、、、
「エベレスト」、そして「海賊と呼ばれた男」、、、、
正直申し上げて、この二作は思いっきり酷評しましたよwww
岡田准一さんは悪くないんですが、、、、、岡田准一さんが出る映画は運悪く演出が酷くて駄作になってしまったケースが多いように感じたのです。
岡田さんといえば、アカデミー賞で主演男優賞の時に、「映画人として認めてもらえて嬉しい」という言葉を涙を流しながら言っていたことを、今でもよく覚えています。
個人的には、V6というアイドルでバラエティ番組にも多く出演し、何なら大阪の枚方パークの宣伝もしている岡田くん。正直言って、バラエティで植えついてしまったアイドル・タレントのイメージから俳優としてのイメージが定着するのは、正直かなり大変だったんでしょう。
岡田くんの涙に、私もつられて泣いてしまいました。。。。
俳優になったことないから共感できる要素は一切ないんだけどね笑 でも岡田くんのバラエティでは見せない涙に思わず釣られて泣いてしまったのです。
今作では岡田准一さん。。。。
すっごくダサかったんですよwww
いや、褒めてます褒めてます褒めてます褒めてます褒めてます褒めてます褒めてます褒めてます!!!
ファンの方ご理解くださいファンの方ご理解くださいファンの方ご理解くださいファンの方ご理解くださいファンの方ご理解くださいファンの方ご理解ください
はい、もうこれで炎上は起きないぞっ♡
安心したところで、今作の映画でいかに岡田くんがダサい演技をしていたのか解説しますね。
ネタバレは避けますけども、岡田くん演じる刑事はとことんダメなんですよ。
刑事のくせに、犯人に不用意な暴力を振るって不祥事起こしたり、反省して犯人に謝ったり、、、、
こんなダサい刑事見たことネェッ! しかもそれが岡田准一なんて、、、
信じられませんっwwwww
ださくて、目が死んでいる感が半端ない、、、、
セリフやエモい演技に頼らず、こんな演技が出来るのは今の俳優でも珍しいんですよ?
そして、個人的に素晴らしいと思ったのは、岡田准一さんの背広の着こなし、、、、
はい、こちらワンシーンですけど、もう分かりますよね?
ちなみに、比較画像はこちら。
上下の背広を見比べください。
はい、もうわかりましたね。大丈夫ですね!
簡単ですね、、、、
劇中では、とにかく背広が似合ってないんですよ!!!
ネクタイしてなくてだらしなく見える、シャツがでかくて袖がめっちゃ見えてる。。。。
何より背広のサイズ感www
全然スタイリッシュじゃない、サイズ合ってないんですよこれwww
ダサい刑事を演じるということで、その役に合わせた背広が配置されていて、本当に素晴らしいー!!!!
背広が演技してたよ!!笑
あと、岡田くんは劇中ではすっごく猫背で、頼りない感じも出ていて本当に良かったです。
あとは澱んだ目www
もう最高ですね!!!
同じくV6の森田剛さんも、昨年「ヒメアノール」でどうしようもない悪役を演じてましたけども、、、
岡田准一さんの目もすごかったですよ。本当に未来がなさそうでwww
はい、セリフに頼らず肉体で演技をした素晴らしい俳優として、岡田准一さんの演技が目に焼き付いて離れませんでした。。。
ここで、とある新聞の記事をご紹介します。
はい、なんと高倉健さんの魂を岡田准一さんに託そうという、意気込みがあったとの記事です。。。
高倉健さんといえば、誰もが知る名俳優として有名ですけども、、、、
高倉健さんの演技メソッドを語る上で、ご本人の名言が残されています。
「肉体は俳優の言語」
はい、今やセリフだけで片付けようとする日本映画が多い中、高倉健さんの演技メソッドを取り入れ、見事に演じて見せた岡田准一さんに敬礼したい気持ちでございます!!!
というかアナタ、本当にアイドルだったっけ!?
