こんばんは! Machinakaです!!

 

 

今回批評する映画はこちら!!

 

 

 

「グレートウォール」

 

 

 

 

 

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はい、ついにやってまいりました!!!

 

万里の長城の秘密が、ついにこの映画で明らかになっております。

映画は娯楽だ、遊びだ、、、、と言ってる方、何を言ってるんですか!?

 

映画が新しい学術的知見を生み出すことだってあるんですよ!!!

 

 

全人類の皆さん! 

 

この映画で万里の長城の秘密がついに明らかになります!!!!!!

 

 

ほら、ポスターにも明記されてますね!

 

 

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もともとは秦の始皇帝が造ったとされる万里の長城。敵国から襲撃されるのを未然に防ぐために、防衛の目的で作られたとされる万里の長城。。。

 

 

違う!違うんです!!!! 万里の長城を作った理由は、他にあったのです!!!

 

史実とは異なる、全く新しい解釈がこの映画で生まれたのです!!!

 

 

歴史学者はもちろんのこと、より多くの皆さんに万里の長城の真の秘密を知っていただきたい、そう思ってブログを書いてます。

 

 

 

 

 

絶対に見逃すな! 

万里の長城の秘密が明らかになるぞ!!! 

 

観たアナタは歴史の目撃者になるのだ!!!

 

 

 

 

 

 

なんてね笑

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで、

 

「グレートウォール」批評、いってみよー!!!

 

 

 

 

[あらすじ]

 

「HERO」「LOVERS」などの武侠映画から「初恋のきた道」「単騎、千里を走る。」といったヒューマンドラマまで幅広い作品を手がけ、2008年の北京オリンピックで開幕式の演出も担当した中国を代表する巨匠チャン・イーモウが、「ジェイソン・ボーン」シリーズで知られるハリウッドスターのマット・デイモンを主演に迎え、万里の長城を舞台に繰り広げられる壮絶な戦いを描いた中国・アメリカ合作のアクション大作。金と名声のためだけに強大な武器を求めて世界を旅し、万里の長城へとたどり着いた、デイモン扮する傭兵ウィリアムが、60年に一度現れる圧倒的な敵を前に団結して戦う仲間と出会い、その中で戦う理由を見出していく。長城を守る司令官役でジン・ティエン、長城に潜む謎めいた男でウィレム・デフォーらが共演。

http://eiga.com/movie/86079/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[監督とキャスト]

 

監督は中国の巨匠、チャン・イーモウさん

 

 

 

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2002年の[HERO]で真の始皇帝の暗殺を企てる5人の刺客を描き、興行的に大ヒット、アカデミー賞にもノミネートされました!

 

 

 

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また、87年の「紅いコーリャン」でベルリン金熊賞、92年の「秋菊の物語」でベネチア映画祭で金獅子賞、94年の「活きる」でカンヌ映画賞グランプリと、世界の三大映画祭を取っている監督です!!

 

三大映画祭を取っている監督は少なく、例えば「マグノリア」のポール・トーマス・アンダーソン、略してPTAさんなど、天才しか取れないとも言われてます!

 

 

 

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そんな中国の巨匠が作った最新作は、万里の長城を主題にした歴史超大作、、、、

さぞかしあっと驚く映画になっていることでしょう。

 

 

 

 

そして主演を張るのはマット・デイモン!!

 

 

 

 

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ザ・ハリウッドセレブ!!

 

ハーバード大学に在学中に戯曲を書き、それが脚本となり、1998年「グッドウィルハンティング」として映画化!

映画初主演にして初脚本、そしてアカデミー賞で脚本賞に輝くという異色の経歴を持つゴールデンルーキー、それがマットデイモンのデビューでございます!!!

 

 

 

 

こんな天才いないよwww

 

同じくハーバード大在学中に映画監督としてデビューした、「ララランド」のデミアン・チャゼルも、制作側に徹して俳優として活動してないのに、、、

 

俳優、脚本家、そして今ではプロデューサーとして活躍している超天才、マットデイモンでございます!!!

 

 

そんな超天才の彼が中国の歴史大作に出る、そして万里の長城の秘密を暴く、、、なんとインテリな映画でございましょう!!!!

 

 

素晴らしい! いやあ、、映画って勉強になるもんですね、高いお金を払って歴史の勉強をするなんて、俺もインテリな生活送ってるなぁ、、、笑

 

 

 

はい、ということで前置きは以上!!

