はい、こんにちは!!
Machinakaです!!!!
ゴールデンウィーク中に批評する映画はこちら
「ノー・エスケープ 自由への国境」
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はい、原題は「Desierto」で、意味は「荒地」らしいです。
ただこの映画は単なる荒地じゃないですよ!
メキシコとアメリカの国境の荒野を舞台にしているのです。
メキシコとアメリカの国境といえば、トランプ大統領が国境に壁を作ろうとしていますよね。
本当に壁を作るかはどうかとして、以前よりもセキュリティーが厳しくなる事は確かです。
本作は、そんなキワドイ時期に公開された映画なのですが、、、、
トランプ大統領による壁建設が実行される前に撮れた、アメリカ〜メキシコ間の国境のリアルを描いた社会派映画なのだっ!!!!!
と、思っていたんですけど、、、、
全然違う映画でしたww
はい、詳しいことは後で書きますーーーー
それでは、「ノー・エスケープ 自由の国境」批評行ってみよーーーーー!!!!!!!
[あらすじ]
「ゼロ・グラビティ」で父アルフォンソ・キュアロンと共同脚本を手掛けた息子ホナス・キュアロンがメガホンをとり、アメリカへの不法入国を試みるメキシコ移民たちが謎の襲撃者に狙われ極限状態に追い込まれる姿を描いたサバイバルスリラー。メキシコとアメリカの間に広がる砂漠の国境地帯を、モイセスら15人の不法移民たちが越えようとしていた。そこへ突如として銃弾が撃ち込まれ、仲間の1人が犠牲になってしまう。摂氏50度という過酷な状況の中、水分も武器も通信手段も持たない彼らは、生き残りをかけて壮絶な逃走劇を繰り広げる。「バベル」のガエル・ガルシア・ベルナルが主演を務め、テレビドラマ「ウォーキング・デッド」のジェフリー・ディーン・モーガンが共演。
はい、あのゼログラビティの脚本家の息子が監督で、メキシコとアメリカの国境地帯で、主演は「バベル」の主役の人、、、、
どんだけメキシコづくしだよ!!!!!!
はい、「ゼログラビティ」って、あのエマニュエル・ルベツキさんが撮影監督をした映画ですよね。
エマニュエル・ルベツキさんとは、アカデミー賞を2年連続で受賞しているメキシコ人監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥとよくタッグを組む人で、二人ともメキシコ人。
最近のアカデミー賞はこの二人のメキシコ映画人が席巻していますからね! 特にアカデミー監督賞、撮影賞に注目してみてみると、彼らの名前が上がること間違いなしですから、、、、
なんでかって? とにかく映像が凄いからだよ!!!!!!
そして主演はガエル・ガルシア・ベルナルさん メキシコ人
http://eiga.com/person/25588/gallery/0409484/
はい、この人はバベルで活躍した人ですね!!
皆さん、バベルって覚えてらっしゃいますかね?
はい、若き菊地凛子ちゃんが歌舞伎町でブルセラするって映画でしたね!
いや、そこが本質の話じゃないですねw
タイトルの「バベル」に代表されるように、言語が異なる国の人々が、とあることをキッカケに集まって何かする、、、、すいません何かするってこと以外覚えてないの笑
実はこの作品も、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが撮ってるんですねー。
どんだけ関わりが深いんだって!!
はい、まとめるとですね、、、著名なメキシコの映画人が結集して、国境を描いた映画だってことです!!!
うん、何度考えても、やっぱり真面目な社会派作品って感じますね、、、、、
私も見る前は、結構ヘビーなモチベーションで見てたんですけどね、、、、
はい、そろそろ映画の感想行きますか!!
それでは映画の感想でっす!!!!!!
[映画の感想]
真面目な社会派作品だと思ったら、、、、
全然違う!! なにこのエンタメwwww
アメリカーメキシコ国境を舞台にした、リアル「逃走中」(殺人あり)ゲームじゃねぇかwwww
なんだこれ、メッチャ遊び心あるじゃん笑 ってか遊び心しかねぇよ!!!!!!
「アメリカンスナイパー」ばりに優秀なクレイジースナイパーのアメリカおじさん+ワンチャンと、ご都合主義かと思うくらいタフガイなメキシコ青年との一騎打ち!!!
これが本当に面白い!!!
面白すぎる!!!!
映画を観る前は社会派ドラマだと緊張していたのに
映画を観た後は爆笑の嵐! でも笑ってる人は俺と俺の近くに座ったおじさんしかいなかったけどwww
まさに「緊張と緩和」!!!!