とツッコミたくなるような、本当に素晴らしい演技でございましたーーー。
あんな演技できる人、まずいないっすよw
[ツッコミどころがあって爆笑]
はい、ここからはおまけです笑
今回、濃厚な人間ドラマだったんですけども、ところどころ笑えるポイントがあって本当におもしろかったですwww
ツッコミどころが多すぎて本当に笑ったwwwwww
はい、今回はそんなツッコミどころを公開したいと思います!!
[度を越した雑なCGがGood!]
岡田准一さんと長澤まさみさんが屋上で会話するシーン。
北陸地方のため、高い山がそびえる市街地でのシーンだったのですが、、、、
背景の山がもろにCGで合成しているとしか思えず、そのCG合成があまりにも雑でめっちゃくちゃ笑うwwww
長澤まさみさんと山が全然合ってないんですよwwww
おまけに、背景の街も全く動かないしwww
これ、おそらくグリーンバックではなくて、背景だけ写真かなんかに固定して合成してると思うんですけど、、、、
すっごく合成が雑で、すっごく笑いますwww
あ、これ合成じゃんwwww
いや、むしろ表現主義だよwwwwww
今時ないですからねー、こんなの笑 見所ですよー!!!!
[田舎でラーメン980円はおかしい]
はい、一番笑ったポイントはですねー。。。。
ラーメンの価格ですwwww
状況を説明しますと、岡田准一さんと柄本佑さんが地方の大衆ラーメン屋でラーメンを食べてるんですけども、、、、、
どう考えても大衆ラーメン屋で、言っちゃ悪いけどあまりこだわりのないラーメン屋っぽいんですよ。
窓に値札張ってるいかにも昭和のラーメン屋って感じで、ワンコインで食えそうな雰囲気たっぷり出てるんですよw
イメージはこんな感じね。いかにも大衆って感じのラーメン屋
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で、岡田准一くんが食べてるのは、おそらく普通のラーメンなんですよ。チャーシュー増してないんじゃないかなぁ、、あれ。
で、補足すると、仕事中だからビールを飲んでるわけでもないし、餃子とか頼んでないんですよ。絶対に普通のラーメンだけ頼んでるんですよ!!
で、食べ終わってお会計する時に、岡田くんは千円を出すんですよ!
もう一度言いますよ、岡田くんは普通のラーメンを食べた対価として千円を払ったんですよ!
で、その時店員はいくらお釣り出したと思います?
たった20円ですよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぉぉぉぉぉ!!!
あああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!
はい、計算してみましょう!!!!
普通のラーメンの価格をXとして、方程式作ってみてくださいよ!!
1000-X=20ですね!
はい、計算すると、、、
X=980
つまりラーメンの価格は980円だったんですよ!!!
地方の大衆ラーメン屋が980円んーーーーーー!!!!!!
あああああああああ!!!!!!!
高けぇぇ!!!!!!!
高ケェェェェ!!!!!!!!!
はい、どう考えても製作陣の金銭感覚がおかしいですよww ATMの使い方を知らない国会議員みたいなもんですよwww
地方の大衆ラーメン屋で普通のラーメン屋が980円っていう価格設定は強気すぎる!!!岡田准一騙されてるよwww
おい、岡田准一! 食べ○グ使えよ!!!!!!!!!!
で、もっと許せないポイントがあるんですけど、、、
超強気な価格設定をしているラーメンに対して、、岡田准一はメンマ残してるんですよ! 劇中でもメンマが嫌いって設定になってるからなんですけど。
おいおい!!!! 無駄に高いラーメン食べてるのに、メンマ残すんじゃねぇよ!!!!!!!!
ラーメン屋によっては、おつまみメンマとか200円くらいするんだぞっwwwww
メンマって貴重だよ?
はい、というわけで、こんなどうでもいいこと気にしてるのはおそらく私だけだと思いますけど、ツッコミどころ満載のラーメンシーンでした。
いやぁ、ここは名シーンだったね!!!!
もっと深い考察をすると、食べ○グを使わずコスパの高い店を探せなかった、冷静な状況判断が出来なかった=刑事の仕事が全く出来ない岡田准一を、このラーメンの価格で演出していたのではないでしょうか?
そんなワケあるかwwww
以上でっす!!!!!
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