 

 

巨匠チャン・イーモウと天才マット・デイモンによる歴史大作。

万里の長城の秘密はいかにして明らかになるのか!!

 

 

 

それでは映画の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

 

[映画の感想]

 

 

 

 

万里の長城の秘密が明らかになった瞬間、私は我を失った。

 

そして、爆笑したwwwww

 

 

中世の中国に、なぜか白人のマット・デイモンが登場!! 

そして、何故か中国人も英語が喋れるというトンデモ設定www

 

ヒロインの中国人が英語を喋った瞬間、会場は大爆笑wwww

あら、皆さん分かってらっしゃるw

 

この時代に、英語が喋れる中国人なんていないし白人が中国にいるわけねえだろwww

 

 

そう、これはおバカ映画なんだよwwwww

 

 

万里の長城とZ級モンスター映画がBoy Meets Girl ♡

 

 

万里の長城をここまで馬鹿にした映画はないよwww

 

 

歴史大作だと勘違いして観に来た方。

 

残念でした! これはおバカ映画だぴょーーーんヾ(@°▽°@)ノ

 

 

 

俺はカラクリを知ってたから、最初からおバカ映画だと思って観に来たよ笑

 

 

大金をはたいて、多くの俳優とスタッフを投じて作った歴史超大作「風」のおバカ映画だっ!!!!!

 

しかめっ面のマット・デイモンが真面目に演じてるから、余計に笑っちまうってのw

 

 

ちなみに、こちらが鑑賞してすぐの私のツイート

 

 

皆さん、薄々気づいてるとは思いますが、こちらはおバカ映画です。万里の長城の秘密ですが、そんなのどうでもいいです笑

 

 

 

[アカデミー賞でも話題に!?]

 

はい、こちらの映画ですが、実は日本公開前から臭いウワサは聞いておりました。

 

なぜなら、アカデミー賞で非常に話題になっていたからですw

 

 

実はこの映画、アメリカでは大コケしてしまい、何と7500万ドルの赤字を出した駄作映画として、馬鹿にされる映画だったのですww

 

 

 

特にアカデミー賞において、司会者のジミー・キンメルがマット・デイモンを指差して、「アカデミー賞にノミネートされたマンチェスターバイザシーの主演を親友の弟に譲って、グレートウォールに主演して大赤字を出しているってどういうことだよ!」とイジられたのですwww

 

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実はマット・デイモンさんとジミー・キンメルさんは仲が良く、常にケンカ腰の姿勢なのです笑

 

 

映画をバカにするのは個人の自由だし好きに解釈していいと思うけど、興行収入だけは事実だからねw

 

 

そして、内容的にも相当ひどかったらしく、アメリカ大手評価サイト「Rotten tomatoes」でも最低評価を食らっており、もはや擁護のしようがない駄作映画認定をされましたww

 

 

https://www.rottentomatoes.com/m/the_great_wall_2017/

 

 

うん、もうダメだね笑

 

そんなわけで、私は映画を観る前から「バカ映画を見に行こう」という気持ちでいましたので、騙された!なんて怒ってませんよw

 

 

むしろ、この映画を本気で真面目な映画として見に行くインテリぶった人はいたのか?

 

いるわけないよねー、インテリな人だったら、万里の長城ができた時代にヨーロッパ系の白人がいる時点で「歴史考証メチャクチャだろw」って苦笑いしてるもの笑

 

はい、宣伝だといかにも歴史大作かのように描かれてましたけど、そんなわけないよ!!!笑

 

 

公式サイトを見ても、内容は「ニュース」と「予告映像」のみ

 

いいですか!? こんな手抜きの公式サイトなかなかないですよ笑

 

 

 

 

 

 

 

だからね、真面目に見るな、馬鹿になれ! と言いたいですね笑

 

 

 

 

 

[ツッコミどころ満載の愛嬌ある映画]

 
 
 
この映画、そもそもの設定がお馬鹿なんですねw
 
 
万里の長城を建設した理由は、モンスターの侵攻を食い止めるために作ったのである。なんて大人が信じるわけねえだろwww
 
てかモンスターって何だよww  
 
一応映画では「饕餮(とうてつ)」って呼ばれてましたけどね、そんなのどうでもいいよw
 
その饕餮ってキャラクターなんですが、可愛らしさ一切なしのキモいモンスターで、あまりにもキモくて一周回って可愛いという逆説的な愛嬌を振りまいておりましたw
 
こんなモンスターが数万数十万とおり、万里の長城へ侵攻してくるのです!!
 