真面目に見ちゃダメだよ! これはエンタメですよ!!!!
と思えばご都合主義の設定にも納得がいくはず、、、です笑
楽しんでください(‐^▽^‐)!!
トランプの壁建設前に撮ってしまった、不謹慎ながらも珠玉の逃走エンタメでございます!!!!
上映直後のツイッターはこちら
Blog_Machinaka@Blog_Machinakaシネマート新宿にて「ノーエスケープ」鑑賞。トランプ大統領になりメキシコ壁問題が取り上げられる中、真面目な作品だと思っていたが、、 全然違う! アメリカのクレイジースナイパー+ワンちゃんと、メキシコのタフガイ青年が国境線でリアル「逃走中」を繰り広げる極上エンターテイメントだったよ!
2017年05月05日 18:59
[社会派作品じゃなかった、、、、]
そもそも、なんで私が社会派作品だと騙されてしまったのか、いや勘違いしてしまったのか、、、
答えは明確です、日本の予告です!!!
もう一度日本の予告を見てみましょう。
ほら、冒頭にトランプの発言がコピペされていてるでしょう?
こんなの見たら、誰でも真面目な社会派作品だと思うだろうが\(*`∧´)/!!!!!!
もう、、、またしても予告編に騙されましたwww
ま、面白かったからいいんですけど笑
一方アメリカの予告を見てみましょう。
はい、もうねー。エンタメ感満載だよねwww
トランプの「ト」の字も出てこないよっっっw
ということで、日本の予告が社会派作品だと思わせるようにしただけで、決して俺が勘違いしたわけじゃない!!!
俺のせいではない!!!笑
よくよく調べてみると、こちらの映画は2015年に初公開された映画なんですよねー。
http://www.imdb.com/title/tt3147312/
2015年だから、トランプがまだ共和党候補にすらなってない時期じゃないの?
ましてやトランプが本当に大統領になるなんて、誰も思わなかった時期じゃないの?
だから、もともと制作者も、トランプなんて知らずに作ってたと思うのですよ笑
ただ、日本は公開時期が遅れたので、たまたまメキシコの壁建設問題と被ってしまっただけなのです!!
ただの偶然なの!笑
まぁ、配給側もすごい考えたと思いますよ、、、、
日本で認知度のある俳優や監督じゃなくて、あくまでも映画の実力だけで客を集めないといけないですからね、、、、
多分普通にやっちゃ興行失敗しますよww
そんな時にトランプのメキシコ建設問題があった、、、、
「これだ!!!!」
そう思って公開にこぎつけたのではないですかね、いや妄想ですけど、、、、
はい、ということですっかり騙されてしまったとww
まぁいいんですよ、面白ければ万事OKです!!!
[エンタメ作品として観ると◎ 社会派作品として観ると、、、]
はい、こちらの映画ですが、私はすごく楽しめたのですけど、あまり評判が良くないですwww
アメリカの大手映画批評サイト「Rotten tomatoes」では、、、、
批評家評価が60%、観客評価が48%です。
ポップコーンが傾いてるよwwww
https://www.rottentomatoes.com/m/desierto_2016/
はい、それでは批評家たちのコメントを見てみましょう。
否定派の方は、、、
「人物描写が深く描けてない」
「社会問題に関する言及が欠けている」
etc...
まぁ、皆さんと私と同じく勘違いしちゃったんですよね笑
https://www.rottentomatoes.com/m/desierto_2016/
だって、架空の世界ならまだしも、実在するメキシコ国境の話ですからねー。
メキシコ人の製作陣からしたら、エンタメ要素たっぷりのサバイバル映画を撮るなら、国境が一番リアルで知識もあったんでしょう。
製作陣の中に、国境を超えたことがある、もしくは越えた知人がいるってことは、容易に想像つきますからねー。。
批評家の皆さんと同じく、
メキシコ人映画人たちが結集した、メキシコ人の視点から国境問題を捉えた映画だってことです!!
と、思うのが普通ですwww
国境を渡るのが苦しいメキシコサイドからしたら、ずっしり重い作品になるんだ、、と考えるのが普通ですwww
と、思ってたんですけどねぇ、、、笑
まぁ、個人的には楽しめた作品なんだし、嫌いじゃないですよ!!