 
 
万里の長城、という世界遺産で真面目な建造物に、モンスターが侵攻してくる、、、
もうこの設定だけでも馬鹿じゃんw 真面目に作らずに、お馬鹿な映画に徹するという強い意志が伺えました笑
 
もうねー、ツッコミどころが満載なんですよw
 
 
前にもお伝えした通り、中世の中国に白人がいることも不思議だし、英語を完璧に話せる中国人なんて、いるわけないからwww
 
そんなご都合主義の言語世界なのに、演じてるキャラクター達はいたって真面目だからね笑
 
笑いたくなくても、笑ってしまうんですよねー。
 
 
個人的にツボだったのは、異常に可愛いリン隊長。
 
 
 
 
 
 
 
この人が英語を喋った瞬間、会場は大爆笑でしたww
だって中世の中国なのに非常に綺麗な英語を喋るんだもの笑
そして、英語が喋れる理由が明らかになるまで結構時間が掛かるため、観客は「ご都合主義だなぁー」と思いながら見るしかないww
 
他のツッコミどころとしては、リン隊長の上司が饕餮を生贄にするために饕餮と戦うのですが、まさかの不意打ちを食らい負傷してしまうんですよね。
ただ、映像を見るとどう考えても不意打ちとは思えなくて、それにあっさりやられてしまうという不甲斐なさに爆笑してしまいますw
 
リン隊長の上司は、「不意打ちを食らった、想定外だ、、、」みたいなセリフを吐くんですが、いやいや、足音とかで分かるだろ!ってか他の兵士が気づけよww
みたいなツッコミどころ満載の戦闘シーンを演じてるんですよね笑
 
そんなアホアホな戦闘シーンだったのに、リン隊長は大粒の涙で上司を介抱するものだから、もう付き合ってられんわ!!! と呆れながら、一周回って爆笑できるというwww
 
 
 

[アクションシーンは見もの!]

 
 
とはいえ、VFXを駆使したアクションシーンは素晴らしく、お金使ってるなぁ〜と感じました。
もうね、これ見よがしに大量の饕餮を出して、ブラピの「ワールドウォーZ」にオマージュを捧げているんですから笑
 
 
しかも、ワールドウォーZと同じくモンスターは壁によじ登るから、ほぼほぼパクリと言っても差し支えないww いや、それは言い過ぎかな笑
 
 
 
一方の人間は、禁軍なるチームを率いて、饕餮と戦うのですが。。。
 
 
 
 
無駄にカラフルなんですよね笑
 
 
 
兵の役割ごとに色が分けられていて、赤なら弓兵、銀なら歩兵と、鮮やかな色なのです。
ただ、こんな鮮やかな色をしていたらモンスターに即バレするんじゃないか、とドキドキハラハラするのは私だけでしょうか笑
 
特にですね、青い色の鎧を身につけている、コスプレ感満載の兵団。
 
 
 

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この兵団は女子しか入れず、女子会ならぬ女子兵が活躍するんですよねwww
 
そして、そんな女子兵はどんな役割をするのかというと、バンジージャンプのように壁から落ちて、地上にいるモンスターたちを倒すという、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」を体現したかのようなアクションシーンを繰り広げるのです!!!
 
ただ、この戦い方が極めて非効率的で、モンスターたちに軌道を読まれて地面に到着した瞬間にフルボッコに遭うんですよねwww
あんだけカッコイイ戦闘シーンを見せてくれるのに、すっごく弱いっていうww 
ツッコミどころ満載だよw
 
 
清水の舞台からではなく、万里の長城から飛び降りる気持ちで戦わないと、とてもやってられない女子バンジージャンプ部ww
 
もうね、ツッコミどころ満載ですからww
 
 
 
はい、まとめるとですねー。この映画はツッコミどころ満載で、お世辞にもクオリティが高いとは言えないんですが、その分愛嬌があるんですよね笑
 
その愛嬌が隙間となり、観客にとってはああだこうだツッコミを入れて隙間を補完して、初めて作品が完成するという観客参加型の映画としては大変良い出来になっておりました!
 
だから、この映画を真面目にムスッと見てるだけでは作品は完成しないのです!
ってか真面目に見てもしょうがないよwww
 
 
ということで、大変楽しめる映画でした! オススメです!!!