[絵に描いたようなトランプ支持派に笑え]
はい、エンタメ要素たっぷりの楽しい映画! ということは分かったけど、具体的にどう楽しんだらいいかわからない!! というアナタに!!
楽しみ方を教えますw こういう視点で見ると面白いってポイントをお教えします!!!!
はい、個人的にはですね、、、
アメリカ側の、イカれスナイパーオヤジとワンちゃんに注目するとすっごく面白いです!!!!
こちらの映画は、メキシコの移民たちをアメリカ人が迎え撃つって話なんですけど、、
迎え撃つのはこのアメリカ人、テンガロンハットを被って、スカーフをして、まさに西部劇の主人公って感じの人なんですね。
どっからどう見ても超保守で、移民反対してーます、みたいな、、、、
絵に描いたようなトランプ支持派だよねwwww
はい、彼は警察ではなく、あくまで自主的に国境警備隊をしているに過ぎません。
お金は一切出てません。
ボランティアですwwww
はい、そんなボランティア精神旺盛の彼は、ワンちゃんとライフルを片手に、国境を警備し、、、、
移民を見つけ次第、無条件で撃つという鬼畜の所業を行っているサイコパス野郎なんですよw ワンちゃんいい迷惑wwww
彼の具体的な人物描写はほとんど描かれないんですよね。彼がなぜ国境警備ボランティアをするようになったのかが全く分からない。
ただ、「昔はこの場所が好きだった、、、」
としか説明がないw そんなもんだから、どう考えても彼はただの快楽殺人者にしか見えないの!!!
一方のメキシコ人側は「結婚相手がいる」や「息子に会いに行く」という真っ当な理由のある人たちばかり、、、、
普通に渡航すればいいじゃんか! と思う人もいるかもしれませんが、ビザが通らない人だっていっぱいいるんですよ! 犯罪歴があるとか、お金がないとか、、、、
そんな可哀想なメキシコ人たちを、アメリカのオヤジは許さない!!!
徹底的に殺す! 殺す!!
そりゃアメリカ側の批評も低くなるはずだわww
過去に囚われたおじさんとワンちゃんが襲ってくるスリラーって、、、、
これドントブリーズやないか!!!!笑
以前にドントブリーズの批評を書いた時と、全く同じ印象がありますよ。。。
あの時のワンちゃんも怖かったなぁ、、、、
はい、ということで、設定自体が既にあのホラーエンタメ映画「ドントブリーズ」と一緒ということで、もう笑うしかないよww
だって、不法移民の奴らってことを大義名分にして、殺戮を繰り返しるわけですからね、、、、
正論を振りかざす奴の完成系だよねwww
もうこの設定に笑うしかないよww
だって当たり前かのように、犬を使ってメキシコ人の首を噛ませて殺しますからね、、、
狂ってるとしか思えないwwww
[ご都合主義の異常なフィジカルに笑え]
はい、そして最も笑えるポイントはキャラクターのフィジカルの強さが異常ってことですwww
主人公のメキシコ人は、どこにでもいる普通のメキシコ人の兄ちゃんって感じがするんですけども、、、
まるでロボットのようにスタミナが無尽蔵で、異常なフィジカルなんですよwwww
水を飲まなくても無限に走れるし、絶対に銃と獣(じゅう)を回避できるし、、、、、
現実にはありえないだろお前www
しかも、そんなメキシコ人青年の過去の経歴とかは全く説明されないんですよw
ただ、「前にも越境したことがある」っていう説明程度で
だから、彼がなぜあんなスタミナがあるのか全くわからないwwwww
おかしい、どう考えてもおかしいwwww
観客もおかしいだろって思い始めた時に、アメリカのイカれオヤジが衝撃の一言を発するんですよww
「お前疲れないのかよっ」
ここで私、大爆笑wwwwwww
まさかのセルフツッコミをやってくれたんですよ!!!
殺人者側のアメリカオヤジが、まさかのツッコミwwww
そうだよ、よく言ってくれたよ!!!!
なんでお前疲れないんだってwww
みんな言いたかったけど言えなかったんですよ、、、、
よく言ってくれたwwww
まぁ、笑ってる人は私しかいなかったんですけどね笑
でも、これは笑って当然じゃないですか!!?
だって追い詰めてる側の殺人鬼が「お前スゲェなぁ、、、、」
って言うんだもんww
これには爆笑でしたねー。。。。
はい、ということで、社会派作品だと勝手に勘違いした私が悪かったw
面白いですよ、是非ともご鑑賞ください!!!
オススメです!!!!
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